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全く似てない兄弟車 トヨタ RAV4とハリアーのコスパ比較! ハリアーの5年後残価率、驚異の47.3%に

MōTA / 2021年7月6日 11時40分

トヨタ RAV4「Adventure(アドベンチャー)」vs トヨタ ハリアー「G」

トヨタの人気SUV「RAV4」と「ハリアー」は、見た目こそ全く異なるものの、プラットフォームやパワートレインを共有化する兄弟車である。アウトドアでの使い勝手を重視した王道SUVのRAV4と、都会が似合う高級SUVのハリアーという明確なキャラ分けが見事だ。 そんな2台は価格帯も近い。今回はRAV4とハリアーの残価やランニングコストを比較してみよう。

トヨタ RAV4「Adventure(アドベンチャー)」vs トヨタ ハリアー「G」

兄弟車には見えない! アウトドア派と都会派、見事にキャラ分けされたトヨタ RAV4とハリアー

今回比較対象としたのは、ミディアムクラスのSUVを代表する「トヨタ RAV4」と、プレミアムSUVとして人気の「トヨタ ハリアー」だ。

2リッターガソリン車と、2.5リッターハイブリッド車が用意され、それぞれFFと4WDが選択出来るという点で、RAV4とハリアーの共通点を見出すことが出来る。

トヨタ RAV4「Adventure(アドベンチャー)」[2リッター・4WD]331万円

トヨタ RAV4の価格帯は274万3000円から402万9000円。トヨタ ハリアーの価格帯は299万円から504万円である(価格はすべて消費税込み、以下同)。

ただしRAV4の場合FFモデルの設定は少なく、メインは4WDの設定。いっぽうハリアーは全グレード・全エンジンタイプでFFと4WDが選択可能である。

そんな2台のラインナップの中から、RAV4のグレードはアウトドアユースに焦点を絞ったグレード「Adventure(アドベンチャー)」[2リッター・4WD]331万円を選択。

トヨタ ハリアー「G」[2リッター・FF]341万円(写真のモデルは「G」ハイブリッド/E-Fourモデル)

ハリアーは、3つあるグレードの中から、中間の「G」[2リッター・FF]341万円を選択した。高級でありながら価格も控えめなため、注目度の高いグレードである。

この2グレードについて、今回は“残価率”という視点で比較してみよう。

5年後の残価率はトヨタ ハリアー 47.3%、RAV4 40.7%と共に優秀だった!

60回払いの場合、5年後の残価率はいくらか

近年、多くの新車購入者はローン(クレジット払い)での支払いを選択する。中でも残価設定型オートローン(クレジット払い)の利用率が上がっているという。

3年や5年後といったように、あらかじめ設定した期間の残存価値(予想下取り価格)を据え置き、残りの金額を分割払いする仕組みだ。通常のクレジットよりも、月々の支払いを抑えることが出来る。

ここではトヨタ RAV4 Adventureとトヨタ ハリアー Gの残価設定ローンをシミュレーションし、5年後の残価率を調べてみた。残価率は残価を新車価格(税抜)で割った割合となる。

トヨタ RAV4 5年後の残価率は40.7%!

<5年後の残価率は40.7%>

■トヨタ RAV4 Adventure[2リッター/4WD] 331万円(消費税込)

[残価設定型クレジット(5年・60回) 内訳]割賦元金:331万円/月々:4万5100円×58回(初回:4万6795円)/最終回支払額(残価:予想下取り価格):122万4700円

※実質年率:5.0%/分割手数料:57万7295円/60回払い/頭金無/ボーナス払い無/割賦元金に税金・諸費用は含まず/トヨタ ホームページ MyTOYOTAにて計算(2021年7月5日現在調べ)

トヨタ ハリアー 5年後の残価率は47.3%!

<5年後の残価率は47.3%>

■トヨタ ハリアー G[2リッター/FF] 341万円(消費税込)

[残価設定型クレジット(5年・60回) 内訳]割賦元金:435万5000円/月々:4万3400円×58回(初回:4万5786円)/最終回支払額(残価:予想下取り価格):146万6300円

※実質年率:5.0%/分割手数料:61万9286円/60回払い/頭金無/ボーナス払い無/割賦元金に税金・諸費用は含まず/トヨタ ホームページ MyTOYOTAにて計算(2021年7月5日現在調べ)

331万円のRAV4と341万円のハリアー、月々の支払いはむしろハリアーのほうが安かった

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このように、トヨタ RAV4 Adventure(331万円)の5年後の残価率は40.7%、トヨタ ハリアー G(341万円)の5年後の残価率は47.3%という結果が出た。

ちなみに同クラスSUVのライバル車「マツダ CX-5」の5年後の残価率を調べたところ35%であった。一般的に5年後の残価率は30%でも優秀な部類であるが、RAV4、ハリアーともに40%台とかなりの人気ぶりであることがわかる。

中でも、2020年6月のデビュー以来、いまだ納車待ちが続くハリアーの47.3%という残価率は驚異的だ。

その結果として、月々の支払いにも差がついている。RAV4の月額4万5100円に対し、車両本体で10万円高いはずのハリアーが月額4万3400円と、むしろ安くなっているのだ。

3年後、5年後の中古車価値を予想して算出される残価率。中古車においても、トヨタ人気が盤石であることを示す結果となった。RAV4やハリアーの購入する際には、こうした点も踏まえ、支払方法などもじっくりと比較検討して欲しい。

[筆者:MOTA(モータ)編集部 トクダ トオル]

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