まさかのSUV化も!? 新型スカイラインは2022年以降にフルモデルチェンジか
MōTA / 2021年6月21日 10時0分
会見で日産の副社長が発した「スカイラインをあきらめない」宣言を受け、スカイラインのフルモデルチェンジの動きがにわかに活性化している。しかもセダン型のみならず、流行りのクロスオーバーSUVタイプの開発も検討されているというから驚きだ。MOTA編集部がつかんだ次期スカイラインの極秘スクープ情報をお届けしよう。
「スカイラインをあきらめない」「開発中止の意思決定はしていない」スカイラインブランドを重要視する姿勢を見せた日産
最新の自動運転レベル2技術「プロパイロット2.0」を搭載するなど、日産のフラッグシップモデルとして君臨するスカイライン。しかし国内のセダン需要衰退と共に、販売面では苦戦を強いられているのも純然たる事実だ。
それゆえ飛び出した「開発中止」のニュースに、日産ファンの中でも『残念だがやむを得ない』とあきらめの声もあがっていただけに、否定のコメントは予期せぬ吉報となった。
スカイラインは、現在販売されている日産車の中で最も古い64年の歴史を持ち、日産を象徴するモデルである。“販売台数”という指標では決して優秀とは言えないフェアレディZが、重要なブランドとして大事に育てられているように、スカイラインもまた同様の扱いであることを日産自ら発信したことになる。
新型Zに続き、2022年以降にスカイラインのフルモデルチェンジを実施へ プラットフォームは現行型のものを改良
したがって2022年頃には、スカイラインのフルモデルチェンジを実施してもおかしくない時期ではある。むしろそういう想定のもと、ティザー効果を狙って巧みに『あきらめない』宣言が発信されたと考えるほうが自然だろう。むしろ踊らされたのは、某経済新聞のほうかもしれない…。
そこで気になるのは、いま日産の中で密かに開発が行われている次期スカイラインが、果たしてどのようなクルマになるのかだ。
FRプラットフォームは新規開発せず、現行型のものを延命しながら利用
実際、2021年中に発表予定の新型フェアレディZも、従来のFR-Lプラットフォームをベースに開発が進んでいるという。新型スカイラインも、既に20年に渡り使われるこの旧来のプラットフォームを改良し、2022年以降に誕生する見込みだ。
気が早い話だが、世界がカーボンニュートラル実現に向け急激に動きを見せる中、2030年以降に純粋なガソリンエンジン車、ましてや採算性確保の難しいFRプラットフォームを、日産が今後新規で開発することもまずないだろう。このあたりの将来計画について、某新聞社が「スカイライン廃止」と先走って伝えた可能性はありそうだ。
いずれにせよ次期スカイラインが、日産における最後のFRモデルとなってしまう可能性は高いだろう。
まさかの「SUV版スカイライン」再導入!? 驚きの計画も同時に進行中か
その後フルモデルチェンジで「インフィニティ QX50」に改名。最新のVCターボエンジンを搭載し、現在も販売を続けている。さらにQX50の派生モデルとして、スポーティなクーペSUVモデル「インフィニティ QX55」が2020年11月に誕生したばかり。こちらをスカイラインの名で国内に導入する計画が密かに進行しているというのだ。
ハリアーが大人気! 売れ行き好調な国内の高級SUV市場に“スカイライン”ブランドを引っ提げて再参入か
インフィニティ QX50/QX55はFF(前輪駆動)ベースのレイアウトだけに、ビッグネームの“スカイライン”名を用いることで、FR(後輪駆動)にこだわる古くからのスカイラインファンから猛烈な反発を受ける懸念はある。
しかし収益率の高い高級モデルの導入は、国内市場での販売復興を目指す星野副社長(国内販売の担当役員でもある)にとっても喫緊の最重要課題となっている。なりふり構ってはいられないというのが、販売現場も含めた総意のはずだ。
こちらも早ければ2022年早々にも情報が明らかになるかもしれない。高級SUVモデルの国内導入にも、期待して待つことにしよう。
[まとめ:MOTA(モータ)編集部]
外部リンク
- 「スカイラインをあきらめない」ってどういう意味!?「あきらめていたので嬉しい」「いやセダンとは明言していない」【みんなの声を聞いてみた】
- 日産 星野副社長「スカイラインの開発はあきらめません」日本経済新聞の報道を否定 新型車「ノート オーラ」発表会場にて異例のコメント
- セドリックのパトカーが大活躍! カーアクションも見ものだった昭和の男臭い刑事ドラマ「大都会 パート3」に再注目せよ
- 3台の赤いスカイラインRSがフォーメーションで大暴れ! 「西部警察パート3」に新規参戦した攻撃班“マシンRS-1”と情報収集班“RS-2”
- 「西部警察」といえばやっぱスカイラインでしょ! 真っ赤な“マシンRS”を改めて振り返ってみる[昭和~平成 劇中車の世界]
この記事に関連するニュース
-
日産新型「最上級3列SUV」まもなく登場! 全長5.4m級の巨大ボディ&超豪華インテリア採用! 新型「QX80」米国で発売へ
くるまのニュース / 2024年6月26日 19時10分
-
「まさかお前が…!?」 セダンやクーペから「“SUV”に変身していた」意外な国産車3選
くるまのニュース / 2024年6月24日 12時50分
-
時代を超えた「ご長寿モデル」! 登場から“60年以上”続く「すごいクルマ」も存在! 長く愛されている「国産ロングセラー車」3選
くるまのニュース / 2024年6月20日 12時50分
-
日産「“すごい”スカイライン」登場! すごすぎて「もう完売」!? 420馬力の“旧車デザイン”モデル「スカイライン NISMO」再販はあるのか
くるまのニュース / 2024年6月12日 16時10分
-
日産に「6ドア・6人乗り」“SUVミニバン”あった!? 斬新ドア×「豪華インテリア」採用! 迫力ありすぎな奇抜モデル「Kuraza」とは
くるまのニュース / 2024年6月11日 6時40分
ランキング
-
1なぜSuicaのペンギンは愛されるのか ペンギンの顔をした「ベレー帽」が“激アツ”の理由
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年7月7日 7時30分
-
2最高値を更新した日本株の上昇は今後も続く ただし短期では強弱感対立による激しい攻防も
東洋経済オンライン / 2024年7月8日 10時30分
-
3苦しんでいる人の「死にたい」という発言に「そんなこと言わないで」と返すのがNGな理由【医師・和田秀樹氏が解説】<br />
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年7月8日 10時0分
-
4「成田空港駅」が廃止!? 空港の旅客ターミナル再編で鉄道も大変革か 「新駅」も想定
乗りものニュース / 2024年7月8日 14時42分
-
5ボーイング、司法取引で詐欺共謀罪認める方針 2度の墜落事故巡り
ロイター / 2024年7月8日 15時12分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)