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あれ…タイヤ交換ってわりと簡単? 初めてのタイヤ交換・装着編|4つの手順を徹底解説【初心者】

MōTA / 2021年4月24日 14時50分

タイヤ交換のイメージ

車のメンテナンスの中でも比較的メジャーなタイヤ交換。 「愛車のタイヤ交換を自分でやってみたいけど、やり方が分からない」という方も多いのではないでしょうか。 当記事ではそんなDIY初心者のために、まずはタイヤ交換の方法をおさらいしてみたいと思います。

タイヤ交換のイメージ

わりと簡単? タイヤ交換初心者へ伝えたい4つの手順

をお伝えしましたが、今回はいよいよタイヤの装着編となります。

といってもそれまで付いていたタイヤホイールをもう一度装着する、というのはタイヤ交換ではなかなかないケース。

多くの場合はからサマータイヤへの交換といったものや、ドレスアップを求めて異なるタイヤホイールセットに交換するというケースが一般的でしょう。

タイヤ交換の前に! 事前にチェックすべき2つの注意点

そこで注意したいのが、そのタイヤとホイールが装着しようとしている車両に適合しているかどうかです。

注意点その1:タイヤ&ホイールを流用する場合は必ず適合するサイズがチェックしよう

※イメージ画像

タイヤやホイールのサイズの見方に関しては改めて別の機会に解説させていただきますが、正しいサイズのものをチョイスしないとそもそも装着することができなかったり、装着できたとしても走行中にタイヤがボディと接触する、スピードメーターの値が狂うといった弊害が出てきてしまいます。

そのため、過去に所有していたタイヤホイールセットを新しい車両に流用するなどのケースでは充分に注意が必要と言えるでしょう。

注意点その2:ホイールナットの種類は主に3つ!

そしてもうひとつ注意したいのが、ホイールを車体に装着するときに使用するナットの種類です。

※イメージ画像

それまでのホイールを留めていたナットを使えば問題ないように思えますが、実はホイール側の受けの部分(座面)が異なる場合があり、ここが異なる規格のナットを使用してしまうとホイールを確実に固定することができなくなってしまうのです。

なお、ナットの座面には、最も多くの車両で使用されている「60度テーパー座」と、トヨタや一部の日産のアルミホイールなどで使用されている「平面座」、ホンダのアルミホイールに多く採用されている「球面座」の3種類が主に使用されています。

また、車種やメーカーによってナットのネジピッチ(ネジの溝の間隔)やナット径が異なる場合もありますので、自分の車種に手持ちのホイールが使えるかどうか不安な人は、一度タイヤショップなどのプロに見てもらって判断してもらってから作業に取り掛かる方が確実です。

タイヤ交換(装着)手順 その1:タイヤ&ホイールを装着したらすぐにナットの仮装着を

と、前置きが長くなりましたが、ここからはタイヤの装着を実践していきましょう。

まずはタイヤホイールを車両のボルトに合わせて装着します。

このとき、せっかく合わせて装着してもズレて外れてしまうことがあるので、装着したらすかさずナットを軽く装着しておくとその後の作業がスムーズに行きます。

脱落しないようにナットを軽く装着したら、今度はタイヤホイールをもってボルトの中心に来るように微調整します。

通常、作業性を考えてホイールボルトよりもホイールのナット穴の方が大きくなっていることがほとんどなので、適正な位置に合わせる必要があるというワケです。

タイヤ交換(装着)手順 その2:いきなり工具でナットを締めるのはNG

ある程度センターが合ったら次はナットを締めこんでいくのですが、この際は最初から工具を使って締めることはせず、ある程度の位置まで自身の指を使って締めていくようにしましょう。

こうすることで、ナットとボルトの間に異物が噛みこんでいたり、ナットを斜めに装着していた場合は抵抗がふえるため、異常があった際は早めに気づくことができるのです。

タイヤ交換(装着)手順 その3:ジャッキを下ろす際は車体下に物がないか要注意

すべてのナットがスムーズに装着できたら、された状態で締められるだけナットを締めたのち、ジャッキを下ろします。

車載ジャッキは、上げたときと逆回転方向に回すことで下がっていくので、焦らず確実に下ろします。

このとき、写真の様に脱落した時のために車体下に入れ込んだそれまで装着していたタイヤホイールを取り出すことを忘れずに…。

タイヤ交換(装着)手順 その4:最後のナット締めは対角線上に締める! 適当な順番で締めないよう注意しよう

タイヤが完全に着地したら、最後にナットの本締めを行います。

ナットを締める順番は基本的には対角線上に占めていくのが基本で、4本のナットで留まっている車両であれば×のような順番で、5本のナットで留まっている車両であれば☆印を書くときのような順番で締めこんでいきます。

このとき、ナットが外れることを恐れてホイールレンチに全体重をかけたり、上に乗ったりして締め上げる人もいますが、過度な締め付けは逆にボルトを破断させる恐れもあるためNGです。

ベストはどのくらいの力で締めたかを確認することができるを使用することですが、保有していない人の方が多いハズ。

写真中央の銀色の工具がトルクレンチ

そんなときは、ホイールレンチに体重をかけずに手の力だけでグイっとする程度でOK。

ただ、これは一般的な成人男性の力を想定したものとなりますので、できればトルクレンチを購入してチェックするか、最寄りのガソリンスタンドなどで最終チェックをしてもらうとベストでしょう。

ということで、今回はタイヤホイール交換の手順をお伝えしながら、通常の夏タイヤからオフロードタイヤへ交換してみました。

「作業」という感覚の強いタイヤ交換ではありますが、このように愛車の見ためを変更するドレスアップ効果もありますから、億劫と思わずにぜひチャレンジしていただけると愛車への愛着もさらにアップすること間違いなしですよ!

[筆者:小鮒 康一]

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