【スバル 新型レヴォーググレード比較】ベースグレードと最上級モデルの価格差約60万円! 違いは瞬時にクルマの性格を変更できるドライブモードセレクトにあり! トータルで考えると最上級グレードが一番買いだった
MōTA / 2021年5月28日 11時30分
SUVや軽自動車が人気を博している今、ステーションワゴンは非常に厳しい時代である。だが、2020年12月に登場したスバル 新型レヴォーグはこれまで約2万4000台の受注を記録するほどの人気を博している。そこで気になるのが新型レヴォーグのベースグレードと最上級グレードの違いだ。その価格差は約60万円あるのだが、一体何が違うのだろうか? 今回はアイサイトX装着車に絞ってその差をご紹介する。結論から言うと、最大の違いは走行性能にあった。これはなにも運転好きのためのものではなく、誰もが体感できる機能であるのだ。果たしてその違いとは!?
アイサイトXの装着率は驚異の93%!
新型レヴォーグにはGT(348万7000円)、GT-H(370万7000円)、STIスポーツ(409万2000円※すべてアイサイトX装着車)と全3グレードをラインアップしている。目玉機能である高度運転支援システム「アイサイトX」は全グレードにメーカーオプション設定されており、プラス38万円という価格である。
なおベースモデルにも「アイサイト・アイサイトセイフティプラス」が標準装備されており、オプションのアイサイトXは、いわばその上位版という位置付けだ。
そしてアイサイトXを装着すれば縦型モニターとフル液晶メーターも備わるのだ。にもかかわらず+38万円という価格はトータルで考えるとバーゲンプライスである。事実2021年5月現在では、約9割のユーザーが選んでいるほどなのだ。
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【内外装比較】最上級のSTIスポーツだけ装備に注目! シートヒーターは全車標準
そこで気になるのが、アイサイトXを装着したベースグレードと最上級モデルの違いである。
最大の違いはエクステリアだ。最上級モデルのSTIスポーツには18インチのアルミホイール、そしてSTIのバッジがついたフロントグリルにSTIロゴ入りのマフラーカッターなど、大きく差別化が図られている。ちなみにベースグレードのGTは17インチホイールとなる。
ベースグレードのGTはブラックのファブリックシート(布シート)に対して、STIスポーツはブラックとレッドを組みあせた本革シートとなるのだ。ちなみにどのグレードを選んでも運転席/助手席にはシートヒーターが備わるのは嬉しいポイントだ。
STIスポーツだけのドライブモードセレクトに注目! 乗り心地が変幻自在に操れる魅惑の機能だった
内外装の見た目上の違いはこの程度であるが、最大の違いはSTIスポーツだけに備わる電子制御ダンパーによるドライブモードセレクトにある。
簡単に言うとコレはドライバーの好みに応じて走行モードを変更できるモノである。コレだけ聞くと「サーキットを走るようなクルマ好きのための機能でしょ?」と思う方も多いはず。筆者もレヴォーグを試乗するまではそのように思っていたのだが、全く異なるのだ。
後席の乗り心地も変わる! 道路のつなぎ目に気づかないほどの“しなやか”な印象に
とくに高速道路などにある道路の継ぎ目で試してみると違いは大きく現れる。スポーツ+の状態でも乗り心地は十二分にいいのだが、後席に乗っていると道路のつなぎ目では少し硬い乗り心地であった。ところが、コンフォートモードにすれば、その名の通り超快適! 道路のつなぎ目を感じないほど、静かでしなやかな乗り心地となるのだ。
これほどまでにモード変更で印象が変わるクルマも珍しい。走る場面や後席に人を乗せている、いないによって任意にモードを選択すればファミリーカーにもなるし、スポーツカーさながらの走りを味わえる魅惑の機能なのだ。
都内近郊のスバルディーラーによればSTIスポーツは約50%のユーザーが選んでいるという。もっと詳しく聞けば「いわゆるクルマ好きの人ではない方からも支持されている」と語るほど。コレに関しては先に述べた乗り心地や走行フィールを自在に変えられることが好評だと言う。
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今回はスバル 新型レヴォーグのベースグレードと最上級グレードの違いをご紹介してきた。内外装の違いはもちろんのこと、最大の差はドライブモードセレクトにあり、この機能こそがレヴォーグのもうひとつの魅力であった。週末にディーラーで試乗をする際は、ぜひともSTIスポーツのドライブモードセレクトを試してほしい。
【筆者:MOTA編集部 木村 剛大】
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