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日産 新型Zにオープン!? 新型フェアレディZ ロードスター復活か 2023年追加設定に期待大

MōTA / 2021年8月23日 12時5分

(上)Z34型 日産 フェアレディZロードスター/(下)新型 日産 フェアレディZ(写真は北米仕様 新型「Z Performance」2023年モデル) [Photo:NISSAN]

日産は2022年早々にも新型フェアレディZの発売を開始する。V6 3.0リッターツインターボエンジンを搭載する2シータークーペの新型Zだが、北米を中心にオープン版「Zロードスター」復活の要望が大きいという。果たして新型ZにコンバーチブルモデルのZロードスターは追加されるのか。徹底予想する。

(上)Z34型 日産 フェアレディZロードスター/(下)新型 日産 フェアレディZ(写真は北米仕様 新型「Z Performance」2023年モデル) [Photo:NISSAN]

“Tバールーフ”から脈々と続くオープン版フェアレディZの歴史

写真はZ33型フェアレディZロードスター(2003年~2009年)

2020年9月の新型フェアレディZ プロトタイプ発表以来、日米のZファンの間では度々“Zロードスターは復活するのか”という話題が繰り広げられている。

日産 フェアレディZロードスターは、現行・6代目Z34型に設定されたオープンモデルだ。

実はその前の先代(5代目Z33型)、そして先々代(4代目Z32型・フェアレディZコンバーチブル)と、オープンモデルは歴代モデルにラインナップされてきた。

フェアレディZといえば「Tバールーフ」を懐かしく思い出す方も多いはず(写真は2代目・S130型フェアレディZ 2by2 Tバールーフ)

またフェアレディZのクーペモデルにも、脱着式で解放感の高いガラスルーフ“Tバールーフ”が合ったのを覚えている方もいるだろう。

これは2代目S130型のモデル途中から追加設定され、Z32の時代まで絶えることなく続いていた。ちなみに1969年デビューの初代S30型フェアレディZ開発時にも、オープンやタルガトップ(脱着式ルーフ)仕様の追加設定が検討されていたというが、これは残念ながら実現せず。このことが2代目のTバールーフ設定につながっている

いずれにせよフェアレディZの50年間に渡る歴史において、オープンモデルとの関係は切っても切れない縁があるのだ。

現行Z34型フェアレディZロードスターは価格の高さが課題だった

写真はZ34型フェアレディZロードスター(2009年~2014年)

さて、新型フェアレディZにロードスター(コンバーチブル)の設定はあるのだろうか。今後の見通しについて予想してみよう。

新型では400馬力のV6 3リッターVR30DDTT型ツインターボを搭載し、エンジン性能を大幅にアップさせるなど、本気のスポーツカーという印象。ルーフを開放し、光を浴びながら優雅にドライブを楽しむ…そんなオープンカーの親和性は低いようなイメージもある。

そこで考えられるのが、オープン版追加に合わせやや出力を落としたエンジンと組み合わせるエントリーグレードの追加設定だ。

実のところ、Z34型フェアレディZロードスターは、クーペ版に対し+60万円から70万円と価格設定が高かったことから、販売に苦戦していたのも事実だ。これは国内に限らず、オープンカー需要が旺盛な北米市場においても同様の傾向にあったようで、Z34型 Zロードスターは北米での販売もクーペに先立って終了している。

例えば現行Z34型はノンターボのV6 3.7リッター版のVQ37VHR型エンジン(336馬力)を搭載しているし、VQ型エンジンは他にも3.5リッターなど複数の排気量仕様も存在する。

ツインターボ化で価格上昇が懸念される新型フェアレディZだけに、今後の販売維持の上でもこうしたバリエーション追加は検討されているはずだ。Zロードスター拡販のためにも、こうした手段がとられる可能性は高い。

新型フェアレディZロードスターは、新型Z発売の熱狂がひと段落する2023年頃追加設定か

ちなみに現行Z34型のフェアレディZロードスターは、クーペ版登場のおよそ1年後に追加設定されている。デビュー時の熱狂が落ち着いた頃に派生モデルを追加し、再び盛り上げようとする流れは、他モデルを含め新型車の常とう手段である。

新型フェアレディZに関しても、クーペ版が正式発売される2022年春から1年後の2023年春、新型フェアレディZロードスターの追加設定が行われるのではないだろうか。

新エンジンラインナップや、Zロードスターの追加といった今後のフェアレディZのモデル派生に関して、もちろん日産からの公式回答は一切ない。とはいえ日産の開発部門内で、こうした企画が同時並行で動いているのは間違いなさそうだ。大いに期待したい!

[筆者:MOTA(モータ)編集部 トクダ トオル/撮影:NISSAN・MOTA編集部]

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