新型ハリアー発売から1年、未だ人気の理由は「高級感と割安感がバランスよくミックスされたパッケージ」【みんなの声を聞いてみた】
MōTA / 2021年6月13日 16時21分
2020年6月に4代目となる現行モデルが発売されたトヨタ ハリアー。これまでもハリアーといえば人気SUVの筆頭車種だったが、新型ハリアーも登場から毎月、販売ランキングで常に上位にランクインしている。発売から約1年、未だ高い人気を誇る新型ハリアーに対して、実際に一般ユーザー、購入検討者からは、高級感と割安感がバランスよくミックスされたパッケージやディーラー全チャンネルでの取り扱いなどを推す声も聞こえてくる。ここでは他にもSNSで挙げられているみんなの声を紹介していく。
都市型プレミアムSUV、トヨタ ハリアー
2020年6月に登場した4代目となる新型ハリアーは、スタイリッシュかつたくましいシルエットの流麗なクーペフォルムのエクステリアに、馬の鞍をイメージした個性的なセンターコンソールのデザインをはじめ、調光ガラスを用いた電動シェード付パノラマルーフをトヨタ初採用するなど、インテリアも感性に訴える上質で心地よい空間としている。
発売から約1年、これまでの新型ハリアーの販売状況
確認した項目は、ガソリン・ハイブリッドの販売比率、人気グレード、人気色、そして気になる現在の納期状況などの5項目だ。
販売比率はガソリンモデル約6割、ハイブリッドモデル約4割
まず、ガソリン・ハイブリッドの販売比率(2020年6月から2021年5月までの登録台数)に関しては、およそ1年間で計97,570台の登録台数を記録し、そのうちガソリンは58,990台、ハイブリッドは38,680台となりガソリンモデルが人気を占めている。
人気グレード
続いて人気グレードに関しては、
1位:ガソリン Z(全体の2割強)
2位:ハイブリッド Zレザーパッケージ(全体の2割弱)
3位:ガソリン G / ガソリン Zレザーパッケージ(ほぼ同数で全体の16パーセント程度)
価格(税込)でみると、1位の「ガソリン Z」は393万円(2WD)~、2位の「ハイブリッド Zレザーパッケージ」は482万円(2WD)~、3位「ガソリン G (2WD)」は341万円~、「ガソリン Zレザーパッケージ」は423万円(2WD)~となっている。エントリーモデルの「S ガソリン(2WD)」が299万円~なのに対し、TOP3を占めるのはガソリン・ハイブリッドに関わらず、ほぼ上級グレードのZが選択されている模様だ。
人気色
人気色に関しては、ガソリン・ハイブリッド共に
1位:ホワイトパールクリスタルシャイン
2位:プレシャスブラックパール
3位:ブラック
現在の納期状況
そして気になる現在の新型ハリアーの納期状況はというと、今後の半導体の生産状況によって変動はあるものの、ガソリンが4ヵ月程度、ハイブリッドが5ヵ月程度となっている。
SNS上でのみんなの声は?
トヨタ統一エンブレム化や、リアウインカー形状を指摘する声があるものの、デザイン面を評価する声が多数
「変に癖の強すぎないカッコいいデザイン」
「シティ派SUVで王道ど真ん中の外観」
「高級感ありつつ、ファミリーユースもカバーするインテリアはさすがトヨタ」
「オーナーになったとき、外観は勿論だがインテリアに満足感を覚えた」
都市型プレミアムSUVのパイオニアとあって、歴代モデルで受け継がれる洗練されたデザインが評価されている。一方で
「エンブレムがトヨタになったのが残念」
「ハリアーといえば鷹のエンブレム」
といった、新型ハリアーから採用されなくなった鷹のエンブレムに追及する声も一部挙がっているほか
「リアのウインカーの位置危なすぎ」
「デザイン上致し方なかったのだろうけど、後ろのウインカーの位置が低い。そして小さい」
「デザイン優先感が否めない」
などを指摘する声もある。この辺りは次のマイナーチェンジ・一部改良などで、トヨタがどのように対応するのか気になるところだろう。
高いリセールバリューやディーラー全チャンネルでの取り扱いも高ポイント
「リセールバリューが高いのは相当なアドバンテージ。歴代乗り継いでいる」
「トヨペット専売から全販売店での取り扱いになったから、お客さんが触れる機会が増えたのはでかい」
など歴代で築いた安定した高いリセールバリューや販売戦略の良さを挙げる声も見受けられた。
新型ハリアーは何より「高級感と割安感のバランスが良い」
「高級感と割安感のバランスが良い」
「高そうに見えて実は安い」
「兄弟車のRAV4をうまく高級に見せて作られている」
などの、さすがトヨタといった購買層のニーズを熟知したクルマ造りを挙げる声だ。
初代ハリアー登場以降、それを追従するように国内外の多数のメーカーから様々な都市型プレミアムSUVが登場し、もはやブームから定番となったSUVカテゴリー。その中でも、変わらず高い人気を誇るのはこれらの点が挙げられるからだろう。果たして、この安定した人気はどこまで続くのか、引き続き今後の動向を注目していきたい。
[筆者:望月 達也(MOTA編集部)]
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