アクアとヤリス、ハイブリッドの価格差は7~10万円だけ! 上級グレードを狙うなら装備が充実し上質さを増したアクアの一択だ
MōTA / 2021年9月5日 13時30分
トヨタは2021年7月19日、コンパクトハイブリッドカー「アクア」をフルモデルチェンジし2代目へと進化させた。トヨタではすでにヤリスにもハイブリッドカーの設定がある。価格差は7万円から10万円程度で、アクアのほうが少し高い設定だ。果たしてどちらを選ぶべきなのだろうか。結論から伝えると、上級グレードを選ぶのなら迷わず新型アクアがおススメである。
この10年間でトヨタのハイブリッドカーは急激に普及を遂げた
初代アクアが登場したのは2011年。当時ハイブリッドカーと言えばプリウスの独壇場だったが、安くてコンパクトなアクアが登場したことがきっかけとなり、一気にハイブリッドモデルの普及が各カテゴリーで進んだ。今ではトヨタの主力モデルのほとんどにハイブリッドの設定があるまでに発展を遂げている。実際、コンパクトカークラスでも、ベーシックなヤリスにまでハイブリッドモデルが用意されている。
そんな中、10年ぶりにフルモデルチェンジした新型アクアだが、時代の変化に合わせ自らの立ち位置を修正。「ヤリスの上位モデル」という位置付けとなった。ヤリスに比べホイールベース(前後車軸間の距離)を50mm拡大したことで、特に後席の足元空間が広がっている。ハイブリッドモデル同士で比べると、ヤリスと新型アクアの価格差は7万円から10万円である。
トヨタ ヤリス ハイブリッドと新型アクア、コンパクトハイブリッドカーはどっちが買い!?
ビジネスユーザーも多く、価格面でシビアな比較をされるコンパクトカークラスだけに、ヤリスハイブリッドは199万8000円からと、200万円を切る価格設定とした。「X」「G」「Z」の3グレードが用意される。いっぽうの新型アクアにも、ビジネスユーザー向けの「B」(198万円)が設定されるが、一般ユーザー向けのグレード構成としてはヤリスと同じ「X」「G」「Z」の3つのラインナップとなり、価格は209万円からとなる。
(価格は全て消費税込み、以下同)
読者は新型「アクア」のほうに強く魅力を感じている!?
MOTA(モータ)編集部が公式Twitter上でアンケート調査したところ、全体の43.9%が新型アクアが欲しいと答え、ヤリスが欲しいと答えたのは19.6%。残りの36.4%は他メーカーのコンパクトカーという結果となった。
「(新型アクアは)癖のないデザインが良い」
「ヤリスの後席が狭くて不満だと言うドライバーにはピッタリ」
「ヤリスを更に進化させている。新型バッテリーや給電装備など期待値が高く、総合力に秀でたコンパクトカー」
といったように、デザインの良さや後席の広さを高く評価していた。
ハイブリッド車同士で比べると標準装備が多い新型アクアの買い得感が強い
新開発バッテリーの効果により、新型アクアはヤリスハイブリッドよりも上質な走りを得た
新型アクアには、市販車の駆動用バッテリーとしては世界初搭載となる新開発の「バイポーラ型ニッケル水素電池」を搭載する。従来の電池に比べてコンパクトかつ高出力なため、ヤリスハイブリッドに比べスムーズな加速を得られ、街中でのEV走行可能な領域も拡大した。低速走行時のエンジン作動が減り騒音も低減したことで、静かさも増している。
アクアの「ヤリスハイブリッドの上位モデル」という位置付けは、単なるマーケティング上の施策ではなく、実際にクルマの設計上もそのように出来ているのだ。
装備面でも、アクアは充実している。アクアにはAC100V・1500Wのアクセサリーコンセントと、家庭への給電を可能とする「非常時給電システム」は全車標準装備となる点は最も大きな差だ。
ヤリスハイブリッドとアクアの各最上級グレード「Z」、価格差はわずか7万円! 先進・快適装備もアクアが充実する
なおヤリスハイブリッドと新型アクアの各最上級グレード「Z」の価格差はわずか7万円に近付く。ヤリスハイブリッド Zは232万4000円、新型アクア Zは240万円である。Zグレード同士の装備を比較してみると、新型アクア Zには、Bi-BEAM LEDヘッドランプ(LEDターンランプ、デイライト機能付LEDクリアランスランプ付)、大画面10.5インチのディスプレイオーディオ、15インチアルミホイールが標準装備される。
これに対しヤリスハイブリッド Zは、3灯式LEDヘッドランプ、8インチディスプレイオーディオが備わり、15インチホイールは樹脂のフルカバーが標準でアルミホイールはオプションだ。
さらに乗り心地を高めた「スウィングバルブショックアブソーバー」も新型アクアのZ(FFのみ)にしか備わらない。トヨタではレクサス車向けに用意されるような上級品である。
前出のバッテリー性能の違いによる低騒音化も含め、わずか7万円の違いなら新型アクアを狙うべきだろう。
ヤリスはむしろ廉価なガソリンモデルにこそ注目したい
新型アクアが登場したことで、ヤリスではガソリンモデルの存在が強まった。支払額を抑えたい場合や、平均走行距離がさほど多くない場合は、価格の安いガソリンモデルも検討したい。購入するユーザーが実際に使用する走行条件に最も合った賢い選択をしたいところだ。
[筆者:MOTA(モータ)編集部 トクダ トオル/撮影:TOYOTA]
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
新車150万円台で「6速MT」あり! イチバン安い「普通乗用車」どんなモデル? 「国産ダントツ安価」でも装備は必要十分! めちゃ“リーズナブル”な「トヨタ車」とは
くるまのニュース / 2024年11月23日 14時10分
-
トヨタ新型「アクア」は高級感スゴイ!? プレミアムな“上質インテリア”採用した「小さな高級車」に反響あり! 2トーン×ブラウン内装の「新型ラフィネ」とは
くるまのニュース / 2024年11月17日 8時10分
-
“約300万円”で買える!? トヨタ新「ハイパフォーマンスモデル」に反響多数! 「コスパ最強」「仕様がカッコイイ」の声も! プリウスの新モデルに熱視線!
くるまのニュース / 2024年11月11日 17時10分
-
400万円以下の「トヨタのハイパフォーマンスモデル」発売! 反響多数で注目度高し!? 場所次第で”300万円以下”で買える? 新プリウス1か月の反響は
くるまのニュース / 2024年11月2日 7時40分
-
ヤリス/ノート/フィットに透けるメーカー事情 3車に見た「トヨタ/日産/ホンダ」強みと弱み
東洋経済オンライン / 2024年10月31日 8時40分
ランキング
-
1【加熱式湯たんぽ】電子レンジ対応なのに温めたら破裂→やけど どうして? 意外とやりがちなNG行為とは?
オトナンサー / 2024年11月25日 22時10分
-
250代おひとりさま、貯蓄が「400万円」は多い? 少ない? しっかり老後資産を増やすためには?
オールアバウト / 2024年11月25日 21時20分
-
3究極に美味しい「たらこスパゲティ」の作り方。コツは1つだけ:11月に読みたい記事
女子SPA! / 2024年11月26日 8時44分
-
438歳“理想の彼氏”の正体が衝撃的すぎた…29歳女性が直面した悪夢
日刊SPA! / 2024年11月25日 15時52分
-
5とんでもない通帳残高に妻、絶句。家族のために生きてきた65歳元会社員が老後破産まっしぐら…遅くに授かった「ひとり娘」溺愛の果て
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年11月21日 8時45分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください