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【ホンダ オデッセイ 新旧比較】ほぼモデルチェンジ! 注目したいのは、目や触感で常に上質さを楽しめるよう工夫された内装デザインだ

MōTA / 2021年6月1日 11時10分

(上)ホンダ 新型オデッセイ e:HEV ABSOLUTE EX[2020年11月6日発売]/(下)ホンダ オデッセイ HYBRID ABSOLUTE EX Honda SENSING(SPORT HYBRID i-MMD)[2017年11月マイナーチェンジモデル]

2020年11月5日(木)、ホンダの上級Lサイズミニバン「オデッセイ」がマイナーチェンジを実施した。外観から内装に至るまで多岐に渡るデザイン変更などを伴う大規模なものだった。 ここで改めて新旧のオデッセイの各実車を比較。大きく迫力を増したフロントデザインや存在感を高めたリアデザインが話題だが、注目したいのは内装デザイン。向上した内装の質感が、触感や目でも常に楽しみやすいように工夫されているのだ。 新旧モデルの写真と共に、新型オデッセイの内外装をチェックしてみよう。

(上)ホンダ 新型オデッセイ e:HEV ABSOLUTE EX[2020年11月6日発売]/(下)ホンダ オデッセイ HYBRID ABSOLUTE EX Honda SENSING(SPORT HYBRID i-MMD)[2017年11月マイナーチェンジモデル]

車格に相応しい重厚感を与えつつ「エバリ顔にはしたくなった」と開発者が語った新型オデッセイの外装デザイン

新型「ホンダ オデッセイ」[2020年11月ビッグマイナーチェンジモデル]

もはやフルモデルチェンジと言っても気付かないほど、新型オデッセイはイメージを一新した。特に新旧で大きく変わったのはフロントデザインだ。ただしライバルとされる「トヨタ アルファード」や「日産エルグランド」などにある、メッキをふんだんにあしらったど派手なグリルというほどではない。

新型オデッセイの開発者も『車格に相応しいワイド感とシャープさを狙ったが(ライバル車のように)えばった顔にはしたくなかった』と語っていた。

従来型「ホンダ オデッセイ」[2017年11月マイナーチェンジモデル]

従来型のオデッセイも高級感のあるフロントデザインだったが、新型ではボンネットフードの高さを70mmアップ。丸みを帯びた従来型から比べると、四角く重厚感あるスタイルに変化したのが、写真を見比べてもわかるだろう。349万5000円から458万円(消費税込)という、比較的高額な新型オデッセイの価格帯に相応しい上質さを得ている。

テールランプを大型化し、車格に相応しい重厚感を与えたリア回り

新型「ホンダ オデッセイ」[2020年11月ビッグマイナーチェンジモデル]

リア回りも大きく変化。テールゲートの形状もやや垂直になり、フロント同様に直線基調のデザインとなった。リアコンビランプはフルLED化されたが、あえて薄型にはしていない。むしろ大型化したことで、車格にマッチした雰囲気を高めた。

従来型「ホンダ オデッセイ」[2017年11月マイナーチェンジモデル]

従来型オデッセイは、左右がガーニッシュでつながったウィング状でワイド感や軽快さを表現していた。これに対し新型オデッセイは左右で独立した形状としたことで、従来型に比べ重厚な印象を強めるのに役立っている。

目からも感触からも上質さを実感!? 新型オデッセイで注目したい内装デザイン

スッキリした印象だが、同時に質感の向上も感じられる新型「ホンダ オデッセイ」の内装・インパネ周り[2020年11月ビッグマイナーチェンジモデル]

新型オデッセイは内装もイメージを大きく変えた。

まず目に入るのは大きくなったセンターディスプレイ。従来型オデッセイが7~9インチのセンターモニター画面(ナビゲーションシステム)だったのに対し、新型オデッセイは10インチの画面を新採用している。

また新型オデッセイではインパネ自体の形状も変更され、随分とすっきりした印象になった。そこには、開発者の明確な狙いが込められていた。

,後席のレイアウトなどは大きな変更はない

,後席のレイアウトなどは大きな変更はない

木目パネルとソフトパッド素材を上下で反転したことで得られた、新たな効果とは

新旧オデッセイの内装を見比べると、木目調パネルの位置関係が上下で逆転していることがわかる。従来型では光沢のある仕上げとしていた木目も、新型ではスッキリと光沢を抑えた表現としながら、領域を上下左右に拡大。モダンな雰囲気が随分と増した。

一方で、インパネ上部に配置していたソフトパッド素材は、新型では手前(下部)の位置に変えている。

従来型「ホンダ オデッセイ」のインパネ周り[2017年11月マイナーチェンジモデル]

新型オデッセイの開発者に聞くと、この変更には単に見た目の変更だけでない狙いがあるという。『手に振れやすい場所にソフトな素材を与えながら、高い位置へ木目を配することで、日常的に上質さを実感することが出来るデザインにした』というのだ。

運転時には、前方視界の片隅にはスッキリした木目パネルが目に入る。またエアコンやシフト操作などの際には、ソフトパッド素材へ手が触れる。新型オデッセイで向上させた上質さを、自然と目や触感で体感出来るよう仕込んだ、という訳だ。

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ジェスチャーでドアが開閉!? ただし左右と後部では動作の作法が異なる

「ジェスチャーコントロール・パワースライドドア」, ドアノブに触れず後席スライドドアを開閉できる

「ジェスチャーコントロール・パワースライドドア」, ドアノブに触れず後席スライドドアを開閉できる

新型オデッセイでは新機能も追加している。中国向けオデッセイで先行採用されていた「ジェスチャーコントロール・パワースライドドア」を国内にも初導入した。これは、スマートキーを所持し窓枠に表示されるLEDの流れる光(静電センサーが仕込まれている)に手をかざすことで、ドアノブに触れることなくパワースライドドアの開閉が出来るという楽しい仕掛けだ。

「予約ロック機能」, 「ハンズフリーアクセスパワーテールゲート」

「予約ロック機能」, 「ハンズフリーアクセスパワーテールゲート」

いっぽうでテールゲートには足先を出し入れすることで開閉出来る「ハンズフリーアクセスパワーテールゲート」を新採用している。

欲を言えば、それぞれスライドドアとテールゲートに両方の機能がプラスされるともっと便利になりそうだ。こちらは今後の改良に期待したい。

[筆者:MOTA(モータ)編集部 トクダ トオル/撮影:和田 清志・島村 栄二・森山 良雄・Honda]

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