新型フェアレディZ、買うならAT or MT？ アンケートでは僅差の結果に！【みんなの声を聞いてみた】

日産 新型Z（日本名：フェアレディZ）「Performance」[北米仕様・2023年モデル]

2021年8月18日（水）、米・ニューヨークにて発表された日産 新型Z（日本名：フェアレディZ）。新型フェアレディZのパワートレインにはV6 3.0リッターVR30DDTT型ツインターボエンジン（最高出力405ps／最大トルク475Nm/5500rpm）を搭載し、6速マニュアルトランスミッション（6速MT）か新開発9速オートマチックトランスミッション（9速AT）が組み合わされる。そこで、今回は実際に一般ユーザー、購入検討者達はAT or MTのどちらが欲しいと感じているのか？ SNSで挙げられているみんなの声を探ってみた。

新型フェアレディZでは、6速MTと9速ATを設定

「伝統と最新技術の融合」をテーマに洗練されたエクステリアと、歴代の「Z」へのオマージュを感じさせるデザインを採用する日産 新型フェアレディZ。

全長4379mm×全幅1844mm×全高1316mm、ホイールベースは2550mm（インチ表記をミリ換算）の3サイズに搭載されるパワートレインは、最高出力400hp・最大トルク350lb-ftを発揮する3リッターV型6気筒ツインターボエンジンに、6速MTもしくはパドルシフト付9速ATが組み合わされる。

米国仕様では「Sport（スポーツ）」と、リアスポイラーとGT-Rのノウハウを生かしたフロントスポイラーを備える「Performance（パフォーマンス）」の2グレードに加え、240台限定特別仕様車「Proto Spec（プロトスペック）」が設定されている。

気になる日本仕様については、2021年末～2022年初春頃に発表される予定だが、SNS上では既に新型フェアレディZの市販モデル（米国仕様）の登場に注目が集まっている。

では実際に、購入検討者や車ファンなどは、買うならAT or MTどちらと考えているのか？ MOTA（モータ）では公式Twitter上でアンケートを募集した。

アンケート測定期間：2021年8月19日（木）～8月20日（金）／測定方法：MOTA編集部公式Twitter

MT推しが圧倒的かと思いきや、僅差の結果に

Twitterアンケートでは、全体の55.8%が「MT」と答え、残りの44.2%が「AT」という回答結果となった。

スポーツカーと言えば、昔からMT推しの層が多いイメージ。過去にもトヨタ 新型GR86／スバル 新型BRZに対して同様のアンケートを実施した際には、約7対3の割合でMT推しの結果も出ていただけに、驚きの結果だ。

また、アンケートの他にもSNS上ではどのような意見が飛び交っているのか確認してみた。

「6速MT＋ツインターボで若き日を思い出したい」の声

まず、MTを推す声には、

「MT設定があるのは、趣味性の観点から見てもとても美点」

「この時代にMTで出しくるのもポイント高い」

「6速MT＋ツインターボで若き日を思い出したい」

「スープラはATだけだからMTのある新型Zは優秀」

「人生最後のガソリンエンジンのFR車としてMTで乗りたい」

などの声が挙がっている。ライバルに近いトヨタ スープラにはMT設定がないことや、このご時世、貴重なガソリンエンジン、MT設定モデルとして期待している声が多く見受けられた。

走りの進化に期待が寄せられる9速AT

一方、ATを推す声には、

「9速ATって凄いな！ MTより速そう」

「9速ATは燃費にも貢献しそう」

「6MTも惹かれるけど、9速ATに惹かれる。どんな乗り心地なんだろう」

「7速ATはパドルの反応が遅かったから、9速ATではそこを改良してくれれば嬉しい」

「買うなら9速ATか」

といった声が挙がっている。

新型フェアレディZに採用され9速ATは、既に2020年2月に北米で発売された日産のフルサイズピックアップトラック「タイタン」に採用されているジヤトコ製FR（後輪駆動）車向けの9速AT「JR913E」が搭載されると思われる。

従来型のZ34フェアレディZではジヤトコ製7速ATが採用されており、今回9速ATを採用する新型フェアレディZでは走りに対してどれだけ進化しているのか気になるとする声が挙がっている。

MTでもATでも、どちらにせよその存在自体が貴重

今回、僅差の結果となった新型フェアレディZについてのトランスミッションだが、

「こんな時代に9速ATとまさかの6速MTは胸アツ」

「素直にMTを採用し続けたのは良いと思う。まあ、今やMTとATで速いだの遅いだのはどうでもいいことだとは思う。最終的にはドライバーの腕だし、新型が出ることが大事」

といった声などもあり、ファンの間ではどちらにせよその存在自体が貴重といった様子。

「今の若者には響かないかもしれないが、間違いなく無くなっていくカテゴリーでこういった車をラインナップするだけでメーカーへのイメージが変わる」

「3リッターV6ターボは時代に逆行する行為ととられるかもしれないが、熱烈なファンの声に応える為でだと思える」

などの声もあり、日産への期待を寄せる声も多い。

果たして日本仕様は、どんな姿を見せてくれるのか？ 発表予定の2021年末～2022年初春頃まで期待して見守りたい。

［筆者：望月 達也（MOTA編集部）］