発売後すぐに受注停止になったRAV4 PHVがひそかに販売再開! 実際に買った人にその魅力と早い納車を実現する秘訣を聞いてみた
MōTA / 2021年5月4日 14時0分
大ヒット中のトヨタ RAV4に待望のプラグインハイブリッドが追加されたのが2020年6月。その後まもなくしてバッテリー確保が厳しくなり、受注停止に陥っていたが、2021年3月にひっそりと受注を再開している。今回は実際に家族が購入を決めた永田恵一氏に、その現状と購入に至った経緯を直撃! 年内納車も見込めるというが果たして今RAV4 PHVが置かれている状況とは!?
受注停止だったRAV4 PHVが今フツーに買えるクルマになっていた
2020年6月にトヨタのミドルSUVであるRAV4に加わったプラグインハイブリッド「RAV4 PHV」は、後述するように魅力に溢れたクルマである。そのため注文が殺到したにも関わらず日本への供給が月300台と少なかったため対応が間に合わず、発売から1ヶ月しないうちに受注停止となってしまった。
しかしあまり話題になっていないが、RAV4 PHVは2021年3月1日より受注を再開しており、納期は掛かるものの”フツーに”買えるクルマになっている。ここではRAV4 PHVの魅力を再確認すると同時に、筆者の父が実際に買ったRAV4 PHVの購入記を紹介していく。
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RAV4ハイブリッドとの差も補助金を加味すればわずか! 素直に買いのクルマだった
トヨタ RAV4 PHVは、18.1kWhの駆動用バッテリーを搭載。家庭用100V電源などの充電設備があれば、公表値で95kmのEV(電気自動車)走行が可能だ。加えて1500Wの外部給電もできるので、アウトドアや災害(あっては欲しくはないが)などの際にも大活躍してくれる。4WDシステムは前後それぞれにモーターを配置。RAV4ハイブリッド(システム出力222馬力)に比べ、フロントモーターの大幅なパワーアップも図られ、システム出力は306馬力と大幅に向上。0-100km/h加速は6秒と、スポーツカー並の速さを誇るのだった。
それでいて、RAV4 PHVの価格は469万円から(Gグレード)。通常のRAV4 ハイブリッド G(402万9000円)と比べ約66万円高だが、動力性能の向上分だけでも納得!! むしろリーズナブルにすら感じるほどだ。そしてエコカー減税や、2020年発売当時20万円だった補助金などを加味すると、差額はおよそ40万円近くまで縮まる。こうした価格面も含め、実に魅力に溢れたクルマなのだ。そんなクルマだけに売れるのは当然で、供給が月300台しかなければ殺到する注文に対応できず、受注停止となったのも納得できる。
2021年3月に受注再開! ハイブリッドと悩んだ末にPHVを選択
さてここからは筆者の父が実際に購入までに至ったお話。父の愛車は、トヨタ クルーガーハイブリッド。THS II(トヨタハイブリッドシステム)のパワフルさが気に入っていた。しかし購入後14年が経過し買い換えを検討。その頃発売となった「RAV4 PHVが欲しい」と言っていた。
実にまっとうなプランだったが、RAV4 PHVはその時点で受注を停止しており、筆者は「PHVが理想だけど、RAV4なら2リッターガソリンでも通常のハイブリッドでもいいよ」とアドバイスしていた。
前車の車検まで時間があったこともありPHVの受注再開を待っていたが、昨年秋あたりに「いつ受注再開になるのか分からない。PHVを待つより通常のハイブリッドを買うべきか」と、通常のハイブリッドを購入する寸前まで行った。しかしその頃父がアクシデント(大きなことではない)に遭い、次のクルマの購入はいったん白紙となったのだった。
それが結果的に怪我の巧妙だったのか、付き合いのあるトヨタディーラーだったため「PHVが受注再開になったら即教えて欲しい」と頼んでいたこともあり、3月1日の正式な受注再開前の2月下旬に連絡をもらたったのだ。その時点なら「その販社で四番目、6月納車の見込み」ということで3つグレードがあるPHVでは中間となるG “Z”をそのまま注文。現在納車待ちとなっているところである。
地域差あり! 年内納車を狙うならすぐに問い合わせを
2021年4月現在、PHV購入に際し国などから出る補助金は20万円から、使うものによっては30万円、40万円に増額されている。こうした購入支援策も追い風となり、RAV4 PHVはさらに魅力を増している。(改行)
なお、今からRAV4 PHVを注文した場合の納期は、来年2022年となることが多いようだ。
しかし調べてみると地域差もあるようで、年内納車が可能なところもゼロではなさそうなので、都道府県境に住んでいるような人であれば、いくつかの販社に聞いてみるといいだろう。
【筆者:永田 恵一】
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