レクサス 新型NXには6つのパワートレインを用意 注目は初のPHEV(プラグインハイブリッド)「LEXUS NX450h+(プラス)」だ
MōTA / 2021年6月13日 10時0分
2021年6月12日(土)、レクサスは新型「NX」を世界初公開した。日本では2021年秋に発売を予定する。2代目となる新型SUVのレクサス NXには、LEXUS初のPHEV(プラグインハイブリッド)モデルが設定される。クラストップのEV(電気自動車)走行可能距離と十分なパワーを持つ新型NXのPHEVモデルについて解説しよう。
たった1世代で主力モデルへと成長した「レクサス NX」、2代目が果たす役割はますます重要に
「レクサス NX」は、初代モデルが2014年に登場。都市でも扱いやすい程良いサイズのプレミアムSUVとして好評を博した。2021年4月末時点で、世界90以上の国と地域にて累計約100万台以上を販売するまでに成長したLEXUSブランドを代表するモデルである。 世界戦略車としてますます重要な役割を担うべくフルモデルチェンジを実施する2代目NX。次世代レクサスの幕開けを象徴するモデルとして、プラットフォームやエンジンからデザインに至るまで全てを一新させた。そんな新型NXの中でも注目しておきたいのが、レクサスブランド初となるPHEV(プラグインハイブリッド)モデルである。
PHEV(プラグインハイブリッド)モデルの名称は「レクサス NX450h+(プラス)」
カーボンニュートラルが叫ばれる時代において、世界の潮流はクルマの高効率化、低排出ガス化へと急激にシフトしている。しかしそんな流れが起きる随分前から、レクサスでは既に高性能で低燃費なハイブリッドシステム(HEV)を主力モデルのほとんどにラインナップし、世界に先駆けた電動化を推し進めてきた歴史がある。新型NXでは次なる一歩として、初のPHEV(プラグインハイブリッド)を導入する。主力の世界戦略モデルから採用する辺りに、レクサスの本気度合いをうかがい知ることが出来る。
前後にモーターを配したAWD(四輪駆動)システムを構築
レクサス 新型NXに搭載されるPHEVシステムは、高効率な「A25A-FXS」型直列4気筒2.5リッターエンジンと、大容量・大出力なリチウムイオンバッテリー、そしてフロント・リアモーターを組み合わせたAWD(E-Four:四輪駆動)である。バッテリーの総電力量は18kWh。クラストップレベルのEV走行可能距離と十分なパワーを両立させた。前後駆動力は100:0から20:80の可変式。大容量バッテリーを床下に搭載することで低重心化を図り、安定した走りを実現させた。正式なグレード名は公開されていないが、プロトタイプの写真にはしっかり「LEXUS NX450h+」の名がナンバープレートに記されており、これが名称となるようだ。
「レクサス 新型NX450h+」のPHEVシステムの走行モードは、EVモード/AUTO EV・HVモード/HVモード/チャージモードの4つから選択可能だ。HV(ハイブリッド)モードでは、エンジンとモーターの併用により高い加速性能を実現。
AUTO EV・HVモードでは、ナビの目的地設定により「先読みEV・HVモード切り替え制御」が作動。駆動用電池の残量や経路、交通情報といったデータを基に、高速道路などでは自動的にHVモードとなり、エネルギー効率の良い走行を可能とする。
ほかにも新開発の2.4リッターターボ+AWDなど、全部で6つのパワートレインを用意
レクサス 新型NXでは、PHEVをはじめとして、全部で6つのパワートレインをラインナップする。高効率な「A25A-FXS」型直列4気筒2.5リッターエンジンは、ハイブリッドシステムとも組み合わされ、FFモデルのほかリアモーターを備えるAWD(E-Four)も用意される。こちらもPHEV同様に前後駆動力を100:0から20:80に可変させる。
また新開発「T24A-FTS」2.4リッターターボエンジンは、こちらも新開発の高トルク対応型Direct Shift-8AT(8速オートマチックトランスミッション)、さらに新開発の電子制御フルタイムAWD(前後駆動力配分は75:25から50:50の可変式)と組み合わされる。このほかノンターボ版のA25A-FKS型直列4気筒2.5リッターエンジンもFF、AWD(前後駆動力配分は100:0から50:50の可変式)モデルが用意される。こちらも8速ATとの組み合わせだ。
[筆者:MOTA(モータ)編集部]
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