新型ランドクルーザー300、新搭載の指紋認証には一定の期待を寄せつつ「二重三重のセキュリティ対策を」の声 【みんなの声を聞いてみた】
MōTA / 2021年8月3日 10時0分
トヨタは2021年8月2日(月)、14年ぶりのフルモデルチェンジとなる新型ランドクルーザー300を発売開始した。ランドクルーザーは圧倒的な盗難率の高さから、新型ランドクルーザーではセキュリティ面に注目が集まっていたが、今回新たに指紋認証スタートスイッチを標準装備(「GX」グレードのみオプション)した。気になるセキュリティ面について、購入検討層などはどうとらえているのか? SNSで挙げられているみんなの声を紹介していく。
新型ランドクルーザー300では、トヨタ初となる指紋認証スタートスイッチを採用
2007年に従来型の200系がデビューしてから、今年で14年が経ったトヨタの本格四輪駆動車「ランドクルーザー」がフルモデルチェンジを行った。新型ランドクルーザー300は、5つのガソリンモデル(GX、AX、VX、GRスポーツ、ZX)と2つのディーゼルモデル(GRスポーツ、ZX)を展開。価格(消費税込)は510~800万円。
搭載されるパワートレインは、新開発のV型6気筒 3.5リッターガソリンツインターボ(415ps/650Nm)と、3.3リッターディーゼルツインターボ(309ps/700Nm)を設定、さらに10速オートマチックトランスミッションが組み合わされる。
先進安全装備には、トヨタセーフティーセンスを全車標準とし、衝突被害軽減ブレーキ、ブラインドスポットモニター、先行者追従機能付アダプティブクルーズコントロールなどが搭載されている。
注目が集まっていた新型ランドクルーザー300のセキュリティ面に関しては、トヨタ初となる指紋認証スタートスイッチが採用された(ZX、GR SPORT、VX、AXに標準装備、GXにオプション)。スマートキーを携帯し、ブレーキを踏みながらスタートスイッチ上の指紋センサーにタッチすると、車両に登録された指紋情報と照合、指紋情報が一致しなければエンジンが始動しない機構となっている。
100%なんて絶対にない。でもハードルが1つできたのは大事
そんな注目の指紋認証スタートスイッチについて、SNS上ではどのような意見が飛び交っているのか確認してみた。まず見受けられたのは、
「車検や整備の時などのときはどうするの?」
「ディーラーに預けることを考えると、何かしらのキャンセルシステムがありそう」
「緊急時・登録者以外に運転する場合などはどうする?」
「ドアノブとかから指紋採取するパターンとか出てきそう」
「自分の指も守る必要がある」
といった声。
やはり車検や整備などでディーラーに預ける際や、緊急時の場合などはどうなるのか気になる様子。また、何かしらのキャンセルシステムがあり、窃盗グループにもそれらが流失するのではと懸念する声までも見受けられた。これらは詳細が分かり次第、続報をお届けしたい。
それでも、
「高級車には必要な装備」
「新しい指紋認証は盗難に対してどのくらい有効か気になる」
「100%ということは絶対にない。でもハードルが1つできたのは大事なこと」
「スマホもあっという間に指紋認証が普及した。新型ランクルにも注目している」
など、指紋認証というトヨタ初の試みには前向きな様子だ。
愛車を守るには「さらに二重三重のセキュリティが必要」
もちろん、指紋認証のおかげで100%盗難がなくなるかと言えばそうではないものの、それは購入検討層も同じ考えのようだ。「次々と新しい手法が出てくるから、残念ながら完璧に盗難を防ぐのは不可能に近い。それでも時間稼ぎになると思う。少しでも盗難しにくくなれば狙われるリスクが減る」
「購入層はもちろん理解しているとは思うが、指紋認証だけでなくさらに二重三重のセキュリティをする必要がある」
「定期的にセキュリティー技術を更新し、所有者が常にイタチごっこの先に居続ける事が大事」
と、指紋認証は1つのツールとして、さらに自分の愛車を守るす術を高める必要があるとしている。
「今後も窃盗グループや海外転売業者撲滅を目指すトヨタの本気に期待」
といった声もある通り、引き続きセキュリティ面の進化には期待が集まっている。
[筆者:望月 達也(MOTA編集部)]
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