車中泊に人気のキャンピングカーに人気のベース車両3選! 「ハイエース」「エブリイ」「NV200バネット」をご紹介
MōTA / 2021年9月10日 11時30分
いまやひとつの旅のジャンルとなった感のある“車中泊”。普段お乗りの乗用車でも十分に楽しめるが、「いつかはキャンピングカーが欲しい!」とお考えの方も多いことだろう。今回は、そんなキャンピングカーのベース車両として人気の高いモデルベスト3をご紹介。「トヨタ ハイエース」をはじめとする、日ごろ街で良く見かける商用バンが憧れのキャンピングカーに変身している様子を写真とともにお届けする。
[人気のキャンピングカーベース車両 その1]キャンピングカーの代表格! 安定人気の1BOXバン「トヨタ ハイエース」
キャンピングカーといえば真っ先にこの車種を思い浮かべる人は多いはず。トヨタの人気1BOXバン「ハイエース」だ。
単にハイエースと言っても、実はロング(標準ボディとも呼ぶ)、ワイド、スーパーロングと、サイズの違いで3つのボディタイプがある。本格的なキャンピングカーはスーパーロングを用いられることが多いが、扱いやすい標準ボディをベースとしたモデルももちろん存在している。
4ナンバー登録の標準ボディは、乗用車で言う5ナンバーサイズ。ボディサイズは全長4695mm×全幅1695mm×全高1980mmと意外にもコンパクトに収まる。地上を占有する面積で考えると、ヴォクシーなどの一般的なミニバンなどと全く変わりはないから、街中のコインパーキングも気兼ねなく止めることが出来るのが特徴だ。ただし立体駐車場などでは全高制限がある区画もあるので、旅先で買い物などする際には注意したい。
いっぽうワイドボディでハイルーフのスーパーロングは最大サイズのため、ゆとりの室内空間が自慢。ただし全長5380mm×全幅1880mm×全高2285mmと、かなりの大きさとなる。全長、全幅、全高共にショッピングモールやコインパーキングの駐車場規格サイズを上回るため、場所によっては駐車を拒否されるケースもあるから気を付けたい。
ハイエース専門をうたうキャンピングカーショップも多く、各社とも非常に多くのラインナップを用意しているから、じっくり比較検討したい。またハイエースはドレスアップ用のパーツも豊富だから、買った後も長く楽しめるだろう。
[人気のキャンピングカーベース車両 その2]軽キャンパーの人気を独占するベース車両「スズキ エブリイ」
ハイエースと並ぶ二大人気を誇るのが「スズキ エブリイ」だ。こちらは軽自動車の1BOXバンで、軽キャンピングカー(軽キャンパー)で人気のベース車両だ。他メーカーにもOEM供給され、日産では「NV100クリッパー」、マツダでは「スクラム」、三菱では「ミニキャブ」の名でそれぞれ売られている。1BOXタイプの軽キャンパーは、実に9割以上がこのエブリイ&OEMシリーズを用いられているというから凄い。
エブリイが選ばれる秘密は室内の広さ。ライバルの「ダイハツ ハイゼットカーゴ」に比べ、室内長が優っているのだ。全国のキャンピングカービルダーがこのエブリイをベースに技を競い合っている。軽規格の限られた空間の中で、いかに効率よく家具やベッドをレイアウトするか、各社のアイディアを見比べてみるだけで面白い。各地で毎月のように開催されるキャンピングカーショーイベントなどで、ぜひチェックしてみて欲しい。
[人気のキャンピングカーベース車両 その3]コンパクトサイズの手軽さで人気上昇中!「日産 NV200バネット」
人気のハイエースだが、運転席の真下にエンジンとタイヤがあるキャブオーバー型の1BOXタイプのため、通常の乗用車とはちょっと走行感覚が違う。慣れれば全く問題はないのだが、もう少し普通のミニバンみたいな感じがイイな…そう躊躇する方には、こちらがオススメ。日産の商用バン「NV200バネット」だ。車体の全長は4400mmと、ハイエース標準ボディよりもさらにコンパクト。同じ日産のミニバン「セレナ ハイウェイスター」が全長4770mmだから、それよりも370mmも短く狭い道での取り回しも抜群だ。
この手軽さが支持され、現在キャンピングカーのエントリーモデルとしての人気も上昇中である。室内の広さはそこそこだが、それを補うべくポップアップルーフを装着し、就寝定員を4名とするモデルも多い。こちらも併せて検討したい。なおNV200バネットは中古車も数多く流通している。そうした安いベース車両をもとに、自らの手でDIYで仕上げていくというのも楽しいだろう。
[筆者:MOTA(モータ)編集部 トクダ トオル/撮影:TOYOTA・SUZUKI・NISSAN・オーテックジャパン・ダイレクトカーズ・トイファクトリー・カリスマジャパン・ケイワークス・東和モータース販売・ANNEX・MOTA編集部]
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