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マツダ CX-8の2列目シートは全3種類存在、一体どのタイプが一番いいのか!? オススメは“豪華仕様ではない”キャプテンシートだった

MōTA / 2021年7月22日 19時0分

マツダ 新型CX-8

3列シートSUVでもっとも売れているのはマツダ CX-8だ。SUVでありながら3列目シートに大人が座っても十分なスペースを確保するなど、その人気は納得である。でも購入する際に悩ましいのが、2列目シートをどの仕様にするか? である。というのもCX-8の2列目シートはベンチシート、キャプテンシート。そして巨大なアームレストが装備されるキャプテンシートをラインアップしており、どれも捨てがたい存在なのだ。そこで今回はファミリー層向けに、それぞれの特徴を徹底解説する。結論からいえばオススメはキャプテンシート仕様だった。

マツダ 新型CX-8

“しっかり使える”3列目シートが魅力のマツダ CX-8

かつてマツダはMPVやプレマシーといったミニバンを手がけていたが、現在はCX-8その役割を果たしている

子育て世代を中心としたファミリーや、ミニバンからの乗り換え組なら、3列シートを備えたSUVに注目したいものです。

中でも、スタイリッシュでモダンなデザイン。そしてガソリン、ディーゼルと揃うラインアップの豊富さや、走りの良さが魅力のマツダ CX-8はパパも積極的に選びたい3列シートSUVです。

3列目がエマージェンシー的な薄いシートのモデルもあるのですが、CX-8の3列目シートは2列目と遜色ないクッションとゆとりのスペースで、”ちゃんと使える”3列シートSUVなのです。

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悩ましいのは2列目シートが3種類もある点

2020年に行われた改良で上級グレードには10.25インチの超ワイドディスプレイを。ベースグレードなど他のモデルは89.8インチモニターといずれも大型化されている

ただ、2列目シートには3タイプあり、それぞれに装備や使い勝手が変わってくるのが悩ましいところ。

ベンチシートの7人乗り、キャンプテンシートと豪華アームレスト付きキャプテンシートの6人乗りという3種類でなのですが、いったい自分たちにはどれがいいのか? 後悔しない選択をしたいものですね。

なのでここで改めてそれぞれの特徴と、どんなファミリーに合うのかを検証していきたいと思います。

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快適な車中泊がしたいならベンチシート! ベースグレードはUSBポートなし

上級グレードにはアームレスト内にUSBポートが2つ備わる

まず7人乗りのベンチシートタイプですが「25S」と「XD」、特別仕様車「スマートエディション」はセンターアームレストにカップホルダーが2個つく仕様。

「プロアクティブ」と特別仕様車「ブラックトーンエディション」、「Lパッケージ」と「25T」、「XD エクスクルーシブモード」には、カップホルダーが2個とUSBポートは2個、小物入れがつく豪華仕様となります。

すべて6:4分割で前倒しでき、5:5分割の3列目シートも倒せばフルフラットになります。

自転車など大きな荷物を積む機会が多かったり、車中泊を楽しみたいファミリーにオススメ。

また「ブラックトーンエディション」と「Lパッケージ」、「25T」と「XDエクスクルーシブモード」にはワンタッチウォークイン機構が備わるので、3列目シートへのアクセスもスムーズに。

5人以上の家族や、祖父母を乗せる機会が多いなど、3列目シートをよく使うファミリーは便利ですね。

一番使い勝手がいいのはキャプテンシート!? 車内に長尺物を積載するのも超便利

左右のシートそれぞれに角度調整機能付きのアームレストが備わるキャプテンシート

次に2列目シートから3列目シートへの移動が車内で行えるセンターウォークスルー機構が使えるので、チャイルドシートを2列目に装着するファミリーなど、小さな子どもがいる子育て世代に何かと便利なのが、キャプテンシートタイプの6人乗りです。

ベースグレードは7人乗りのみの設定なので、特別仕様車の「スマートエディション」と「プロアクティブ」、特別仕様車の「ブラックトーンエディション」、「Lパッケージ」がセンターウォークスルーができる仕様となっています。

カップホルダーが付くようなアームレストはないですが、それぞれに角度調整機構付アームレストを装備。

運転席と助手席の間のセンターコンソールの最後部に、カップホルダーとUSBが2個ずつあります。ドリンクを飲むときに、ちょっと手を伸ばす必要があるくらいで、使いにくいほどではありませんが、小物入れがないので後付けのアクセサリーで収納を足すといいですね。

こちらも2列目・3列目を倒すとフラットになりますが、2列目の真ん中にはどうしても隙間ができます。アウトドアレジャーで子どもを寝かせたり、赤ちゃんの休憩などで使う時などは、クッションで隙間を埋めてフルフラットにする必要があります。

また、3列目だけを倒してスキーや釣竿など長尺物を積むのにも、この隙間が活躍しますので、アウトドアスポーツが趣味の3〜4人家族にもピッタリだと思います。

豪華だけど選ぶ際は要注意! 最上級グレードで車中泊はかなり厳しい

最上級モデルには大型アームレストが備わる。シートヒーターやベンチレーションの調整ボタンも備わる他、電動パワーシートとなっている

最後に、6人乗りの豪華アームレスト付きキャプテンシート。これはトップグレードの「25T」と「XDエクスクルーシブモード」に設定されています。

カップホルダー2個、USBポートが2個、小物入れとストレージボックス付きで、身の回りのものが使いやすくなる装備です。パワーウォークイン機構で3列目へのアクセスがラクになるほか、シートベンチレーションもついているので暑い日も快適に過ごせます。

ただこちらは、2列目シートが前倒しできず、フルフラットにはなりません。大きな荷物が積みたい場合には、2列目シートを前にスライドして、背もたれを前に倒すことで、スペースを稼ぐことになります。

チャイルドシートを2列目に装着してしまうと、背もたれを前に倒しにくくなりますので、小さな子どもがいるファミリーにはあまり向かないのでは? と思います。

子どもがある程度大きく4人までの家族で、2列目シートをゆったりと使いたいファミリーや、普段は3列目シートを倒してラゲッジとして使うことが多いファミリー向き。車中泊にも向かないでしょう。

 

結論! 一番利便性が高いのはキャプテンシートだった

 

ということで、車中泊や大きな荷物を積むフルフラットなスペースが欲しくて、シンプルな装備でいいファミリーには、7人乗りベンチシートの「25S」と「XD」、特別仕様車「スマートエディション」を。

同じ7人乗りでも、USBなどちょっと便利に使える装備が2列目にも欲しいなら、「プロアクティブ」と特別仕様車「ブラックトーンエディション」、「Lパッケージ」と「25T」、「XDエクスクルーシブモード」。

チャイルドシートが必要な小さな子どもがいたり、子育ての利便性を重視したいファミリーには、6人乗りでシンプルなキャプテンシートの「スマートエディション」と「プロアクティブ 」、「ブラックトーンエディション」、「Lパッケージ」。こちらはアウトドアレジャーが趣味というファミリーにもオススメです。

そして6人乗りでも豪華アームレスト付きキャプテンシートタイプは、子どもが小学生以上で大きく、3列目シートは滅多に使わないというファミリーや、2列目シートをゆったりと使いたいファミリーに。ゲストを迎えておもてなしをしたい場合にもピッタリの仕様です。

いかがでしたでしょうか。ぜひ、皆さんにはどのタイプが合っているのか、じっくり選んでみてくださいね。

【筆者:まるも 亜希子】

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