トヨタ 新型アクアと日産 新型ノートの内装を比較! コンパクトハイブリッドカーの室内は断トツでノートが広かった
MōTA / 2021年7月29日 17時20分
コンパクトカーもいよいよハイブリッドカーが主流の時代に突入してきた。日産が2020年12月発売の新型「ノート」をハイブリッド専用モデルに進化。この動きに対抗するかのように、トヨタも元祖コンパクト系ハイブリッド専用車「アクア」を2021年7月19日にフルモデルチェンジさせた。好敵手と言える2台のコンパクトハイブリッドカーの内装について比較してみよう。
2020年から2021年にかけて相次いで登場した新型コンパクトハイブリッドカー2台の内装を比較
コンパクトハイブリッドカーの競争が激化している。日産は2020年12月23日に主力コンパクトカー「ノート」をフルモデルチェンジした際、従来型では設定があったガソリン車を廃止し、ハイブリッド専用車とする大胆な策に出た。そして2021年7月19日、トヨタはコンパクトハイブリッドカーのロングセラーモデル「アクア」をフルモデルチェンジ。プラットフォームからバッテリーに至るまですべてを刷新し、再び戦いに挑んだ。果たしてこの2台はどのような違いがあるのだろうか。今回は内装に焦点を絞って比較してみよう。
シンプルな中にも上質さを表現した新型アクアの内装
初代トヨタ アクアは、プリウスに次ぐハイブリッド専用車として2011年末にデビュー。登場早々に販売首位を獲得するなど、目覚ましい発展を遂げたロングセラーモデルだ。今回登場した2代目は、外観こそ初代のデザインイメージを継承するが、メカニズムなど全てを一新した。 内装も同様に、初代アクアとはイメージを変えるとともに、質感も大幅に向上させた印象だ。同じコンパクトカージャンルにベーシックなヤリスが存在し、そちらにもハイブリッドモデルがあることから、新型アクアは立ち位置を少し上級なポジションに移行させたのだ。センターメーターだった初代とは違い、新型アクアはステアリングホイール前にシンプルな液晶メーターを備える。またシフトレバーも、プリウス譲りのインパネシフト化され、先進的なイメージを強めた。
空気抵抗を低減させる流麗な外観デザインの影響で後席の頭上空間はミニマムだ
新型アクアの全高は1485mmで、コンパクトカークラスの中では低めの部類。室内高も1190mmに留まる(トヨタ社内測定値)。さらに高速走行時の燃費性能に影響を及ぼす空気抵抗を減らすため、後ろに向かって低くなっていく外観デザインを採用した影響もあって、後席の広さは必要最低限といった印象。ただし同じトヨタのコンパクトカー「ヤリス」や先代アクアに比べるとホイールベースは50mm長く、後席の足元空間は拡大している。
新型ノートの内装はプレミアムモデル譲りの先進デザインが自慢
対する日産の新型ノートも、特徴ある内装が大きなセールスポイントのひとつになっている。液晶メーターとセンターの大型モニター画面は、連続する大きな1枚パネルのように見せるデザイン。シフト周辺のパネルは高めで、手前のアームレストに肘を置くとスッと届く位置関係にある。またシフトの下は大きな収納スペースになっているなど見どころは多い。
これらは新型クロスオーバーEV(電気自動車)「アリア」と共通するデザインとなっており、新型ノートのプレミアム性や先進イメージをアピールする。ただし、同じノートシリーズには上級版「ノート オーラ」が存在することもあってか、内装の質感自体はやや物足りない点もある。
後席空間の余裕度はコンパクトカークラス随一
そしてトヨタ 新型アクアに比べると新型ノートの後席足元は広く取られている。また外観を見比べても想像出来る通り、実際に乗り比べてみても、後席の頭上空間は遥かにノートのほうが余裕がある。新型ノートの全高は1520mmでアクアより35mm高く、室内高も1240mm(日産社内測定値)と、新型アクアに比べ数値上でもかなりの差が生まれている。後席を多用するユーザーなら、迷わず新型ノートが選択肢の最有力候補になるはずだ。新型アクアと新型ノートの購入を検討するなど、必ず実車の前後席に座ってみて、車内の質感や広さなどをしっかり比較してみて欲しい。
[筆者:MOTA(モータ)編集部 トクダ トオル/撮影:TOYOTA・NISSAN]
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
日産「新型エルグランド」いつ登場!? 唯一無二の「ターボエンジン」も搭載か? 王道の「キング・オブ・ミニバン」“全面刷新”に期待高まる!
くるまのニュース / 2024年11月25日 16時10分
-
約99万円! トヨタ新型「“軽”セダン」発表! 全長3.4m級ボディで4人乗れる! 安全性向上&寒さ対策UPの「ピクシス エポック」どんな人が買う?
くるまのニュース / 2024年11月24日 8時10分
-
トヨタ新型「アクア」は高級感スゴイ!? プレミアムな“上質インテリア”採用した「小さな高級車」に反響あり! 2トーン×ブラウン内装の「新型ラフィネ」とは
くるまのニュース / 2024年11月17日 8時10分
-
10月に「日本イチ売れたクルマ」は“軽”じゃない! 小型SUV&「背の高い軽」は根強い人気? 「トヨタ勢」はトップを席巻… 販売台数ランキング発表
くるまのニュース / 2024年11月8日 5時50分
-
ヤリス/ノート/フィットに透けるメーカー事情 3車に見た「トヨタ/日産/ホンダ」強みと弱み
東洋経済オンライン / 2024年10月31日 8時40分
ランキング
-
1ダイソーで販売「グミ」に回収命令……「深くお詫び」 使用不認可の着色料を使用、5万7000袋を回収
ねとらぼ / 2024年11月26日 18時1分
-
2「運転する夫に『間違えてばっかり!』と怒鳴ったら、路肩に急停止。怖くて大ゲンカしましたが、私が悪いんですか?」投稿に回答殺到!?「お前が運転しろ」「料理してる時に言われたらどうする」の声も
くるまのニュース / 2024年11月26日 12時10分
-
3男女9000人超が答えた「好きな四字熟語」ランキング発表! 3位「明鏡止水」2位「初志貫徹」…圧倒的1位は?
オトナンサー / 2024年11月26日 21時10分
-
4風邪の初期症状の正しい理解と市販薬の使い方を知る…「ひき始めに服用する」わずか4%
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年11月26日 9時26分
-
5「50代でモテている男性」3つの特徴。見た目が渋くてカッコいい「イケオジ」じゃなくてOK
日刊SPA! / 2024年11月26日 15時52分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください