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実燃費ナンバー1はN-BOXじゃなかった! 1位は25.1km/Lを記録した日産 ルークス【軽自動車実燃費ランキング 2021年初夏版】

MōTA / 2021年5月27日 19時10分

日産 ルークス

軽自動車は燃費が良くて当たり前! でも最近の軽って背が高くて重たそう…そんな疑問にお応えすべく、MOTA(モータ)でこれまで計測したデータの中から軽自動車の実燃費ランキングを披露! 低燃費な軽自動車No.1は「日産 ルークス」25.1km/Lだった! 背が高く車体の重たい軽スーパーハイトワゴンでありながら、2020年に登場した最新モデルが堂々の記録を叩き出した。MOTAが記録した実燃費ベスト5をご紹介しよう。

日産 新型ルークス ハイウェイスター X プロパイロットエディション[FF・ノンターボ] [photo:茂呂 幸正]

実燃費1位は「日産 ルークス ハイウェイスター X」25.1km/L!

日産 ルークス ハイウェイスター X

軽1位の記録をたたき出したのは「日産 ルークス/三菱 eKスペース」(ノンターボ/FF)だった。燃費性能を強く意識した車高の低いベーシックモデル「ダイハツ ミライース」や「スズキ アルト」を抑えての堂々1位ということに驚かれた方も多いのでは!?

市街地23.2km/L、郊外路30.0km/L、高速25.3km/Lと、特に郊外路での記録が有利に働き、総合25.1km/Lの記録につながった。

ちなみに日産 ルークスのカタログ燃費(WLTCモード燃費)は20.8km/Lなので、およそ120%の達成率となっている。

背が高く車重も重いスーパーハイトワゴンは、本来なら実燃費にとって不利な条件が重なるはずだが、マイルドハイブリッドなど最新の技術力が結集し記録を達成した格好だ。

実燃費2位は「スズキ ワゴンR ハイブリッド FZ」24.3km/L!

「スズキ ワゴンR ハイブリッド FZ」

続く2位は、スズキの代表的モデル「ワゴンR」マイルドハイブリッドモデルがランクイン。2017年5月の記録だが、ルークスがリッター25km/Lの壁を破るまでは、長らく1位の記録を樹立し続けてきた。

市街地23.7km/L、郊外路25.0km/L、高速23.8km/Lと、各モード共に優秀。こちらも日常域で有効なマイルドハイブリッドがもたらす総合力の高さが、スズキ ワゴンR低燃費記録の秘訣だろう。

実燃費3位は「スズキ アルト X」24.1km/L!

「スズキ アルト X」

ここでようやく!? 背の低いベーシックタイプの軽自動車「スズキ アルト」が登場した!

2014年デビューの8代目アルトだが、計測は2017年に行われている。市街地24.7km/L、高速23.4km/Lとまずまずの結果だが、上位の記録には及ばなかった。なおこの回のみ、都合により定例ルートとは異なるコースで計測している点をご容赦いただきたい。

実燃費4位は「三菱 eKワゴン G」23.6km/L!

「三菱 eKワゴン G」

4位は同率で2台の軽自動車がランクインしている。まずは「三菱 eKワゴン/日産 デイズ」(ノンターボ・FF)だ。

市街地20.0km/L、郊外路30.9km/L、高速29.4km/Lで、市街地の伸び悩みが影響したようだ。上位グレードに備わるマイルドハイブリッドがXグレードでは省略されており、もし搭載されていれば結果は変わった可能性がある。上位モデルについても機会があれば改めて計測したい。

実燃費同率4位は「ダイハツ ムーヴ X」23.6km/L

「ダイハツ ムーヴ X “SA III”」

続いて4位をご紹介。ダイハツ ムーヴ X(ノンターボ・FF)も実燃費23.6km/Lをマークしていた。

市街地23.3km/L、郊外路21.9km/L、高速24.8km/Lと、本来燃費で有利なはずの郊外路がやや振るわなかった。ただし計測したのが2017年9月初旬で、最高気温28度という条件下だったことから、エアコンの稼働率が高かった模様。冬場の計測ならもう少し伸びていた可能性が高い。

現行型ムーヴの登場は2014年だから、そろそろフルモデルチェンジの時期も近いはずだ。今回ランクインは果たせなかったが、ダイハツは2019年登場のタントで23.4km/Lの記録を出している。新プラットフォームDNGAを採用するはずの新型ムーヴへの期待も高い!

実際に走って計測してます

高速道路の計測コース(約80km)

MOTAの実燃費レポートは、都内から千葉県郊外を周回する高速道路約80km、郊外路約30km、市街地約60kmの合計約170kmを実際に走行して計測している。法定速度を基本に、周囲の流れを乱さない走行で実施するのは言うまでもない。

クルマのエアコンは基本的にオート・25度で設定。アイドリングストップ機能が作動しない等の特別な事情を除いては、燃費に有利なECOモード等は用いずノーマルモードで走行する。

郊外路は信号も少なく渋滞もない区間で、ゆるやかなカーブと起伏がある(約30km), 市街地はところにより渋滞もあり、信号での停止・発進を繰り返す平均速度の低い区間(約60km)

郊外路は信号も少なく渋滞もない区間で、ゆるやかなカーブと起伏がある(約30km), 市街地はところにより渋滞もあり、信号での停止・発進を繰り返す平均速度の低い区間(約60km)

上記の条件で車載燃費計の表示と距離計(トリップメーター)を基に燃費数値を算出している。

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