トヨタ カローラクロス発売直前! 今150万円で買える中古クロスオーバーSUV3選
MōTA / 2021年8月24日 13時30分
海外が先行する形で、日本車でも2000年代に入ってしばらくすると火が点いたのがSUVだ。それまでのミニバンに代わって、ブームと言っていいほどの盛り上がりを見せ、現在も続いているのはご存知の通り。なかでも現在人気の中心にあるのは、いわゆる「コンパクトクロスオーバー」というジャンルのモデルたちだ。 まもなく登場するトヨタ カローラクロスも注目モデルだが、新車は納期も伸びがち。そこで中古モデルの中から150万円以下で購入できる国産クロスオーバーSUVを3台紹介しよう。
先代のホンダ ヴェゼルも大ヒットモデルだった
超個性的なフロントマスクなどで話題の新型ヴェゼル。2013年に登場した先代も、クーペやミニバンのエッセンスをうまくプラスしたホンダらしいクロスオーバーSUVで、流麗なラインを取り入れた塊感のあるスタイルが新鮮だった。
パワーユニットも直噴を採用した1.5リッターのガソリンに加えて、同じく1.5リッターエンジンとモーターを組み合わせたハイブリッドも用意。トランスミッションについては、ガソリン車がCVTなのに対して、ハイブリッドはフィット譲りの7速DCTで、1モーターながらEV走行も可能だった。燃費も27.0km/Lと不満のない数字を実現していた。
セールス的にも大ヒットと言ってよく、トヨタのC-HRが登場するまでは長らく、SUV新車登録台数で1位に輝いた経歴をもつ。
それだけにタマ数も多く、大幅改良が実施された2016年以前のモデルであれば150万円の予算で十分に狙える。年式が新しいと中心になるのはガソリン車だが、台数は少ないものの、ハイブリッドも含まれているので、丹念に探すといいだろう。
4WDやターボなど幅広い選択肢から選べる日産 ジューク
日産から2010年に発売され、2019年まで生産・販売されていたコンパクトクロスオーバーSUVがジュークだ。
バンパーに埋め込まれた大型のヘッドライトやボンネットの食い込んだスモールランプ類。そして大胆な抑揚を取り入れたボディラインなど、超個性的なシルエットは世界中で話題になった。またドアノブは窓枠に埋め込まれていたり、センターコンソールはオートバイのタンクをイメージするなど、大胆な部分も多い。
エンジンはベースとなったキューブ同様に1.5リッターの直4で登場したが、パワー不足も指摘されていたことから、1.6リッターターボも追加されている。FFと4WDが用意され、後者は日産自慢のオールモード4×4-iで、トルクベクタリング付きの本格的なものだった。
また、R35型GT-Rに搭載されているVR38DETTと呼ばれるエンジンを搭載したジュークRが欧州日産から限定ながら発売されたのは大きなニュースにもなった。初代のみで、後継車は今のところなく、約9年間に渡って販売されていたことから、中古車では上級グレード、そしてターボ、4WDなど、150万円の予算で選び放題なのは注目だ。ただ、モデル末期にはそれほど多く売れたわけではないので、高年式車が少ないのは注意したい。
クロスオーバーSUV人気を支えるマツダのコンパクトモデル CX-3
クロスオーバーSUV人気を支えるメーカーのひとつが、マツダだ。
ご存知のように車名を数字として、車格をわかりやすく表現しているが、SUVの場合、頭にCXと付く。海外モデルも含めて、下から順にCX-3、CX-4、CX-5、CX-8、CX-9、そしてCX-30、MX-30と、SUVのラインナップがかなり充実しているメーカーである。
CX-3のエクステリアデザインはマツダが標榜する魂動デザインで、コンパクトながら流麗なフォルムをまとっている。インテリアデザインもシンプルながら、上質感にあふれたもので、満足度の高い仕上がりだ。
エンジンラインナップは豊富で、当初は1.5リッターのディーゼルのみだったが、2リッター、そして1.5リッターのガソリンを順次追加し、ディーゼルも2018年の改良で1.8リッターへと排気量アップしている。登場時、200万円を切る新車価格が話題になったこともあって、中古車市場でもかなりこなれているといった印象だ。
ただ、マツダ車全体に言えることだが、人気が高いのであまり値落ちしていないのも事実。150万円の予算だと、具体的には登場した2015年、その翌年の2016年あたりで、約5年落ちがメインとなる。【筆者:近藤暁史】
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