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トヨタ ルーミー大ヒットの理由は内装にアリ! 自転車を乗せやすい設計が最大のポイントだった

MōTA / 2021年6月9日 11時30分

トヨタ ルーミー(2020年マイナーチェンジモデル) グレード:G

トヨタ ルーミーの人気が右肩上がりに伸びている。直近の販売台数を見ても2021年1月〜5月において常に2位にランクインしており、毎月1万台以上のセールスを記録しているのだ。そこでここまで人気を博している理由をトヨタディーラーに直撃! ファミリー層から絶大な支持を集めているというが納得の答えが出てきたのだ。

トヨタ ルーミー(2020年マイナーチェンジモデル) グレード:G

ほどよいサイズで広い車内がルーミー最大のウリ

トヨタ ルーミーが登場する2016年以前まではスズキ ソリオの独壇場であった。スライドドアを採用しながらも全長4m以内に収め、そして車内はミニバン並みに広いとあれば人気を獲得するのは間違いのないクルマなのだ。

その市場にトヨタはダイハツとスバルの3社でタッグを組み、打倒ソリオを目指して開発が行われたという背景がある。その結果、販売店の店舗数に大きな差があるにせよソリオを追い抜きルーミーは大ヒットとなったのだ。

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車内の広さとシートアレンジが決め手! ファミリーに嬉しい装備満載

ダイハツ タントは124万3000円〜200万2000円, トヨタ ヤリスは139万5000円〜252万2000円

ダイハツ タントは124万3000円〜200万2000円, トヨタ ヤリスは139万5000円〜252万2000円

気になるのが、なぜここまで好調なのか? ということだ。都内近郊のトヨタディーラーによれば「ルーミーを購入した方の中には軽自動車のタントやトヨタで言えばヤリスを検討していた人も多くおり、実車を確認してルーミーに決めるひとも多い」というのだ。

どういうことか? ルーミーは155万6500円〜204万6000円という価格帯であり、ヤリスやタントと価格帯はバッティングしている。

ディーラーで実車を確認し、「同じ価格帯ならば車内が広い方がいい」とするファミリー層が多いというのだ。

ラゲッジに秘密が! 自転車を載せるならルーミーだった

そして「シートアレンジの多彩さからルーミーを選ぶ人も多くいる」と先のディーラーマンは語る。

というのもルーミーはファミリー層が多いために子どもの送り迎えなどに使用するひとも多く、そのなかには自転車を乗せたいという人も少なくないという。それならば「タントでもイイじゃないか」と思うなかれ、ルーミーには自転車を乗せやすくする工夫がなされているのだった。

ラゲッジアンダーカバーの裏には撥水加工もなされた素材となっており、汚れ物を載せても簡単に掃除ができるよう工夫されている

ルーミーのリアハッチは大きな開口部が自慢であり、これこそが自転車の乗せ下ろしに効くのだ。というのも開口部が狭いクルマの場合、自転車などの荷物を高く上げる必要があるのだが、ルーミーは開口部が広いために簡単に載せられるのだった。

そしてラゲッジアンダーカバーを裏返すと、裏面は汚れてもすぐに拭き取れる素材でできており、自転車などのタイヤが汚れていても気にせず乗せられる仕様となっているのだ。

ルーミーは単に車内が広いだけでなく、実際に買った後の使い方を想像しやすい設計がなされているのだ。だからこそ、これからファミリーカーを買う人は納車後にどんな使い方をするのか? を具体的にし、実車を確認して欲しい。

【筆者:MOTA編集部 木村 剛大】

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