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日産が水素自動車市場にSUVで挑戦!? 2012年に発表したテラ コンセプトは今欲しい機能がてんこ盛りの一台だった

MōTA / 2021年5月5日 19時0分

日産 テラ

水素自動車でもっとも有名なのはご存知トヨタ ミライである。国産メーカーに限って言えばトヨタとホンダが市販化に成功しているが、じつは日産も水素自動車市場に参入すると言われていたのだ。事実2012年のパリモーターショーでコンセプトモデル「テラ」を発表しており、当時市販化もウワサされていたほど。今回は未だ市販化に至っていない日産の水素自動車テラをご紹介。

日産 テラ

トヨタ、ホンダについで水素自動車市場に参入!?

今、世界で最も売れている電気自動車といえば日産 リーフである。2010年に初代モデルがデビュー。その後ノートやセレナなど人気車種に、リーフのEV技術を用いたシリーズ式ハイブリッドe-POWERを投入するなど、日産=電動車両という図式を不動の確実なモノとしている。

ところがライバル社の動向を見れば水素自動車に注力しているメーカーも目立つ。その筆頭がトヨタであるが、じつは日産も水素自動車市場に早くから目をつけていたのだ。そのクルマこそ、今回ご紹介するテラなのだった。

テラノの再来!? 水素自動車でも悪路走破性は超本格派

1989年に初代テラノが登場し、日本では2002年まで販売されていた。北米などの海外市場ではいまなお進化を続けているモデルである

古くからのクルマ好きの方ならピンと来ると思うが、かつて日本でも大人気を博したSUVモデル「テラノ」と似た名前である。事実テラはSUVで、テラノ以上の悪路走破性も確保しているのだった。

リアドアは観音開きドアを採用している。センターピラーを廃したピラーレス仕様となっており開口部が広く、乗り降りがしやすいのも魅力であった

ホイール内にモーターを備えたインホイールモーターシステムを採用しており、片方の車輪が浮いた状態やスタックした際など、本格クロカン並の走破性を持っているのだ。

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テラの不思議な車内に注目! 車内のタブレットが鍵になる魅惑の内容だった

ドアパネルや運転席まわりなど、車内の随所に木目を使用している。そのためクルマでありながら、リビングルームのような落ち着いた空間となっている

注目は車内にある。電動モデルはエンジンを持つ内燃機関モデルとは異なり、後輪に駆動力を伝達するプロペラシャフトなどを要さないために自由なパッケージングが魅力のひとつである。

テラはそのメリットを活かし、シートは左右非対称としており、それぞれのシートに大人が乗車した場合でもリラックスできる車内環境としているなど、これまでのクルマとは一線を画す車内なのであった。

足もとスペースも広く、助手席側にフットレストを設置するなどリラックスできる車内なのだった

運転席まわりはメーター内にディスプレイひとつと至ってシンプル。しかもこれはタブレット端末になっているため、取り外しも自由自在。ナビやオーディオといった車内インフォテインメント機能として使用できる仕様になっている。そしてこのタブレットが鍵の役割も果たすなど、今すぐに実現して欲しい内容なのだ。

日産の参入に期待!

東南アジアを中心に発売されているSUVの日産 テラ。日本への導入は予定されていないが、SUV人気の今、もしかすると日本でもヒットを飛ばすかもしれない

今回ご紹介した水素自動車のテラ コンセプト自体は市販化されていないが、東南アジアを中心に売られているフルサイズSUVが、同じテラのネーミングを用いて販売されている。

こちらはあくまでも通常の内燃機関モデルだが、見比べてみるとテラ コンセプトのデザインモチーフが継承されていることがわかる。

未だ日産は水素自動車市場に参入を果たせていない。しかも国内で今販売しているトヨタ ミライなどの水素自動車はすべてセダンタイプであるため、ぜひともこの姿で市販化して欲しいところ。今後の動向にも注目だ!

【筆者:MOTA編集部】

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