BMWからSUVの新型EV「iX」日本初公開! 正式発売前に個性的過ぎる外装デザインを写真で紹介
MōTA / 2021年9月10日 20時10分
ビー・エム・ダブリューは2021年9月7日(火)、報道関係者向けに電気自動車(EV)「iX(アイエックス)」を公開した。今年秋に国内で正式に発売される予定で、初期生産モデルのiX xDrive40とiX xDrive50のローンチエディションはBMWオンラインストアで先行予約受付が6月9日(水)から始まっている。ローンチエディションの価格(税込)は1155万円〜1373万円。 今回公開されたのはすでにBMWの各ディーラーなどで展示されているiX xDrive40だ。その外装の特徴を写真で紹介しよう。
ボディサイズはX5並み! 一枚岩のようなデザインが力強さを表現
iXは現代的なSAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)として、クロスオーバー寄りの都市型SUV然としたデザインだ。ラインが少ない一枚岩のようで、力強さや頑丈さを表現している。
ボディサイズはiX xDrive40が全長4953mm×全幅1967mm×全高1695mm。iX xDrive50は全高のみ1mm高い1696mmだ。X5が全長4910~4955mm×全幅1985~2015mm×全高1760~1770mmのため、長さは同程度、幅と高さはX5より少し小さいことになる。
ホイールサイズはxDrive40とxDrive50ともに20インチでかなりの存在感がある。iシリーズの特徴であった青いラインは控えめ
iXは日本仕様向けに、iシリーズの特徴であったグリルとサイドの青いラインを廃止している。
これはi3やi8などすでに日本に導入されているEVモデルのユーザーから「電気自動車らしくないデザインの方が良い」という声を受けてのものだという。そのため、エンブレム周りやヘッドライト、内装などの一部には青いラインが残されているが、あまり目立たないようになっている。
フロントグリルは縦長のキドニーグリルを採用! ライト類はBMW史上最もスリムなデザインに
ヘッドライトはBMWの特徴である4つ目の新デザインとして最もスリムな構造とした。オプションでマトリックス機能付きアダプティブLEDヘッドライトにレーザーライトモジュールを組み合わせたBMWレーザーライトも用意した。
フロントグリルには2020年に発売された4シリーズ同様キドニーグリルが際立つ特徴的なデザインを採用する。 表面はポリウレタンによるコーティングが施され、小さなかすり傷などは室温で24時間以内に、温風下では5分で修復する自己修復効果がある。スポーティさを表現したボディサイドも特徴的だ
ボディサイドもSUVらしいデザインを強調している。ボディと面一になったドアハンドルも特徴的だ。ドアハンドルに内蔵された間接照明も高級感を演出している。 また、サイドウインドウからリヤエンドにかけてはリヤに向かって徐々に細くなるウインドウ形状と前傾したCピラーがダイナミックなライン「ストリーム・フロー」がボディ側面の空気の流れを象徴する。また、リヤサイドウインドウとリヤウインドウの間を位置にはiXの車名が刻印される。 今回、BMWで初めてラージSAVモデルにフレームレスサイドウインドウを採用している。従来はBMWのクーペモデルにのみ用いられてきた構造だが、これによってiXのスポーティなキャラクターを象徴し、流れるようなデザインにまとめた。また、遮音性を高めるため、ドア周りには三層式の密閉構造となっている。ドアミラーも空力性能と視界を高めるデザインを施している
iXのドアミラー形状は風切り音を低減させ、空力性能と視界の向上に寄与する。スリムなミラー脚部はサイドウインドウのフレーム下部に直接取り付けることで、三角形のミラーベースを廃止した。
テールゲートを開けた状態でもライト類が点灯! 視認性の向上に役立つ
リヤにも力強いボディラインと幅広さを強調するデザインが施されている。リヤに流れるルーフとリヤエプロンのディフューザーエレメントにより、空力性能を向上。テールゲートは継ぎ目なく横いっぱいに広がるデザインとし、リヤビューカメラはテールゲート中央のBMWロゴの黒いリング部分に目立たないように組み込まれている。
エンブレム内にはカメラレンズの自動クリーニングシステムが内蔵されており、必要な時にエンブレムが突出し、ウォッシャー液を噴射して洗浄する機能も搭載された。
BMWの特徴的なL字型のLEDテールライトは一体構造で、ヘッドライトと同様にBMWの量産車として最もスリムな形状とした。
またバックアップライトとリヤフォグランプはリフレクターとともにスリムなデザインとなり、リヤエプロンのディフューザーに組み込まれている。テールゲートを開けたところにも左右にセカンダリライトユニットを配置し、テールゲートを開けた状態でもバックライト、テールライト、ブレーキライトが確実に認識できるようになっている。
[筆者:篠田英里夏(MOTA編集部)/撮影:堤 晋一]外部リンク
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