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トヨタ 新型アクアと日産 新型ノートe-POWER、燃費はどう違う!? 断トツの低燃費は背が低くて軽いアクアに軍配

MōTA / 2021年7月31日 10時0分

(上)トヨタ 新型アクア/(下)日産 ノート オーラ

トヨタから新型「アクア」がデビューした。2011年末、初のコンパクトハイブリッドカーとして華々しくデビューしてから10年。初のフルモデルチェンジで気になるのはやはり燃費性能だ。2020年12月、先行してフルモデルチェンジを実施した日産 新型ノート e-POWERと共に、カタログ燃費の実力を通じて、ライバル2台の違いを見ていこう。

(上)トヨタ 新型アクア/(下)日産 ノート オーラ

低くて軽いトヨタ 新型アクアに対し、やや大柄な日産 ノートe-POWER

トヨタ 新型アクア,日産 新型ノート e-POWER

トヨタ 新型アクア,日産 新型ノート e-POWER

トヨタ 新型アクアのボディサイズは全長4050mm×全幅1695mm×全高1485mm。ホイールベース(前後車軸間の距離)2600mm。車両重量は1080~1130kgだ(FFモデル)。

対する日産 新型ノート e-POWERのボディサイズは全長4045mm×全幅1695mm×全高1505~1520mm。ホイールベース2580mm。車両重量は1190~1220kgだ(FFモデル)。

全長と全幅は同等だが、日産 新型ノートは全高が35mm大きく、全体に大柄に見える。またその影響もあるのか、車両重量の点でノートはトヨタ 新型アクアに対し100kg前後も重たい点が気になるところ。この辺りがカタログ燃費にどう響くのか、それぞれ比べてみよう。

トヨタ 新型アクアのカタログ燃費は35.8~33.6km/L(FF)

トヨタ 新型アクアのカタログ燃費は35.8~33.6km/L(FF・WLTCモード)。初代アクアも国産車随一の低燃費がウリであったが、新型もその性能に磨きがかかった。従来の測定基準であるJC08モード燃費比になるが、従来型に比べると最大で20%も燃費が改善されているというから凄い。

新型アクアは車高が低く、初代譲りの流麗なフォルムが特徴だが、これは空気抵抗を低減させるためのデザインだ。ハイブリッドカーの弱点である高速走行時の燃費低下に対しても大きな効果を発揮する。カタログ燃費にもその実力が遺憾なく発揮された。

日産 新型ノート e-POWERのカタログ燃費は29.5~28.4km/L(FF)

対する日産 新型ノート e-POWERのカタログ燃費は29.5~28.4km/L(FF・WLTCモード)。圧倒的な新型アクアの低燃費ぶりには見劣りするものの、単体としては十分に優秀な数値となった。

燃費の面では負けている新型ノートだが、車体の大きさからくる室内の広さはむしろ大きなアピールポイントとなる。特に後席を多用するユーザーなら、各販売店で新型アクアと新型ノートの実車に座ってみるなどして、それぞれ比べてみると良いだろう。

日産 新型ノート オーラ

さて新型ノートには、上級版「ノート オーラ」もラインナップされている。車幅を拡大し、オリジナルのデザインを与えた。カタログ燃費は27.2km/L(FF・WLTCモード)と、ベースのノートに対してはさらに落ちるものの、e-POWERの走行性能も向上しており、静粛性や内装の質感もアップした。コンパクトハイブリッドカーの新たな選択肢として注目される。

なお新型ノート オーラの正式発売は2021年秋頃の予定だ。

[筆者:MOTA編集部 トクダ トオル/撮影:TOYOTA・NISSAN]

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