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ホンダ N-BOXの新車予算200万円で、3年落ち中古のVW ゴルフが買える!? 週末お出かけ層はゴルフに再注目せよ!

MōTA / 2021年4月27日 19時0分

ホンダ 新型N-BOX vs フォルクスワーゲン ゴルフ(ゴルフ7.5)[国産新車 vs 輸入中古車対決]

日本一売れている軽自動車であるホンダの「N-BOX」は、これまで軽自動車を所有していなかった普通車・小型車からも多くの人が乗り換えをしている。価格はおよそ150万円から200万円。 しかしその予算を出せば、輸入車の定番モデル「フォルクスワーゲン ゴルフ」の、まだ真新しい3年落ち以内の中古車も狙えると聞いたら…果たしてあなたはどちらを選ぶだろうか。

ホンダ 新型N-BOX vs フォルクスワーゲン ゴルフ(ゴルフ7.5)[国産新車 vs 輸入中古車対決]

広い室内空間で200万円以内なんて「N-BOX」くらいしかない!? そうお嘆きのアナタにおススメしたい「ゴルフ」の中古車

2011年に初代モデルが発売を開始し、瞬く間に大ヒット作となったホンダの軽自動車「N-BOX」。その人気は、2017年にフルモデルチェンジし2代目となった今なおも続いている。

ホンダの大ヒット作「N-BOX」

2020年度(2020年4月~2021年3月)の累計販売台数は19万7900台で、軽自動車新車販売台数ランキングでは6年連続の首位を獲得した。

2020年12月にはマイナーチェンジを実施し、その勢いはまだしばらく止まりそうもない状況だ。

200万円も出せば令和元年式VW ゴルフすらも手に入る!

フォルクスワーゲン ゴルフ(ゴルフ7)[写真は2017年にマイナーチェンジを実施した後期モデル、通称「ゴルフ7.5」]

軽自動車の人気No.1がホンダ N-BOXならば、輸入車の人気No.1といえば「フォルクスワーゲン ゴルフ」で決まりだろう。1974年のデビュー以来、世界累計販売台数は3500万台以上。日本でもシリーズ累計約90万台以上が正規輸入されており、名実ともに輸入車の定番モデルとなっている。

2013年に登場した現行型ゴルフ(ゴルフ7)も、輸入車で初の日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞するなど、特に高い評価を得ている。

そんな現行型ゴルフも、N-BOXの新車が買える150万円~200万円の予算を出せば、走行距離1万キロ以内で2019(令和元)年式という真新しい中古車すら手に入れられるのだ!

そんな比較アリ!? って驚いたあなたも、そうかその手があったかと思い直したあなたも、今回は新車のN-BOX vs 中古車のフォルクスワーゲン ゴルフについて徹底比較してみよう。

ゴルフの中古車は3年落ち200万円以下がボリュームゾーンで選び放題! オススメは「テックエディション」

走行距離2万キロ以下の高年式で良質な中古車を抜粋

早速中古車情報サイトでフォルクスワーゲン ゴルフを検索してみた(2021年4月27日現在MOTA調べ)。7代目ゴルフ(ゴルフ7)は2017年にマイナーチェンジを実施している。通称ゴルフ7.5と呼ばれる後期モデルを狙ってみよう。

中古車相場をみると、2018(平成30)年式の物件は290台。うち最も多いのは200万円から190万円の価格帯で93台を占めている。

実はこちら、初代から7代目に至る全ゴルフ在庫の中でも、最も多いど真ん中のボリュームゾーンとなっている。

さすがにこれでは数が多いので、以下の通り絞り込んでみた。

▼中古車検索条件▼

・メーカー車名:フォルクスワーゲン ゴルフ(現行型)

・モデル:(7代目)2013年4月~

・年式:平成30(2018)年~令和3年

・走行距離:~2万キロまで

・価格帯:150万円~200万円

・修復歴:なし

(2021年4月27日現在MOTA調べ)

3年落ち・走行2万キロ以内で全55台がヒット

フォルクスワーゲン ゴルフ TSI ハイライン

上記の検索条件でヒットしたフォルクスワーゲン ゴルフの中古車は、全国で55台に及ぶ。

さすがにスポーツモデルの「GTI」やディーゼル、プラグインハイブリッドモデルなどはないものの、主力グレード「コンフォートライン」「ハイライン」と、同グレードをベースにした限定車がずらっと並んでいる。

ハイラインは1.4リッターTSI(ガソリン直噴・DOHCインタークーラー付ターボ)エンジン、コンフォートラインは1.2リッターTSIエンジンをそれぞれ搭載する。

年式・距離ともに少ないため、フォルクスワーゲン正規販売店の取り扱う認定中古車が多くみられるのも特徴だ。

これだけあれば、例え近隣の地域で絞り込んでも、好みのボディカラーや仕様の違いで複数の台数から選択することが出来るだろう。

狙い目は、デジタルメーターやナビが標準装備の特別仕様車「テック エディション」だ!

写真はフォルクスワーゲン ゴルフ TSIコンフォートライン 特別仕様車「テック エディション」

2018年4月にゴルフ TSIコンフォートラインとハイラインに設定された特別仕様車の「テック エディション」は特に狙い目だ。

通常はオプションのデジタルメータークラスター「Active Info Display(アクティブ インフォ ディスプレイ)」や純正ナビゲーションシステム「Discover Pro(ディスカバー プロ)」、LEDヘッドライトなど複数のメーカーオプションがセットで装着され、新車時で約20万円高の設定で売られていた。

純正ナビゲーションシステム「Discover Pro(ディスカバー プロ)」はジェスチャーコントロール機能付き

なお今回の検索結果にもテック エディションは15台が含まれている。まずはここから選びたい。

またこのほかにも、テック エディションの特別装備に相当するオプション類をフル装備する中古車が見つかれば、そちらも狙い目となる。

同じ程度の同じグレード同士で迷ったら、オプションも含めた装備差で選ぶ…それが中古車選びの基本だ。

日常で使い倒す派にはN-BOX、週末に使い倒す派にはゴルフを!

プレーンだけどどこか愛嬌のあるデザインがあったからこそ「ホンダ N-BOX」は老若男女問わず受け入れられた

N-BOXもゴルフも老若男女が受け入れる普遍的なデザインが魅力!

ホンダの軽自動車N-BOXがここまでロングヒットを続けているのは、1台で全てをまかなえるゆとりがあるからだ。室内は非常に広く、荷室の使い勝手も抜群。おおげさでなく、コンパクトカーやミニバンまで含めた様々なクルマまでもがライバルとなり得る実力がある。

また老若男女問わず受け入れられるシンプルな内外装デザインの力も、実はN-BOXが支持を集める大きな理由のひとつだ。

こうした積み重ねが、これまで軽自動車を選んでこなかった層にも受け入れられ、今に至るロングランヒットとなっている。

1974年デビューの初代(写真)以来、ゴルフには歴史の積み重ねにより育まれてきた普遍性が感じられる

いっぽうのフォルクスワーゲン ゴルフは現行型で7代目。

その骨太なデザインは初代からブレることなく一貫した流れをくんでいる。だからどこから見ても「ゴルフ」という安心感がある。老若男女問わず受け入れられるシンプルな内外装のデザインも、N-BOXと共通した普遍性を感じられることだろう。

N-BOXとゴルフは見ての通り全くの別物だが、根底に流れるものは似たところがあるのだ。

N-BOXをオススメしたいのは、クルマを日常の生活と共に常に使い倒したい人!

N-BOXをオススメしたいのは、車を使用する行動範囲イコールほぼ生活圏という人で、しかも街中や込み入った住宅地などで常に使うといった使い方だ。

それまでミニバンやセダン車を使っていてN-BOXに乗り換えたら、思った以上に驚くことになる。なにせ取り回しの良さは抜群。それでいて荷室のアレンジもフレキシブルで、びっくりするくらい大きな荷物も積める。乗車定員以外で「軽で困った!」となるケースもほとんどないだろう。

日々の生活と共に365日ずっと使い続けても、N-BOXは期待以上に過不足なく活躍してくれるはずだ。「そりゃ売れるよなN-BOX!」と言わざるを得ない!

ゴルフをオススメしたいのは、週末はクルマで頻繁に遠くまで行きたい人!

いっぽうで、フォルクスワーゲン ゴルフの価値はどこにあるかといえば、やはり走りの性能だ。至極当たり前の結論だが、7代目となった今も高レベルな安定感と走行性能を郊外路や高速道路で発揮するのがゴルフの大きな強みである。

随分良くなったとはいえ、車幅が狭く背の高いN-BOXで横風を受けながら、高速道路を延々と走り続けるのはさすがに大変だ。週末は頻繁に遠出をしたいと考える人には、ゴルフを強くオススメしたい。

またゴルフは、見た目の骨太イメージと違い、街乗りでも軽快にスイスイと良く走る。今回オススメのゴルフ TSIコンフォートラインとハイライン系は特にそうだ。初めて乗った人にとっては、これが意外な驚きポイントだったりする。輸入車を食わず嫌いしている方にこそオススメしたい。

[筆者:MOTA(モータ)編集部 トクダ トオル]

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