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【ハリアー購入勢必見】トヨタ ハリアーを買うなら維持費が安いのはハイブリッドモデル! だが、あまり乗らないユーザーはガソリン車で十分だった

MōTA / 2021年6月10日 21時0分

トヨタ 新型ハリアー Z(ハイブリッド・FF) [撮影:島村 栄二]

トヨタ ハリアーの人気が留まることを知らない。2020年6月から毎月販売ランキング上位にランクインするほどなのだ。もっともハイブリッドモデルが人気を集めているが、予算や使うシーンのことを考えるとガソリンモデルも捨てがたい選択肢だ。そこでハリアーのガソリン、そしてハイブリッドモデルの維持費を比較! 結論から言うとガソリン車でも十分という結果であった。

トヨタ 新型ハリアー Z(ハイブリッド・FF) [撮影:島村 栄二]

ガソリンとハイブリッドの価格差60万円! 税金が安いのは圧倒的にハイブリッド

断然ハイブリッドモデルが人気を博しているが、価格差を考えるとガソリン車も選択肢としては大いにアリ

2020年6月にデビューした新型ハリアーはガソリンとハイブリッドモデルをラインアップしている。ガソリンとハイブリッドそれぞれ「Sグレード」という同等装備のモデルで比べるとガソリンモデルが299万円、そしてハイブリッドモデルが358万円と59万円の価格差がある。

ちなみにガソリンモデルは2リッターエンジンを搭載しているため毎年課税される自動車税は3万6000円。そしてハイブリッドは2.5リッターエンジンを搭載しているため4万3500円となる。ちなみにハイブリッドモデルはエコカー減税対象のため初年度は75%の減額が入るため1万875円と軽自動車並みの自動車税を収めればよいのだ。

となると自動車税だけで比較すれば、初年度においては2万5000円以上の差が生じるのだ。

購入時に課税される自動車重量税はガソリン車は4万9200円に対して、ハイブリッドは免税となるため、自動車税と自動車重量税の合計金額はガソリンモデルの方が7万4325円高い計算となる。

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年間のガソリン代は約3万円もハイブリッドモデルが安い

ハリアーの場合、ガソリンとハイブリッドどちらを選んでも内装デザインに大きな違いはない。最大の違いはエンジン回転計とエネルギーフローモニターが備わるか否かだ

そして気になる燃料代だが、ガソリンモデルが15.4km/L(WLTCモード)に対して、ハイブリッドは22.3km/L(WLTCモード)と大きな差があるのだった。

ちなみにどちらもガソリンタンク容量は55Lのため、リッターあたり151円※で計算すると満タンにした際の価格は8305円と同じ。

仮に年間走行距離を1万キロと仮定すると、ガソリンモデルは約649Lのガソリンを要し、9万7999円に。そしてハイブリッドモデルは約448Lのガソリンを必要とするため6万7648円がかかる計算となる。従って、年間の燃料代だけをみればガソリンモデルが約3万円余計にかかるというわけだ。

※2021年6月10日現在の全国平均価格

週末のみ使うなど、あまり走らない人はガソリンモデルで十分

ラゲッジルームもガソリン、ハイブリッドどちらも同等のサイズをキープしているのも嬉しいポイント

今回はトヨタ ハリアーのガソリンとハイブリッドモデルの税金と燃料代を比較してきたが、結果としてガソリンモデルの方が10万4676円高い計算となる。もちろん実際に所有すれば駐車場代や任意保険料、さらにはメンテナンス代などがかかるが、燃料代と税金を比べてもこれほどの違いがあるのだった。

だが、冒頭に述べた通り、ガソリンモデルの方が59万円安い価格設定のため、あまり乗らず週末にメインで使うユーザーはガソリンモデルも選択肢に入れてもいいのではないだろうか。

とはいえハイブリッドの静かさ、滑らかさは格別であるのは言うまでもない。そして一方の2リッターガソリンエンジンは、ハリアーを“高級車”と捉えた場合、思いのほか活発でにぎやかな印象を受ける可能性もあるため、どちらを選ぶにせよ、一度はディーラーで試乗し比べてみるのが良いだろう。

加えて、実際に使うシーンや頻度などを具体的にしてパワートレインを選んで欲しい。

【筆者:MOTA編集部 木村 剛大】

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