日本の道にちょうどいいアウディ A3&S3が8年ぶりに新型へ! デザイン良し・走り良しの優等生
MōTA / 2021年6月19日 13時0分
アウディのプレミアムハッチバック&セダン「A3」シリーズが、2021年5月18日、フルモデルチェンジした。新型のベースグレード「30 TFSI」には、ダウンサイジングされた3気筒 1リッターターボ+48Vマイルドハイブリッドを搭載したことで注目される。 モータージャーナリストの嶋田 智之氏がさっそく試乗。小排気量化のネガをまったく感じさせない素晴らしい出来栄えに感服したという! 310psの2リッターターボを搭載するスポーツモデル「S3」の印象も交え、新型A3の優等生っぷりを紹介しよう。
A3とS3は同時期デビューの兄弟車8代目ゴルフと何が違う?
新しいアウディA3/S3を初めて日の光の下で見たときの第一印象は、“もしかしてアウディでいちばんカッコイイかも”だった。A3 セダンとS3 スポーツバックに試乗した後に最初にクチから出てきた言葉は、どちらも同じ、“いや〜、まいったなぁ……”だった。ホメ過ぎに思われるかも知れないが、こればかりは仕方ない。事実なのだから。いいと感じたモノをダメだということなんて、できるはずがない。
巧みなデザインでコンパクトサイズと存在感を両立
その理由のひとつは、スタイリング。A3シリーズの基本骨格は、ゴルフ8などと同様、フォルクスワーゲン・グループ内で広く採用されているMQB EVOプラットフォームをブラッシュアップしなおしたもので、それを覆っているフォルムが先代と較べてかなり印象的なのだ。
A3シリーズに関心のあるユーザーはA8のような重厚さを求めてるわけじゃないのだから、このくらいの華やかさはあっていい。スポーツバックもセダンも、僕は素直にカッコイイと思う。
インパネはデジタル化が加速! エッジの効いたデザインも見もの
999ccのダウンサイジングターボと48Vマイルドハイブリッドによる組み合わせに大満足
そろそろ肝心の“いや〜、まいったなぁ……”のお話をしよう。
僕が最初に試乗したのは、A3 セダンのファーストエディション(472万円・諸非税込み、以下同)だった。125台限定の日本導入記念的なモデルで、30TFSI advanced(365万円)という上級グレードをベースにしてさらに様々な装備を持たせた、いわゆる“全部載せ”である。
デュアルクラッチの弱点であるギクシャク感を完全に解消
それに街中を走っていても、アクセルペダルを戻すと即座にエンジンが停止してコースティングに入り、加速しようと踏み込むとすんなり再始動して速度を上げはじめる。その所作はほとんどシームレス。意識していなければ、いつエンジンが停止していつ始動したのか、気づかないことだってあるくらいだ。
たった999ccの3気筒が、これほどまでに上質感を覚えさせてくれる時代が来るとは思わなかった。そんな感慨すら湧いてくる。
アウディの“推し”が30TFSIである理由が、すっかり身体で解っちゃったのだった。
驚異的な曲がりっぷりとパンチのあるエンジンのS3
もうひとつの“いやー、まいったなぁ……”は、S3スポーツバック(661万円・試乗車は「S3スポーツバック ファーストエディション」711万円・限定125台)のパフォーマンスだ。
従来型をチューニングしなおした310ps/5450-6500rpm、400Nm/2000-5450rpmの2リッター直4ターボを積み、クワトロ・システムで駆動する、目下のところシリーズ最強となるモデルである。
コンパクトクラスの基準を超える価値がある新型A3&S3
[筆者:嶋田 智之(自動車評論家)/撮影:MOTA編集部・アウディAG]
アウディ A3セダン 30 TFSI advanced 主要スペック比較表
ボディサイズ:全長4345mm×全幅1815mm×全高1450mm/ホイールベース:2635mm/車両重量:1320kg/乗車定員:5名/エンジン種類:直列3気筒DOHCインタークーラー付ターボ/総排気量:999cc/最高出力:110ps(81kW)/5500rpm/最大トルク:20.4kg-m(200Nm)/2000-3000rpm/使用燃料:無鉛プレミアム/駆動方式:FF/トランスミッション:7速/タイヤサイズ:225/45R17/燃料消費率:17.9km/L[WLTCモード燃費]/メーカー希望小売価格:365万円(消費税込)
アウディ S3スポーツバック 主要スペック比較表
ボディサイズ:全長4350mm×全幅1815mm×全高1440mm/ホイールベース:2635mm/車両重量:1320kg/乗車定員:5名/エンジン種類:直列4気筒DOHCインタークーラー付ターボ/総排気量:1984cc/最高出力:310ps(228kW)/5450-6500rpm/最大トルク:40.8kg-m(400Nm)/2000-5450rpm/使用燃料:無鉛プレミアム/駆動方式:4WD/トランスミッション:7速/タイヤサイズ:225/40R18/燃料消費率:11.6km/L[WLTCモード燃費]/メーカー希望小売価格:661万円(消費税込)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
フォルクスワーゲン「ゴルフ」の改良型が登場! 低予算で狙うなら?
マイナビニュース / 2024年7月5日 8時0分
-
これがBMWを破ったアウディの小型スーパーセダン『RS 3』だ! 改良モデルの姿
レスポンス / 2024年7月1日 18時0分
-
【MINI クーパー 5ドア vs ゴルフ】スペック比較…5ドア・ハッチバックとしての立ち位置は?
レスポンス / 2024年6月22日 12時30分
-
日産「“すごい”スカイライン」登場! すごすぎて「もう完売」!? 420馬力の“旧車デザイン”モデル「スカイライン NISMO」再販はあるのか
くるまのニュース / 2024年6月12日 16時10分
-
アウディ『Q5』特別仕様を発表…インチアップホイールやレザー内装
レスポンス / 2024年6月12日 7時30分
ランキング
-
1一番売れている「軽自動車の“王様”」はどれ?「23ヵ月連続ナンバーワン」も! 2024年「“軽”販売ランキング」トップ3
くるまのニュース / 2024年7月8日 12時50分
-
2医師が考案「脳梗塞の時限爆弾」を解除するスープ 中性脂肪と悪玉コレステロールをためこまない
東洋経済オンライン / 2024年7月7日 18時0分
-
3〈公約達成に疑問もなぜ圧勝?〉小池百合子が都知事選3選で「日本終了」「東京終了」がトレンド入り「政策目標9割達成」強調も「絶望しかない」
集英社オンライン / 2024年7月8日 11時23分
-
4裏金自民に衝撃!東京都議補選「2勝6敗」の大惨敗…ステルス支援の都知事選勝利ふっ飛ぶ
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年7月8日 10時52分
-
5笠原将弘氏が教える「トマトを何倍もおいしくする食べ方」 魔法のドレッシングが最高
Sirabee / 2024年7月6日 16時30分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)