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今売っても十分通用する車内に注目! いすゞが作ったスーパーカー4200Rは超ハイテクマシンだった

MōTA / 2021年4月29日 19時0分

いすゞ 4200R

ホンダ NSXや名車トヨタ 2000GTの後継モデルとウワサされた4500GTなど高性能モデルが多く発表された1989年の東京モーターショー。そこでお披露目されたいすゞ 4200Rもまたスーパースポーツモデルであった。今回はファックスまで搭載し、市販されていたらNSXと並ぶ名車になっていたかもしれないミッドシップスポーツカー いすゞ 4200Rをご紹介!

いすゞ 4200R

流麗なフォルムのミッドシップスポーツカー

いすゞ 4200Rは、ヨーロピアンテイストのスポーティーな性能とイメージの確立を目指し、いすゞ乗用車の個性化と差別化を表現するイメージリーダーとして第28回東京モーターショーに出品された。

近未来的なブラックアウトされた低い位置のヘッドライトや、横一文字のテールライト。さらに流麗なサイドシルエット、やや前よりに接地されたキャビンスペース、センター2本出しのマフラーなど、ミッドシップスポーツカーらしいスタイルを持つ。

4.2リッターV8を搭載しながら2+2のキャビンを実現

サイズは全長4630mm×全幅1910mm×全高1350mmで、今ではスーパーカーとして一般的なサイズだが、当時としては大柄なボディだった。

エンジンは軽量でコンパクトな新開発の4.2リッターV型8気筒で、キャビンスペースのすぐ後ろのミッドシップに搭載。子供が乗れる程度であるとは言え、ミッドシップレイアウトながら2+2シーターを実現しているのもいすゞ 4200Rならではの特徴だ。

ファックスまで装備したハイテクで機能的なインテリア

インテリアには、カーナビやオーディオなどの快適装備はもちろんのこと、ビデオデッキやファックスといった当時としてはかなりハイテクな先進的な機器を装備。

また、球体の上側をくり貫いたような造形のメーターまわりや4本スポークステアリングによって、先進的なイメージとスポーティーさを両立している。

日本の名車が多く登場した1989年

1989年に開催された第28回東京モーターショーは、いすゞ 4200R、ホンダ NSX、トヨタ 4500GTといった国産高性能モデルが数多く出品された。また、ユーノス ロードスター、日産 R32スカイラインGT-Rなどの名車が誕生したのも1989年だ。

日本車のビンテージイヤーに登場したいすゞ 4200Rは、市販化を期待されていたが叶うことがなかった。もし、いすゞ 4200Rが市販化されていたら、ホンダ NSXと並んで日本を代表するミッドシップスポーツカーになっていたかもしれない。

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