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どっち買う!?プレミアムSUV編〜 新車のSUV「ハリアーハイブリッド」購入予算400万円台なら、3年落ちの輸入SUV「アウディ Q5 TDI(ディーゼル)」も射程内!

MōTA / 2021年8月1日 11時30分

アウディ Q5 2.0 TFSI quattro[2017年10月2日発売]/トヨタ ハリアー[2020年6月17日発売]

大人気のハリアーハイブリッド、その予算感は概ね450万円~500万円だが、これほどの額だと、実はいろいろなクルマがターゲットに入ってくる。例えば高い安全性を誇る輸入プレミアムSUV「アウディ Q5」で、さらに燃費と高性能を両立したディーゼル版「TDI」の3年落ち・低走行の中古車が手に入れることもできるとしたら……あなたならどっちを選ぶ!?

アウディ Q5 2.0 TFSI quattro[2017年10月2日発売]/トヨタ ハリアー[2020年6月17日発売]

世界中でヒットを記録した高級ミドルクラスSUV「アウディ Q5」

2007年に初代がデビューした「Q5」は、アウディのSUVとしては「Q7」に続くモデルで、欧州のみならず北米・中国など世界中で好調なセールスを記録した。

2017年に登場した2代目Q5は、新たなプラットフォーム「MLB evo」により車重を60kg削減、アウディ伝統の4WDシステム「クワトロ」を初代に引き続き全車に採用している。

ディーゼルモデル「TDI」は2019年に追加

写真は2021年登場のマイナーチェンジ版「TDI」モデル

デビュー時は252psを発生する2リッターガソリンターボエンジン版「TFSI」のみがリリースされ、2019年2月には、JC08モードで15.6km/リッターの燃費性能と、最高出力190ps /最大トルク400Nmという高性能を両立したクリーンディーゼル「TDI」が追加された。

2021年2月から販売中のマイナーチェンジ版では、全グレードにベルト駆動式オルタネータースターターと12Vリチウムイオンバッテリーを使ったマイルドハイブリッドシステムが搭載されている。

3年落ち・走行3万キロ以内・450万円前後で「Q5 TDI」を検索

写真は「アウディ Q5 2.0 TFSI quattro」

2017年10月に日本での発売を開始した2代目のQ5。日本でも売れているクルマだけあって、中古車の流通台数も多い。そこでいつものように、中古車検索サイトで下記の条件で調べてみることとしよう。

検索条件は、3年落ち・走行3万キロ以内という設定にしてみた(2021年7月28日現在 MOTA調べ)。

走行距離3万キロ以内、2018年式までの「アウディ Q5」の中古車を検索!

▼中古車検索条件▼

・メーカー車名:アウディ Q5(2017年モデル)

・モデル:2017年10月~

・年式:平成30(2018)年~令和3(2021)年

・走行距離:~最大3万キロまで

・価格帯:下限なし~500万円

・修復歴:なし

(2021年7月28日現在 MOTA調べ)

500万円以下で、新車価格650万円以上の高性能ディーゼルエンジンモデルを購入可能

上記で検索を行った結果、3年落ち・走行3万キロ以内という好条件で、約55台のQ5が結果に表示された。

今回の比較対象であるハリアーハイブリッドの売れ線は、前述の通り482万円〜の「ハイブリッド2.5 Z レザーパッケージ(FF)」。Q5同様に4WDを選ぶと、「ハイブリッド2.5 Z レザーパッケージ 4WD」が504万円〜となる。これはハリアーシリーズで最上位に位置するグレードでもある。また、ひとつグレードを落とした「ハイブリッド2.5 G レザーパッケージ 4WD」は452万円〜だ。

一方、Q5 TDIは、2019年2月の新発売時で「40TDI」が636万円〜、「40TDI スポーツ」が657万円〜である。こちらの中古は、さきの条件で455万円〜498万円の20台がヒットした。まさに、ハリアーハイブリッドの新車価格帯で購入可能な範囲に収まっている。

中古の「アウディ Q5 TDI」には高額オプションが盛り込まれている個体が多く、お買い得感高め!

写真は「アウディ Q5 2.0 TFSI quattro」

高級SUVであるハリアー・Q5ともに、豊富な装備・高い安全性・先進のコネクティビティを備える。外観では、ハリアーのクーペルック、エモーショナルでありながらクールさを漂わせるQ5で大きな違いはあれど、どちらもスタイリッシュなデザインだ。

しかし新車価格で見るとQ5はハリアーより250万円以上高く、実質的にはひとクラス下の「Q3」がハリアーのライバルとなる。そのため、同価格帯で見た場合、Q5の中古車というのは賢いチョイスと言える。

せっかく買うなら、オプションパッケージをたっぷり盛り込んだ中古車をチョイスしよう

写真は「バーチャルコクピット」を備えた「アウディ SQ5」

さらに、流通しているQ5の中古車は「バーチャルコクピット」(8万円)、「マトリクスLEDヘッドライトパッケージ」(27〜32万円)、安全性を高める「アシスタンスパッケージ」(26〜34万円)、スポーティさを際立てる「Sラインパッケージ」(49万円)などの高額オプションがふんだんに盛り込まれた個体も多い。これらを含んだ総額はハリアーとの新車価格差をさらに大きくするので、中古車のお買い得感はさらにアップする。

そうかその手があったか! だから中古車選びはやめられない!

洗練されたエクステリア、目を見張る高品質なインテリア、シャープなハンドリング、クワトロによる優れた悪路走破性、低回転域から目覚ましい加速を見せるディーゼルエンジンなど、美点が多いアウディ Q5 TDI。そんなQ5の中古車、しかも程度が良い個体がハリアーの新車価格で購入できるとなると……これも中古車選びの醍醐味と言えよう。このコーナーではこれからも「その視点があったんだ!」というクルマ選びを提案していきたい。

[筆者:遠藤 イヅル/撮影:茂呂 幸正・アウディジャパン]

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