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黄色線と白線、実線と破線は何が違う? 意外と知らない「道路に引かれた線」のナゾ

MōTA / 2021年9月5日 17時0分

新東名高速道路

普段クルマによく乗る人であれば必ず目にするであろう、道路のセンターライン。 センターラインの役割は対向車線との区別をするためや、進行方向を分離するために設けられている。このセンターラインには白線と黄色線、破線と実線、二重線といった違いがあり、それぞれ意味も異なる。今回は詳しく解説しよう。

右左折や車線変更イメージ

白色の実線はラインを越えてはみ出しを禁止している

まずは白色の実線。これはセンターラインの右側にはみ出しての追い越しを禁じている。

白色の破線の場合はセンターラインをはみ出しての追い越しも可能なエリアだ。

実線と破線の違いは道路幅にある。白色の破線は道路幅が片側6m未満の道路に設けられ、実線は片側6m以上ある道路で使用される。幅6m以上の十分なスペースが確保されているため、センターラインをはみ出しての追い越しは禁止というわけだ。

例外として、道路の片側の幅が6m未満の道路に標示されている場合は、右側にはみ出して追い越しができる。

黄色のセンターラインは追い越しを目的としたはみ出しを禁止する

黄色のセンターラインは追い越しでのはみ出し禁止

センターラインが黄色の場合もある。

黄色の実線は「追い越しのために車線右側にはみ出して通行することが禁止」されている箇所だ。工事や路上駐車の車両を避けるためなど、やむを得ない状況の際は追い越しではないため、ウインカーを出した上で右側にはみ出して通行することができる。

色だけじゃない! 本数によっても意味が異なる

また、二重線は左側のラインの種類が有効となる。

例えば、黄色の実線と白色の破線が2本引かれている場合。これは白色の破線側から右側へはみ出す分には違反ではないが、黄色の実線側から追い越しのために右側へはみ出すと違反となる。

写真の場合は白線が走行している側に当たるため、はみ出しての追い越しは不可

白色の二重線の場合はセンターラインを強調するためのもの。意味は白色の実線と同じで、はみ出し禁止となる。

三重線もあり、これもセンターラインを強調するために使われるもので、左側のラインに従うものだ。狭い道や見通しの悪い道で使われる。

ほかにも、下り坂やカーブでは車線の両側に白色の破線が引かれていることもある。これはドットラインと言われるもので、車線を狭く見せることでスピードを抑えることを促すものだ。これはセンターラインは別にあるため、追い越しなどはセンターラインに従う必要がある。

下り坂やカーブなどによく見られるドットライン

センターラインと区別したい! 車線境界線は同一車線にある線のこと!

センターラインと勘違いしそうなものが、幹線道路や高速道路などに用意されている車線境界線だ。片側2車線以上ある道路で複数の車線を区切るために引かれている線は、センターラインとは意味が異なる。

車線を区切るために用意されるのが車線境界線だ

黄色の実線は車線変更と追い越しが禁止、白色は実線と破線は同じ意味で、車線をまたいで車線変更や追い越しもできる。白色と黄色の二重線の場合は車線境界線の左を走っている場合は左側、右を走っている場合は右側の線に従う。

【筆者:MOTA編集部】

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