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【予算200万円のSUV選び】トヨタ ライズとスズキ クロスビーをガチ比較! 燃費はほぼ互角ながら街乗りならクロスビー

MōTA / 2021年4月21日 19時0分

トヨタ ライズ&スズキ クロスビー

今度クルマ買うならカッコいいSUVを! と思っている人も少なくないハズ。だがSUVとひとくちに言っても、トヨタ ハリアーなど400万円台と高額なモノも多く、躊躇してしまうのもムリはない。そこで今回は、予算200万円ちょっとで手に入るトヨタ ライズとスズキ クロスビーをご紹介! オススメグレードからランニングコストまで、2台のコンパクトSUVを徹底比較する! 今まさにクルマ選びで頭を抱えているあなた、必見ですよ。

トヨタ ライズ&スズキ クロスビー

ちょうどいいサイズが嬉しい! 200万円ちょっとで買えるSUV対決

ファミリーで便利に使えて、コンパクトで運転しやすくて、アウトドアレジャーにもガンガンいけちゃうSUVを探している皆さん! それなら、なんと予算200万円ちょっとで買える、人気コンパクトSUVがトヨタ ライズとスズキ クロスビーです。

今回はそのガチライバル同士を、購入後のランニングコスト予想まで含めて徹底比較します。

ライズの買いグレードは最上級のZ! ポイントは充実の運転支援システム

最上級のZグレードのみシーケンシャルウィンカー(流れるウィンカー)が備わる。そもそも他のグレードとライトデザインも異なるなど、一見違いはなさそうだが細かな部分で差別化を図っているのだ

発売と同時に大ヒット、今いちばん売れてるSUVとなっているトヨタ ライズのイチオシグレードは、トップグレードのZ(206万円)。

ライトまわりがすべてLEDになるのはこのグレードだけだし、全車速追従機能付きアダプティブクルーズコントロール(以下ACC)を始めとする先進の運転支援技術がフルでつくのも、このグレードだけ。ロングドライブをする人にも嬉しいですね。

グレード選びに注意! ACCの有無と快適装備に違いアリ

写真は中級グレードのGで、先のZとはヘッドライトが異なる。そしてフォグランプや切削アルミホイールもオプションとなる

他のグレードの特徴も見てみると、16万5000円ダウンとなるGグレード(189万5000円)でも、オートエアコンやフロンドドアのスーパーUVカット・IRカットガラスなどは装備される。

さらに31万5000円ダウンとなるX"S"グレード(174万5000円)になると、マニュアルエアコンや通常のUVカットガラスになり、収納もセンターコンソールサイドポケットなどが省かれてしまう。そしてZグレードに装備される全車速追従機能付きACCはGにはオプション設定、ベースグレードはオプションですら選べない仕様となっているのでご注意を!

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先進装備は全グレード標準! スズキ クロスビーを買うなら充実のハイブリッド MZ

大人気軽自動車のハスラーの普通車版というイメージのクロスビー。じつはベースモデルはプチバンのソリオのため、SUVでありながら車内は超広々! 後席の快適性はピカイチなのだった

対してポップなカラーやフレンドリーなデザインが目を惹くスズキ クロスビーは、マイルドハイブリッドを搭載しています。

イチオシグレードは、トップグレードとなるHYBRID MZ(206万2500円)。

こちらもライトまわりがすべてLEDになるのはこのグレードのみで、全車速追従機能付きACCを始めとする先進の運転支援技術もフル装備となります。

装備差がないのが特徴! 最大の違いはヘッドライトにあった

最上級のハイブリッドMZ以外はヘッドライトがハロゲンとなるなど、仕様ごとにわずかな違いも存在する。だが先進安全装備は原則同じモノが装備されるので、見た目に拘らなければ中級グレードも十二分にアリ

フロントドアのプレミアムUV&IRカットガラスや、内外装のメッキ加飾で見た目がゴージャスになるのが「HYBRID MZ」の特徴ですが、実はクロスビーは、快適装備に関してあまりグレード間の差がないのです。

11万4400円ダウンとなるグレードHYBRID MV(194万8100円)でも、先進の運転支援技術はフルで装備されるし、オートライトシステムやライト自動消灯システム、後席左右に用意される折りたたみ式のパーソナルテーブルも標準装備。

全席撥水加工が施されたシートが装備される。クロスビーでアウトドアを楽しみたい方にはぴったりの内容だ, ラゲッジルームは決して広くはないが、脱着式のアンダーボックスが超使える。汚れ物を入れても水洗いが可能なのだ

全席撥水加工が施されたシートが装備される。クロスビーでアウトドアを楽しみたい方にはぴったりの内容だ, ラゲッジルームは決して広くはないが、脱着式のアンダーボックスが超使える。汚れ物を入れても水洗いが可能なのだ

運転席&助手席シートヒーターや座面の撥水加工、フルオートエアコンやラゲッジボードといった快適装備に至っては、25万7400円ダウンとなる180万5100円の「HYBRID MX」まで標準装備となるほどです。

そのため、内外装の見た目はシンプルでもぜんぜんいいかな、という人であれば、194万8100円の「HYBRID MV」を選択してもライズのトップグレードとそれほど差がない満足度となるでしょう。

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トヨタ ライズ&スズキ クロスビー

オススメオプション比較! USBポートの数とカスタムパーツの豊富さに違いアリ

ボディ、ルーフ、そしてサイドガーニッシュを塗り分けした3トーン使用など、自分好みのカラーを選べるのは嬉しいポイント

クロスビーはグレードごとに見た目の違いはほとんそ存在しないが、とことん見た目を好みにしたいという人に向けて、2トーンルーフ仕様車と3トーンコーディネート仕様車、ブラックインテリアパッケージが設定されているのです。

例えばホワイトルーフとベージュのボディカラーに、ラックススェード&レザー調シートになるブラックインテリアパッケージを組み合わせたりすると、かなりシックで大人っぽい印象に。かわいいイメージが強いクロスビーですが、ガラリと雰囲気が変わります。

2トーンルーフ仕様車/3トーンコーディネート仕様車は4万4000円アップの210万6500円、ブラックインテリアパッケージは3万8500円となっています。

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ナビの価格はライズが断然安い!

ライズに装着できるのはディーラーオプションナビのほかにメーカーオプションのディスプレイオーディオを選択できる。本体にナビソフトはインストールされておらず、スマホと接続してモニターに映しだすイメージだ

そしてライズでオススメのパッケージオプションは、スマートフォンと連携して多彩な機能が使えるようになる、9インチディスプレイオーディオやバックカメラ、ステアリングスイッチがセットになった、「ディスプレイオーディオパッケージ」9万7900円。フルセグTVにも対応しているので、車内のエンタメが幅広くなりますね。

対してクロスビーはディーラーオプションナビのみをラインアップ

同じようにクロスビーでは、スマートフォン対応のナビで、全方位モニターが装備できるオプションを選択することができますが、ナビが12万3805円〜、全方位モニター用カメラパッケージが5万5000円と、やや高めの設定となっています。

USBポートの数はライズに軍配

ライズには合計3口のUSBポートが全グレード標準装備されますが、クロスビーはアクセサリーソケットのみで、USBポートはオプションとなっています。

燃費の差はほとんどなし! 街乗りメインならクロスビーがわずかに優秀だった

では最後にランニングコストの予想比較ですが、ライズはWLTCモード燃費が18.6km/L。クロスビーが18.2km/Lなので、そう大差ない数値です。

ただ詳しく見ていくと、ライズは郊外路、高速道路でわずかにクロスビーを上回るのに対して、クロスビーは市街地での燃費がライズを上回ります。

ということで、市街地でのチョイ乗りがメインという人はクロスビー、信号のない道や高速道路を頻繁に走るという人には、ライズの方が向いていると言えます。

月500キロ乗るなら、燃料代は5000円台

とはいえ、差はわずか。運転の仕方や荷物の量、天候などで燃費は大きく左右されますので、使う人次第ということになりますね。どちらもレギュラーガソリン使用で、実用燃費が14.0km/Lくらいになると考えると、ガソリンの全国平均価格144.5円(4月20日現在)で、月500km走行するのにかかるガソリン代は、約5160円です。

というわけで、ファミリーで乗り、休日のレジャーで遠出をすることも考えると、ライズはトップグレード一択!

クロスビーは内外装にこだわらなければ、中間グレードも候補に入り、思いっきりボディカラーやインテリアにこだわりたい人にも、豊富な選択肢が用意されているという結果となりました。あなたが求めるのは、どちらでしたか? ぜひじっくり選んでくださいね。

【筆者:まるも 亜希子】

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