フェアレディZが13年ぶりのフルモデルチェンジ! シリーズ最高性能を誇る現行Z34型「370Z」を今あらためて振り返る
MōTA / 2021年8月31日 12時0分
プロトタイプの発表からおよそ1年。2021年8月17日に7代目となる日産 新型Z(日本名:フェアレディZ)の市販バージョンが米・ニューヨークで発表された。気になる新型フェアレディZだが、ここでは50年の歳月の中で登場してきた歴代モデルを振り返っていく。今回は2008年に登場した6代目、今も販売されている現行型フェアレディZ(Z34型)の登場だ。
デビューからおよそ13年ものロングセラーを誇る現行型Z34型フェアレディZ
2008年12月にデビューした現行型となる6代目フェアレディZ(Z34型)。Z34は先代Z33型(2002年~2008年)のFMプラットフォームを流用したが、フルモデルチェンジの際にホイールベースを100mm短縮。ボディサイズは、全長4260mm×全幅1845mm×全高1315mm、ホイールベース2550mmで、最低地上高120mm。
歴代フェアレディZのアイデンティティであるロングノーズ・ショートデッキのフォルムを強調するスタイルとなった。
搭載するエンジンは、V6 3.7リッターで、最高出力は336PS。5代目(Z33型)からトレッド拡大、ボディ剛性向上、ブレーキ強化、サスペンションの4輪ダブルウィッシュボーン化などが行われ、先代からのの正常進化版という言葉だけでは足りないほどに、走りのレベルを全体的に高めている。 ボディバリエーションは先代の5代目同様にクーペとロードスターを用意。ロードスターではねじり剛性のアップと同時に、軽量化も行なっている。 外観は歴代モデル同様、ロングノーズスタイルが強調され、ボリューミーなフェンダーと相まって、スポーツカーらしいスタイルを醸し出す。 現行型Z34型のフロントマスクには、新型(7代目)フェアレディZにも見て取れる四角い開口部の形状が備わる。新型(7代目)フェアレディZでは、初代モデルを起源とした歴代モデルのデザインを引き継ぎつつ現代風に解釈していることがわかる。 現行型Z34型のインテリアは、ドライバーがコックピットに収まると、メーター類が最も見やすい場所に居座るスポーツカーらしさも歴代モデルから引き継がれている。[筆者:望月 達也(MOTA編集部)]
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