新型ランドクルーザー300、「このスペックにして破格!」の声も、課題は1年以上の納期【みんなの声を聞いてみた】
MōTA / 2021年8月4日 10時1分
14年ぶりのフルモデルチェンジを行ったトヨタ 新型ランドクルーザーが2021年8月2日(月)に発売開始した。新型ランドクルーザー300では、3.5リッターガソリンツインターボと待望の3.3リッターディーゼルツインターボもランナップ。ガソリンモデルで5グレード、ディーゼルモデルで2グレードを展開し価格(消費税込)は510~800万円となる。これに対し購入検討層などはどうとらえているのか? ここではそんな新型ランドクルーーザー300の価格面についてSNSで挙げられているみんなの声を紹介していく。
新型ランドクルーザー300は5つのガソリンモデルと2つのディーゼルモデルを展開し価格(税込)は510~800万円
新開発のV型6気筒 3.5リッターガソリンツインターボ(415ps/650Nm)と、かねてより要望の多かったディーゼルエンジンとして3.3リッターディーゼルツインターボ(309ps/700Nm)が設定され、さらに10速オートマチックトランスミッションが組み合わされる。
ガソリンモデルではGX(510万円)、AX(550万円)、VX(630万円) 、GRスポーツ(770万円)、ZX(730万円)の5グレードを展開。ベースモデルのGX以外は7人乗り仕様となる。そしてディーゼルモデルはGRスポーツ(800万円)、ZX(760万円)の2グレード展開となり、こちらは全て5人乗り仕様となる。
新型ランドクルーザー300は、パワートレインのダウンサイジングにより自動車税を大幅に引き下げたほか、エンジン搭載位置の見直しによる低重心化、高張力鋼版の採用拡大やボンネット、ルーフ、全てのドアのアルミニウム化により軽量化を実現。運動性能も大幅に向上している。
さらに先進安全装備には、トヨタセーフティーセンスを全車標準とし、衝突被害軽減ブレーキ、ブラインドスポットモニター、先行者追従機能付アダプティブクルーズコントロールなどを搭載するほか、セキュリティ面ではトヨタ初となる指紋認証スタートスイッチを採用している(ZX、GR SPORT、VX、AXに標準装備、GXにオプション)。
新型ランドクルーザー300はスペックに対してバーゲンプライス
510~800万円(税込)と、価格だけで見ると高いイメージにもなりそうだが、
「この内容でこの価格は破格」
「価格帯が思っていたほど高くない事に驚いた」
「すごく良心的な価格」
「Gクラスの半額以下でGクラス以上のスペックが得られるなんて!」
「輸入車の中級モデル程度の価格でこの所有感が手に入る」
「一番安いGXはお買い得だと思う。装備にも不満ないし」
といったポジティブに捉える声が多い。一部では、
「世界の経済レベルで見るとバーゲンプライスなんだろうけど、日本人には一概にそうとも言えない…」
「給与水準は上がらないのに、物価は上がって行く。欲しいけど買えない」
「ランクルは高級車ではなく実用車ではないのか? 高すぎる」
など、新型ランドクルーザー300に限らず、近年の新型車登場時で必ず見かける価格に対する不満の声はあるものの、大半はこのパッケージングに対して破格と捉えているようだ。
既に2年とも4年とも言われる納期
「ディーラーに確認したら予約申し込みが殺到して2年待ち状態と聞いて諦めた」
「既に4年待ちとの噂もあって止む無く断念」
「転売対策の為、メーカーが1件1件調査中で既にオーダーストップしていると聞いた。本当に自分で乗らない人はマジで止めてほしい」
「マンションなどのように住むため・使うために購入するのではなく、金を増やすために買う層が多すぎて本当に欲しい層に行き届かない」
といった悲痛な声が挙がっている。価格だけでなく、リセールバリューの良さも却って納期問題に少なからず影響してしまっている様子だ。
新型ランドクルーザー300のホームページ上では「納期目処に関するご案内」として、8月2日以降に注文した場合の納期は1年以上となる見込みとアナウンスされている。
トヨタでも納期短縮に取り組む構えとしているものの、果たしてどこまで改善されるか先はまだまだ読めないところ。1日も早い現状回復を願うばかりだ。
[筆者:望月 達也(MOTA編集部)]
外部リンク
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