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【同価格帯ミニバン対決】トヨタ シエンタとルーミーは何が違う!? 長距離移動が多いならルーミー、ラゲッジスペース優先ならシエンタだ

MōTA / 2021年8月23日 18時30分

トヨタ シエンタ&ルーミー

アルファードやヴォクシーといった大型ミニバンだけでなく、シエンタに代表されるコンパクトサイズのミニバンが大きな市場となりつつある。販売台数だってかなり好調であるのだが、いざ買うとなるのが同価格帯のルーミーと悩む人が多いのだ。そこで今回はシエンタとルーミーの特徴をご紹介するとともに、選ぶ際の注意点を考えてみたい。結論からいえば、長距離移動が多いならルーミーのカスタムモデルを。ラゲッジルームを優先するならシエンタであったが、一体どんな違いがあるのか!?

トヨタ シエンタ&ルーミー

ルーミーとシエンタは価格帯がほぼ一緒! 2台で悩むユーザーも多い

ルーミーはトヨタだけでなく、ダイハツとスバルでもOEMモデルを発売している。最大のライバルはスズキ ソリオである,対してシエンタはコンパクトミニバンの代表格モデルである。最大のライバルはボディサイズがほとんど同じのホンダ フリードだ

ルーミーはトヨタだけでなく、ダイハツとスバルでもOEMモデルを発売している。最大のライバルはスズキ ソリオである,対してシエンタはコンパクトミニバンの代表格モデルである。最大のライバルはボディサイズがほとんど同じのホンダ フリードだ

トヨタのプチバンであるルーミーは2016年、そしてコンパクトミニバンのシエンタは2015年と、登場から時間が経過したモデルにもかかわらず現在も堅調なセールスを記録している。2021年に入ってからも、ルーミーは月平均約1万5000台。シエンタも約5500台と、販売台数はどちらも好調なのだ。

また、この2台の価格帯はかなり似ている。ルーミーは155万6500円〜209万円、シエンタの5人乗り2列シート仕様となるファンベースの1.5リッターガソリン車は181万8500円〜217万3000円とオーバーラップするグレードも存在する。ここではこの2台で迷った時の選び方を考えてみた。

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長距離移動が多いならルーミーのカスタムグレードがオススメ

ルーミーのラゲッジは自転車などの汚れ物を積載できるように、フロア素材には簡単に汚れを拭き取れる素材を使用している。子育て世代には嬉しい内容だ

ルーミーは現在軽自動車の大きな柱となっているスーパーハイトワゴンのコンパクトカー版的存在だ。そのため、「軽自動車ではちょっと狭い」とか「軽自動車は乗車定員が4人なので5人乗れるクルマが欲しい」といった層にも売れている。

それだけに全長3700mm×全幅1670mm×全高1735mmというボディサイズの小ささや、1リッターエンジンを搭載することによる登録車最安の自動車税、廉価グレードの価格が155万6500円という点は軽自動車に近い使い方や2台目のクルマにするには有難い。

ルーミーにはノーマルとカスタムの2種類を用意しており、カスタムモデルには先行車を追従してくれるアダプティブクルーズコントロールが備わる

また昨年のマイナーチェンジからルーミーのカスタム系はシエンタには設定のない、先行者追従型のアダプティブクルーズコントロール(停止まで対応)を装備しているので、長距離ドライブが多い人もルーミーのカスタム系を選ぶ意味はあるだろう。

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走行性能はシエンタに軍配! ラゲッジルームの使い勝手も抜群

シエンタは1.5リッターエンジンとハイブリッドモデルをラインアップ。ハイブリッドモデルが大半の販売台数を占めているが、180万円台前半から買えるガソリンモデルも軽自動車からの乗り換え層などから支持されている

シエンタの1.5リッターガソリンとルーミーの1リッターターボの動力性能は同等である。

しかし、クルマ自体も軽自動車に近いところがあるルーミーと3代目ヴィッツファミリーのシエンタでは、やはり乗り心地や高速道路での安定性といったドッシリ感をはじめ、クルマの余裕や質感の差は圧倒的だ。

3列シートを備えたモデルと、5人乗りのファンベースをラインアップ。アウトドアなどを楽しむユーザーからはファンベースが支持されているのだ

さらにシエンタはボディサイズが全長4260mm×全幅1695mm×全高1675mmとルーミーよりずっと大きいだけに、キャビンとラゲッジスペースの広さも同様で、この点も一家に一台のクルマとして使うなら、シエンタを勧める大きな理由になる。

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ソリオにフリードも!購入の際は試乗がオススメ

ルーミー、シエンタともに売れているクルマだが、それぞれにスズキソリオとホンダ フリードというライバル車もある。

とくにソリオは2020年11月登場という新しいモデルということもあり、ほとんどの部分でルーミーを上回っているというのが率直な印象だ。それだけに、この2台に限らずクルマを選ぶ際には基本的にライバル車もチェックするだけでなく、試乗やより自分に合ったものを選んでほしい。

【筆者:永田 恵一】

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