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ステランティス絶好調! 2021年7月の販売台数が7月度として過去最高を記録

MōTA / 2021年8月12日 15時0分

プジョー 新型e-2008

ステランティスは2021年8月6日(金)、2021年7月の販売台数が単月で過去最高となる3643台を記録したと発表した。ステランティスはフィアットやジープなどを傘下に持つFCAグループとプジョー、シトロエンなどのPSAグループが合併されて設立された自動車メーカーである。対2020年7月比では28%プラスとなり、純輸入車市場の伸び率と比較して2倍の伸張を記録した点が特筆すべきポイントだ。好調の要因とそれぞれのブランドのトピックを紹介しよう。

シトロエン ベルランゴ

2021年1月に誕生したステランティスは7ブランドで構成される

ステランティスは2021年1月にFCA(フィアット・アルファロメオ・アバルト・ジープ)とPSA(プジョー・シトロエン・DSオートモビル)が合併してできた自動車メーカーグループだ。両者が取り扱っていた7ブランドを国内で販売している。

ステランティスの7ブランドの年初からの累計合計販売台数は前年比42%増と好調で、輸入車市場と比較して2倍以上の伸びを見せている。この結果を受けてステランティスのポンタス・ヘグストロム社長は「ステランティスは最も成長率の高いグループ」となったとコメント。

とくにプジョー(1133台)とシトロエン(575台)は7月の過去最高記録を更新したほか、アルファロメオは昨年の3倍の台数(194台)を売り上げた。

個性的なブランド構成が若者にウケた!

ステランティスは7月の好調の要因として、東京オリンピックやコロナ禍での安全な移動手段として自家用車需要が高かったことを挙げている。特に個性的なブランドを多数持つステランティスは若い世代からの支持もあり、販売を押し上げた。

プジョーは新世代のデザインや電動モデルが人気

また、7月にそれぞれのブランドで伸びた車種などトピックを取り上げていこう。

プジョーは208、2008、3008の新世代デザインが好調だ。508はハイブリッドモデルの追加と音楽ユニットOriginal LoveとのコラボレーションによるテレビCMの効果もあり、注目が集まったと見られる。また、全電動化モデルが想定よりも良い売れ行きだった。

新世代デザインが人気

シトロエンは、ベルランゴの人気によってシトロエンブランドの認知度向上によって他モデルにも好影響が出ている。

国産車にない魅力が詰まったベルランゴ

DSオートモビルはブランド認知が高まってきている。DS7 CROSSBACK E-TENSE 4×4の登場によって内燃機関のDS7 CROSSBACKと合わせて全体の販売が伸びた。

DSオートモビルはDS7 CROSSBACKが好調だった

フィアット・アバルトは店舗数を増やしてユーザー増につなげた

フィアット・アバルトディーラーは2020年から改装や移転を急ピッチで進めていて、第2四半期には滋賀県と徳島県の2つの開発準備室を含めて8店舗をオープンした。現時点で全72拠点中53拠点が改装を完了し、モダンな新CI(コーポレート・アイデンティティ)に生まれ変わった。これによって新規、既存両方の来客が増えている。また、アバルトは595の人気によって対前年比で17%増加した。

アバルト595の人気は堅い

アルファロメオは刷新したジュリアとステルヴィオ、今年がモデルの最終年となるジュリエッタもいずれも好調を維持した。

今年がモデル最終年のジュリエッタ

ジープは供給遅延の影響もあったが、2021年6月にマイナーチェンジされたコンパスがディーラーへの来客増に繋がり、受注が順調に伸びた。

2021年6月にマイナーチェンジされたコンパスの注目度は高い

まもなく日本に再導入されるオペルにも期待!

まもなく国内市場に再参入する見込みのオペル。じつはこのメーカーもステランティス傘下のため、さらなる販売拡大に期待がかかるところだ。

【筆者:MOTA編集部】

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