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【N-BOXとN-ONE内装比較】広いのは当然N-BOXだが、助手席スペースはN-ONEに軍配! 二人乗りが多いユーザーはN-ONEもいい選択肢だ

MōTA / 2021年7月9日 21時0分

ホンダ N-BOX&N-ONE

2021年6月、新車でもっとも売れたクルマはホンダ N-BOXであった。2017年に登場し、2020年末にはマイナーチェンジを実施するなど、さらに魅力を増したのだった。N-BOX人気はご存知の通りだが、気になるのが兄弟車にあたるN-ONEと何が違うのか!? という点だ。そこで今回は内装にフォーカスし、2台の違いをご紹介する。結論からいえば絶対的な広さはN-BOXだが、助手席の快適性に至ってはN-ONEということであった。どのような点が異なるのだろうか!?

ホンダ N-BOX&N-ONE

大ヒット中のN-BOX! その影で個性を追求したい層はN-ONEを支持

ホンダ N-BOXは言わずと知れた大ヒット車である。後席には両側スライドドアを採用した、スーパーハイトワゴンモデルとなる。対してN-ONEはスライドドアを持たないハイトワゴンモデルで、直接的なライバルはスズキ ワゴンRやダイハツ ムーヴといったところである。

要するにN-BOXとN-ONEの最大の違いはスライドドアの有無にあるというワケ。もちろんデザインも全く異なるテイストであり、N-ONEはN360を彷彿とさせる懐かしいデザインを採用しているのだった。だからこそN-ONEは個性を追求したいユーザーから支持されている状況である。

だが、実は運転席まわりなどは一見するとほとんど同じなのだった。わずかに差があるのだが、今回はその違いを徹底的に解説していいく。

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シフト周辺に注目! N-ONEは電気式パーキングブレーキを採用

N-BOXはN-ONEに比べ、高い位置にメーターを設置しており視認性抜群。そして助手席側には小物入れなどの収納スペースを確保, 対してN-ONEのメーターはステアリング前に設置するなど、わずかな差があるのだった

N-BOXはN-ONEに比べ、高い位置にメーターを設置しており視認性抜群。そして助手席側には小物入れなどの収納スペースを確保, 対してN-ONEのメーターはステアリング前に設置するなど、わずかな差があるのだった

先にも述べた通り、N-BOXとN-ONEの内装デザインはほとんど同じである。中央にはナビなどのオーディオ、そしてその下にはエアコン操作パネルといったイメージである。ちなみにUSBポートの設置位置も異なり、N-BOXはエアコンパネル下に装着されており、N-ONEは足もとに設置されているのだった。

N-ONEは電気式パーキングブレーキを採用。そのため渋滞時も対応する全車速追従式ACCが備わるのだった。ちなみにN-BOXのACC作動条件は30km/h以上となる

運転席まわりで最大の違いはシフト周辺にあり、N-ONEは電気式パーキングブレーキを採用しているために、シフト横にパーキングブレーキが備わる。対してN-BOXはキック式のパーキングブレーキのため、アクセル/ブレーキペダルの横に操作ペダルが設置されているイメージである。

ここまでまったくといっていいほど同じデザインとなっている。

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助手席の快適性はN-ONEに軍配! 男性でも足が伸ばせるほどの広さだった

N-BOXは助手席側に車検証や小物をを入れる大型の収納スペースを確保しているが、N-ONEは車検証を入れられる程度の収納スペースのみとなっている。要するに収納よりも快適性を重視しているのだ

じつはもっとも差が現れているのは助手席足もとにある。N-BOXに比べてN-ONEは削りとられたイメージなのだ。これは何も手抜きやコストカットではなく、しっかりとした狙いがあるのだった。

N-ONEはN-BOXに比べて車内スペースが狭く、後席よりもフロントシートを使う頻度が高いユーザーが多いという。そこでN-ONEの助手席は、成人男性でも足が組めるほどのスペースを確保しているのだ。

筆者の足の長さは別として、男性でもゆったり座れるほどのスペースを有しているのだ

実際に身長175cmの筆者が乗ってみても、足が組めるどころが、足を真っ直ぐに伸ばせるほど広大なスペースを有しているのだった。もちろん後席スペースはN-BOXには叶わないが、普段2人で乗ることの多いユーザーなら、筆者としてはN-ONEをオススメしたいと考えるほどなのだ。

後席の使用頻度を考えて車種選びを!

今回はスライドドアを持つ背の高いN-BOXとハイトワゴンのN-ONEと似ても似つかないクルマ同士を比較してきた。確かに積載性や後席の使い勝手を含めるとN-BOXに軍配が上がるのは当然だが、普段1人あるいは2人乗りが多いユーザーなら何も大型モデルのN-BOXではなく、N-ONEという選択も大いにアリだ。

【筆者:MOTA編集部 木村 剛大】

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