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ホンダ レジェンドが2021年に生産終了! 新型モデルの情報は一切ないが、ホンダの象徴的存在として復活を切望

MōTA / 2021年7月11日 13時30分

ホンダ 新型レジェンド ホンダセンシングエリート搭載車

ホンダを代表する高級車「レジェンド」の国内販売が2021年をもって終了することとなった。そのため国内市場に限ってはホンダは高級サルーン市場から一旦姿を消すこととなるのだ。一体ホンダの今後はどうなるのか?そしてこれからホンダに期待したいことを考えてみたい。

ホンダ 新型レジェンド ホンダセンシングエリート搭載車

オデッセイなどホンダの大型モデルが2021年で生産終了

2020年末に内外装デザインを一新させるなど、大幅な改良を施したにもかかわらず、たった1年足らずで生産終了に

2021年をもってホンダはオデッセイやレジェンドなど、いわゆる高級モデルを軒並み生産を終了する予定である。これらクルマを生産していた埼玉県の狭山工場閉鎖に伴っての判断というのが理由だ。

もっともオデッセイに至っては2020年末にフルモデルチェンジ並の大幅改良を施すなど、一時はセールス面では盛り上がりを見せていた矢先の販売終了とあって、メディアをはじめとして大きな話題となっている。オデッセイに関しては、投入時期は定かではないものの、新型モデルの販売も予定しているのは嬉しいポイントである。

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30年以上に及ぶレジェンドの歴史が一旦終了

だが、その一方で国内市場に関してレジェンドの新型モデルは、いまのところ予定はないという。1985年から続いていたレジェンドの歴史は一旦終了となってしまうワケだ。

たしかに昨今のホンダはN-BOXやフィット、そしてヴェゼルといったコンパクトモデルが稼ぎ頭となっており、それ以上の大型モデルは正直にいえば苦戦を強いられている状況である。でも本当にそれでいいのだろうか?

レジェンドはホンダ技術の結集! 世界初の技術など最先端機能が自慢だった

リース販売ではあったが、世界初の自動運転レベル3を実現させたのもレジェンドである

レジェンドはこれまで日本初のエアバッグ搭載など、ホンダの持つ最新技術を採用するモデルであり、それこそがレジェンドの存在意義であったと感じている。

現行モデルだって、限定100台のリース販売ではあったものの、世界初の自動運転レベル3を実現させるなど、ホンダの象徴的存在でもあるのだった。そのモデルが生産終了となるのは、寂しく感じるユーザーも少ないくないハズだ。

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ホンダの高級車を復活させるにはアキュラブランド日本導入が必要!?

日本ではじめてエアバッグを搭載したのは初代レジェンドであった

先にも述べた通り、昨今のホンダはコンパクトモデルが主軸となりつつあり、レジェンドのような高級セダンはかなり苦戦していてる状況もである。

経営判断としては正しいのかもしれないが、筆者個人としてはせっかく世界初の自動運転レベル3の実現をできたのだから、いっそのことレジェンドを自動運転カーのシンボルとしてその道を突き進むなど、レジェンドらしさを追求して欲しいというのが願いである。

軽自動車と同じ店舗で販売するのは難しいという懸念も

北米市場ではアキュラブランドで販売されているレジェンド。そのほかヴェゼルは中国市場に至ってはアキュラブランドでも展開されているほど

じつはレジェンドは北米など海外市場ではアキュラという高級ブランドで展開されている。イメージ的にはトヨタに対するレクサスといったところである。

アキュラブランドの日本展開もかねてより噂されていたが、未だ実現できていない状況。もっともN-BOXなどに代表されるように、ホンダ=コンパクトカーという図式が成り立ちつつあるために、そう簡単な話ではないのだ。

その一方で、筆者は以前ホンダディーラーでこんな話を聞いたことがあった。「NSXとN-BOXと価格にして1000万円近く異なるモデルを同じ店舗で販売するのは、かなり難しい」という意見である。たしかに2000万円弱のクルマを買うならば、プレミアムな店舗で扱ってほしいと思うのも当然である。

デザインのよさから日本へ並行輸入して乗られているオーナーも存在するほど

だからこそ、レジェンドやNSXなどの高級車のために国内にもアキュラブランド、ないしはN-BOXなどのコンパクトカーとは違うコンセプトの店舗を作り出すといった手も十二分にアリである。

もっとも販売台数を考えると難しい話ではなるが、ホンダの技術をお披露目するクルマ、そして提供できる場所を国内にも展開すれば、かつてのようにホンダのシンボルはレジェンドとなることも考えられるのだった。

ここまで勝手にホンダ レジェンドの今後を占ってきたワケだが、一旦の生産終了は致し方ないにせよ、ホンダのシンボルとして復活を果たしてほしい。

【筆者:MOTA編集部 木村 剛大】

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