三菱 初代アウトランダーPHEVがスゴイのは価格設定とその実力にあった! 新型モデル発売直前、今中古車がかなりお買い得だった
MōTA / 2021年8月29日 15時0分
2021年冬にも登場予定の三菱 新型アウトランダーPHEV。初代モデルは2013年に登場と、じつに8年ぶりのフルモデルチェンジとなるわけだが、初代アウトランダーPHEVは一体何がすごかったのか!? 改めてその実力を検証するとともに、今超お買い得価格となっている現行アウトランダーPHEVの中古車市場の最新情報をご紹介する。
新型アウトランダーPHEVは2021年冬に日本発売
2012年12月に登場した三菱 アウトランダーPHEVは現在フルモデルチェンジ寸前となっている。アメリカではエンジン車のアウトランダーの新型モデルがすでに登場しており、PHEVも今冬に新型モデルが日本に投入される。
>>
アウトランダーPHEVは万能な一台! それでいて価格も安かった
さらに現行アウトランダーPHEVはSUVということもあり、後輪はモーター駆動となる4WDという点も大きな特徴だ。
現行アウトランダーPHEVのハイブリッドシステムはエンジンを基本的に発電用に使うので静かでスムースという高級感を持ち、エンジン直接駆動モードにより巡行燃費も良好だ。
>>
街乗りなら電気だけで走行可能! しかも外部給電機能も装備
そして、VtoH(ヴィークルtoホーム)やガソリンがある限り給電が可能な点、前後モーター駆動による三菱自動車らしい雪道などでの高い走破性を備える。
さらにミドルSUVという車格もあり、後席やラゲッジスペースも十分な広さを備えており、ひと言でいうならば非常に万能なクルマである。
実力を考えると300万円台の価格設定は安い!
それでいて初期モデルの価格は332万4000円から、主力モデルは400万円程度であった。
発売当時はプラグインハイブリッドカーに対する補助金が43万円あったのに加え、エコカー減税も差し引くと主力モデルの車両価格は350万円程度だったのだから、注目されるのも当然だ。
2回のビッグマイナーチェンジ! EV航続可能距離の向上など地道な改良が魅力
また、アウトランダーPHEVは毎年のように改良されているのだが、大きくは前述の前期型、中期型、後期型に分かれ、以下中期型と後期型とそれぞれの特徴を見ていこう。
ダイナミックシールド採用で今の三菱顔に! 乗り心地も向上の中期モデル
ハンドリングと乗り心地(前期型の乗り心地はハイブリッドシステムなどの高級感に対し、悲しくなるほど安っぽかった)改善のため、サスペンション取り付け部のボディ剛性向上、後輪ショックアブソーバーの大径化を敢行。
中期型では乗り心地がハイブリッドシステムの高級感に何とか追いついたものになり、筆者は中期型のアウトランダーPHEVに乗った際に「涙が出そうになるくらい、いいクルマ」と心底感じた記憶がある。
排気量アップとバッテリー容量向上! 後期モデルは魅力満点モデルだった
そして駆動用バッテリー容量を12→13.8kWhに拡大し、EV走行距離も公表値で65kmに延長。走行モードにスポーツとスノーを追加している。
細かい話ではバックドアなどの開口部に構造用接着剤を採用することでボディ剛性を向上させるとともに、サイズアップに加え新型バルブを使った前後ショックアブソーバーの採用など地道な改良を続けている。
振り返ると、現行アウトランダーPHEVが登場から9年間に渡って大切に育てられたのがよく分かると同時に驚く。
初期モデルは120万円前後で買える! 今アウトランダーPHEVの中古がお買い得
大まかな中古車相場は前期型が120万円〜、中期型は180万円〜。そして現行モデルである後期型は270万円〜となっている。目立たなかったかもしれないが、やはり魅力あるクルマだけに400万円前後の新車価格と年式などを考えたら、安くはない価格である。
初期モデルがオススメ! 乗り心地改善をすれば超お買い得
ただ、前期型は前述したように乗り心地が現行モデルに比べに悪いので、不満を感じた人はアフターパーツのショックアブソーバーに交換するなどの対策を行いたい。そうすれば中期型以降に近い現行アウトランダーPHEVの全体的な高級感を堪能できるだろう。
ライバルのRAV4 PHVに勝てるか!? 新型アウトランダーPHEVは3列シートで勝負
しかし、新型アウトランダーPHEVはモーターのパワーアップや駆動用バッテリー容量の拡大によるEV走行距離の延長。
そしてプラグインハイブリッドとなるミドルクラスのSUVで7人乗り3列シート仕様を設定するというRAV4 PHVにはないアドバンテージを持つというだけに、次期アウトランダーPHEVが三菱自動車復活の起爆剤となることを期待したい!
【筆者:永田 恵一】
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
三菱自動車、新型コンパクトSUV投入、ギザ・ピラミッドで販売開始セレモニー(エジプト、日本)
ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年7月5日 1時45分
-
トヨタ「RAV4」次期型どうなる!? もっと無骨に“大変身”へ期待の声も! デビュー6年目の「超人気SUV」に反響集まる
くるまのニュース / 2024年6月29日 7時40分
-
三菱「新型デリカ」発表近い!? 超ビッグ&タフな「SUVミニバン」発表で「出たら即買う」の声! 度肝抜く「D:X」登場で期待ヒートアップ!?
くるまのニュース / 2024年6月25日 13時10分
-
三菱デリカ『D:6』準備中、D:5が19年ぶりにフルモデルチェンジ
レスポンス / 2024年6月22日 7時0分
-
トヨタ新型「RAV4」そろそろ登場!? もっと無骨に“大変身”&新パワートレイン搭載も? デビュー6年目の「超人気SUV」次期型どうなるのか
くるまのニュース / 2024年6月20日 13時10分
ランキング
-
1《旭川女子高生殺害》事件直前に助け求めたコンビニ店を責める正義の暴走 他のコンビニ店員「時給1000円とかでそこまで担うのは勘弁」
NEWSポストセブン / 2024年7月7日 16時15分
-
2最悪、〈和式トイレ〉で助けを求める事態にも…老後の健康維持のために取り入れておきたい「超簡単な習慣」【60代の人気エッセイストが助言】
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年7月7日 10時0分
-
3サクランボ王国・山形県に異変 6月の暑さで収穫減、対策急務
共同通信 / 2024年7月6日 16時15分
-
4FRBの利下げ開始「9月」の見方強まる…6月の米雇用統計、人手不足の緩和傾向で
読売新聞 / 2024年7月6日 22時30分
-
5「日本流の戸建て住宅」がアメリカで売れる理由 積水ハウスと住友林業・大和ハウスで戦略に違い
東洋経済オンライン / 2024年7月7日 11時30分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)