新型フィット モデューロX、みどころは大きなグリルだけじゃない! 注目ポイントはシートにも隠されていた
MōTA / 2021年7月11日 11時50分
2021年6月4日に発売されたフィットのスポーツ系カスタムモデル「フィット e:HEV Modulo X(モデューロエックス)」。ノーマルのフィットとは異なる形状の開口グリルが備わったアグレッシブなフロントマスクが話題だが、それ以外にも注目ポイントが隠されていた。それは内装。開発を担当したホンダアクセスがこだわったというフィット Modulo Xの「シート地」について解説しよう。
「心地よさ」にこだわった4代目フィットの価値観はそのままに“スポーティ”な風味をプラスしたModulo X
ホンダのコンパクトカーFIT(フィット)のラインナップに加わった「フィット e:HEV Modulo X(イーエイチイーブイ モデューロ エックス)」。レース車両開発にも携わるホンダの純正アクセサリーメーカー「ホンダアクセス」が開発を担当し、空力性能と個性にこだわったエアロパーツや、専用サスペンションなどを備えたカスタムコンプリートカーだ。2020年2月に発売された現行型の4代目フィットは「心地よさ」をテーマに開発され、従来型に比べ快適性や使い心地にこだわった。新しいModulo Xは、このフィットの基本性能をそのままに、よりスポーティな走行性能を追求している点が特徴である。
意外!? フィット Modulo Xのベース車両は高級グレード「LUXE(リュクス)」だった
あまり知られていないことだが、今回発表されたフィット e:HEV Modulo Xは、フィットの高級グレード「フィット e:HEV LUXE(リュクス)」がベースとなっている。LUXEといえば、リッチな雰囲気の内装が大きな特徴。スポーティなModulo Xとは真逆のキャラクターだから、ちょっと意外に思われる方も多いはずだ。
贅沢なLUXE専用設計のシート形状を上手く活用しスポーティに仕立てたModulo X
フィット LUXEは、シート地に本革表皮を採用(背もたれと座面の一部にはファブリックを使用)。シートやヘッドレストの形状自体も、他のフィットシリーズとは異なる肉厚な独自形状のデザインを与えるなど、贅沢な設計となっている。実際シートの掛け心地も、通常のフィットに比べ格段に良い印象である。 Modulo XはこのLUXEのシート形状を継承し、スポーティに仕立てあげた。良好な掛け心地は確かにLUXE譲りである。通常モデルのシートよりもサポート性にも優れていて、なるほどうまい具合に流用したなと感心させられる。エアロパーツやサスペンションだけじゃない! シートの一体感までもが全て揃い、ようやく“Modulo Xの世界観”が完成する
しかもModulo Xはサイド部に本革を使用しながら、背もたれと座面部にはラックススウェード(人工皮革のバックスキン)を与えた。実はここがModulo Xを手掛けたホンダアクセスのこだわりである。スウェードのシート地は、本革に比べ格段に滑りにくい特性を持つ。ここが大きなポイントなのだ。
Modulo Xは「誰がどんな道を乗っても安心して気持ちよく走れる」を走りのコンセプトに持つ。走行安定性に影響をもたらすエアロパーツや、接地感を高めた足回りのセッティングと同様に、シート形状やシートの掛け心地、さらにシート地の滑りにくさまでもが揃い、初めてModulo Xの世界観が完成するという訳だ。
フィット LUXEに対し44万円高いだけの価値はある
フィット e:HEV LUXE(FF)の価格は242万6600円。これに対しフィット e:HEV Modulo X(FF)の価格は286万6600円である(価格は共に消費税込み)。試乗車が用意されている販売店はまだ少ないようだが、フィット Modulo Xが気になったならディーラーへ問い合わせの上、一度実車を確認してみて欲しい。数々の専用装備や専用セッティングを考えれば、それだけの価値がある価格差だと実感できるはずだ。
[筆者:MOTA(モータ)編集部 トクダ トオル/撮影:小林 岳夫・茂呂 幸正・ホンダアクセス]
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