新型フィット ModuloX、大開口グリルでイメージ激変! 燃費を狙ったノーマル「フィット」と、空気を味方につけた「モデューロX」の違いを写真で見る
MōTA / 2021年7月13日 19時12分
ホンダのコンパクトカー「フィット」シリーズに2021年6月4日追加されたカスタムコンプリートカー「フィット e:HEV Modulo X(イーエイチイーブイ モデューロ エックス)」。ホンダの純正アクセサリーメーカー「ホンダアクセス」が開発を担当し、こだわりのエアロパーツや専用サスペンションなどを備え、価格は286万6600円(消費税込)だ。穏やかなイメージの強いホンダ フィットから激変した外観デザインについて写真を中心にご紹介していこう。
空気抵抗を減らすデザインで燃費を向上させたフィットと、空気を味方につけた新型フィット Modulo X
カスタムモデル「新型フィット Modulo X(モデューロ エックス)」(白いクルマ)とノーマルの「フィット」(赤いクルマ)、写真を見比べれば一目瞭然で『違うデザイン』だとわかる。赤いノーマルのフィットは優しい印象で、老若男女問わず似合いそうな好感の持てるデザインだが、近年のトレンドからするとちょっと“押しが足らない”と感じるかもしれない。
いっぽうの白いModulo Xは、スポーティで力強く今どきの“押し出し”の強さもあるから、こちらを好む声も多そう。実際、SNS上でも「こっちがノーマルでもよかった」とする声も散見されるほど。新たな選択肢として歓迎したい。
見た目だけじゃない! Modulo Xのデザイン形状には全て意味がある
ただし新型フィット Modulo Xのデザインは、単なる装飾だけのものではない。開発を担当したホンダアクセスは、レース車両開発にも携わるホンダの純正アクセサリーメーカーで、今回のモデルにも空力効果を念頭に置いたデザインを与えた。
ノーマルのフィットでももちろん空力には力を入れており、抵抗を減らすことで燃費向上に役立てている。しかしModulo Xは空気を味方につける発想を加え、空気の力で操縦性を高めたのだ。まさにレーシングカーの発想である。
例えばフロントバンパー左右に飛び出している“ヒレ”のような形状(エアロフィン)は、前から流れてくる空気がタイヤ回りで乱れることを防ぐ効果がある。これにより直進性が良くなるばかりでなく、曲がっている最中の接地にも影響するというのだから凄い。空気を上手くとらえることで、後輪の接地感が向上した新型フィット Modulo X
車両後方に回ってみても、ノーマルのフィットと新型フィット Modulo Xでは印象も大きく異なる。左右のコンビランプを結ぶ部分を黒く加飾し、バンパー下部のエアロパーツも黒く塗ったことで、Modulo Xは精悍な印象が強くなった。黒い色については純粋にドレスアップ効果を狙ったものだが、フロント周り同様に、パーツ形状自体にはひとつひとつ役割がある。 例えばリアバンパーの角の形状は、ノーマルでは丸みを帯びているが、新型フィット Modulo Xのほうが角を立たせており、前から流れてきた空気が後ろに巻き込み渦を巻くことを防いでいる。バンパー下部も、フロントバンパーの下から流れてきた空気の流れをうまくとらえ、後輪の接地感を高めるディフューザー形状としている。
このように新型フィット Modulo Xでは、ひとつひとつのエアロパーツの形状に役割がある。しかもレースのような極限状態ではなく、高速道路や山道の速度域で十分に実感出来る効果が得られるというのがさらに凄い。全販売店に試乗車が配備されるようなクルマではないが、機会があればディーラーでノーマルのフィットと乗り比べて体感してみて欲しいところだ。[筆者:MOTA(モータ)編集部 トクダ トオル/撮影:小林 岳夫]
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
イチオシ機能の“実効空力”は本物なのか? ホンダアクセス「モデューロ」が30周年!
レスポンス / 2024年11月17日 11時30分
-
ホンダの「ド迫力“ウィング”」の効果がスゴイ!? 日常でも“効果アリ”な「実効空力」ってホント? 進化したエアロパーツを試してみた
くるまのニュース / 2024年11月13日 22時10分
-
“車”についてる「謎の板」意味ある? ド迫力な「羽」は日常でも“効果アリ”ってマジ? 賛否分かれる「リアスポイラー」の効果を試してみた
くるまのニュース / 2024年11月4日 15時30分
-
トヨタ「ヴェルファイア“スポーツ”!?」発売! “走り仕様”のスポイラー×精悍「ブラックアクセント」がカッコイイ! 超高性能な「トムスパーツ」約47万円
くるまのニュース / 2024年11月4日 6時40分
-
ホンダ新型「スポーツハッチ」公開! 巨大「リアスポ」を新設定! 6速“MT”モデル「RS」も追加された新型「シビック」専用アクセサリーを発売
くるまのニュース / 2024年10月29日 8時10分
ランキング
-
1中国産「農薬漬けシャインマスカット」が東南アジアで大炎上…怪しい日本語が書かれた“激安ブドウ”の実態
プレジデントオンライン / 2024年11月26日 18時15分
-
2「退職金の課税」見直し 論点の一つに浮上、SNSでは「“退職金増税”は間違っている」「ライフプラン崩れる」【Nスタ解説】
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年11月26日 21時31分
-
3イトーヨーカドー春日部店「閉店したのに看板照明ついてる…」一体なぜ? 背景に“切実な問題” クレしん「サトーココノカドー」モデル
乗りものニュース / 2024年11月26日 18時12分
-
4NY株、3日連続最高値=トランプ関税注視
時事通信 / 2024年11月27日 7時16分
-
5【解説】アマゾンに公正取引委員会が立ち入り検査 問題点は?
日テレNEWS NNN / 2024年11月26日 18時30分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください