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【予算300万円の最新コンパクトSUV選び】ホンダ 新型ヴェゼルと日産 キックスをガチ比較! シートアレンジの手軽さや燃費を考えるとヴェゼルが買いだった

MōTA / 2021年4月28日 19時0分

新型ヴェゼル&キックス

今の世界的SUVブームの立役者であるホンダ ヴェゼルの新型モデルがデビューした。3月にスタートした先行予約ではすでに2万台近くの受注を獲得するなど、売れに売れている。今回はガチライバルとなる日産 キックスと徹底比較を敢行。車両価格はもちろんガソリン代などのランニングコスト、そして使い勝手と全方向で比べてみよう! 結論からいうとファミリー層は絶対に新型ヴェゼルがおすすめです!

新型ヴェゼル&キックス

電動車対決! ヴェゼルは2モーターハイブリッド、キックスは新感覚のe-POWER

予算300万円で、今から買って10年先も乗れる最新のコンパクトSUVが欲しい! デザインやインテリアに一目惚れするようなSUVに乗りたい! そう思っているパパ・ママはいませんか?

この記事では、2021年4月23日に発売されたばかりのホンダ 新型ヴェゼルと、全てモーター走行の新感覚SUV、日産 キックスのイチオシグレード同士を徹底比較! 購入後のランニングコストまで大予想します。

人気グレードがどちらも300万円以内!

新型ヴェゼルのおすすめは全部載せのe:HEV Z

新型ヴェゼルのボディサイズは全長4330mm×全幅1790mm×全高1590mm

ガラっと変わったイケメンデザインを、ほぼ先代同様のコンパクトサイズで実現している新型ヴェゼル。トップグレードの「e:HEV PLaY」とほとんど同等の充実装備がお得に手に入る、「e:HEV Z」289万8500円がイチオシグレード。

まず外観では18インチアルミホイール、LEDのフロント&テールライト、シャープシルバー塗装のバンパーガーニッシュなどで、スタイリッシュになっています。

キックスの買いグレードはオシャレなインテリアが特徴のXツートーンエディション

対するキックスは全長4290mm×全幅1760mm×全高1610mmと、この2台のボディサイズはほとんど同じ

一方でキックスは、発電専用の小型エンジンで発電した電気によって、いつでもモーターで走行するという新感覚が人気。イチオシグレードは「X ツートーンインテリアエディション」286万9900円。

外観は17インチアルミホイール、LEDのフロント&テールライトに加え、シルバールーフレールがアクセントになっています。

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USBポートの数と後席の広さはヴェゼル! オシャレな色使いはキックス

新型ヴェゼルは後席の広さとエアコンの機能がピカイチ

インパネ中央部にオーディオを設置し、水平基調デザインを採用。メーターは向かって左側がスピードメーター、右側が液晶となる

インテリアを比較すると、新型ヴェゼルは後席の広さが際立ちます。

シートアレンジも6:4分割で座面のチルトアップと背面のダイブダウンができ、いろいろな使い方ができます。あちこちにデザイナーの遊び心が感じられる空間。

フルオートエアコンは左右独立温度コントロール式で、風が直接当たらない「そよ風アウトレット」もついています。

USBジャックは前席と後席に2個ずつ。便利なのは、足の動作で開閉できる「ハンズフリーアクセスパワーテールゲート(予約クローズ機能付)が標準装備となることですね。

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キックスはオレンジとブラックの2トーンインテリアがイケてる

 

キックスはツートーンエディションを選択すれば、日本車では珍しい鮮やかなオレンジが特徴の明るい車内に。新型ヴェゼルと同じくメーターは右側が速度計、左側が液晶モニターとなる

そしてキックスは、乗り込んだ瞬間に誰もが驚く、ゴージャスなツートーンインテリアがオシャレで上質な空間。

後席は必要十分といったスペースで、6:4分割の可倒式アレンジができます。USBジャックは前席と後席で各1個ずつです。

どちらも、運転席&助手席のシートヒーターと、ステアリングヒーターが標準装備。マルチンフォメーションディスプレイや、Honda CONNECT、Nissan CONNECTといったコネクテッド機能が搭載されています。

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先進装備にわずかな違いアリ! ヴェゼルで気をつけたいのは作動条件

 

また、気になる先進安全装備と運転支援技術は、新型ヴェゼルにはHonda SENSING、キックスにはプロパイロットが標準装備。どちらも全車速追従機能付きACCをはじめとする、多彩な技術でうっかりミスなどを防いでくれますが、少し異なるところがあります。

新型ヴェゼルはACC(アダプティブクルーズコントロール)を起動する際は、メインボタン→セットを押せば作動。速度や先行車との車間距離も3段階から選択可能, 対するキックスは青いマークが特徴のプロパイロットボタン、そしてセットを押せば起動。ヴェゼルと同じく先行車との車間距離、せって速度も任意で設定可能

新型ヴェゼルはACC(アダプティブクルーズコントロール)を起動する際は、メインボタン→セットを押せば作動。速度や先行車との車間距離も3段階から選択可能, 対するキックスは青いマークが特徴のプロパイロットボタン、そしてセットを押せば起動。ヴェゼルと同じく先行車との車間距離、せって速度も任意で設定可能

ヴェゼルのACCは「渋滞時追従機能付きACC」といって、先行車がいる場合には全車速で追従しますが、先行車がいなければ30km/h以上での追従となります。そして車線の中央を走るようにするステアリング制御も、65km/h以上での作動です。

対するキックスは、高速道路(車両専用道路)であれば、どちらも全車速で作動します。

ヴェゼルで選びたいのはコネクテッドナビ! キックスは防水機能付きラゲッジシート

メーカーオプションのナビを選択くすれば。別途料金は発生するもののスマホが鍵になる機能なども付帯する

オススメのオプションは、新型ヴェゼルではちょっと高額にはなりますが、「9インチプレミアムインターナビ VXU-215VZiナビスペシャル」19万8000円と「6スピーカーセット」4万5100円の組み合わせ。この2つを装着することで、音のスペシャリストが新型ヴェゼルのためだけに専用チューニングした、素晴らしい音質で臨場感あふれる音楽やDVDを楽しむことができるのです。音にこだわる人は、ぜひ。

キックスでは、海や雪山などにアクティブに出かけるファミリーにおすすめしたい、「ラゲッジソフトトレイ」1万3200円。防水機能付きで、取り外してサッと汚れを洗い流せるのが便利ですね。

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ヴェゼルの税金は免税! ガソリン代もわずかにヴェゼルの勝ち

さて、ランニングコストを予想してみましょう。自動車税はどちらも同じで、年間3万500円。車検ごとに支払う重量税は、新型ヴェゼルは購入時と1回目の車検まで免税なので、0円。キックスは50%減税で、それぞれ1万1200円ずつかかります。

あとは日々のガソリン代ですが、新型ヴェゼルはWLTCモード燃費が24.8km/L。月500km走行とすると、約20Lのレギュラーガソリンが必要です。ガソリン価格の全国平均(4月26日現在)が144.4円なので、かかるガソリン代は2911円となります。実用燃費は少し落ちるでしょうから、実際はもう少しかかると思っていた方がいいでしょう。

キックスはWLTCモード燃費が21.6km/L。月500km走行に必要なレギュラーガソリンは23Lで、ガソリン代は3342円となります。こちらも、実際はもう少しアップするでしょう。

というわけで、スタイリッシュなデザインや、心地よさにこだわった室内装備、後席の広さと荷物の積みやすさで選ぶなら、新型ヴェゼル。レザーのゴージャスなインテリアと、ロングドライブで安心快適な運転支援、いつでもモーター走行という新感覚の走りで選ぶなら、キックス。そんな結果と言えるのではないでしょうか。

あなたのファミリーにピッタリなのは、どちらでしたか? ぜひじっくり選んでくださいね。

【筆者:まるも 亜希子】

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