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あおり運転(妨害運転)罪の適用から1年で100件を摘発! いまだに横行するあおり運転の対策に有効な3つの防衛策

MōTA / 2021年9月12日 13時30分

※画像はイメージです

2020年6月に施行された妨害運転罪。2017年に高速道路上での執拗なあおり運転により発生した交通死亡事故がきっかけとなり、あおり運転を取り締まるために新設されたものだ。 警察庁の発表によると、2020年6月から1年が経過し、急ブレーキや進路変更など100件が妨害運転罪で摘発された。このうち人身事故は23件起きており、依然としてあおり運転により、重大な事故につながるケースもある。 そこで今回は改めてあおり運転対策として有効なものを紹介したい。

※あおり運転のイメージ

より悪質なケースでは重い処罰が課されている

摘発の内容としては急ブレーキが24件で最も多く、次いで蛇行運転や急な進路変更(20件)、後方からの異常な接近(16件)、幅寄せ(16件)、高速道路での駐停車(9件)があった。

摘発されたうちの29件は悪質として罰則が通常の3年以下の懲役または50万円以下の罰金より重い「著しい危険」(5年以下の懲役または100万円以下の罰金)が適用された。

乗車中にできるあおり運転対策! 大事なのは相手にしないこと

自分や同乗者、周囲のクルマの安全を考えて行動すべきだ

あおり運転に遭わないためにできる対策としてはどのようなものが考えられるのだろうか。

まずは後方から接近され、あおられていると感じたら、張り合ったり逃げたりするのではなく、すぐに道を譲ることが、自分や周囲のクルマの安全を守ることにもつながる。

次に、急な車線変更でいきなり割り込まれたときは慌てずに速度を落とし、車間距離を長めに取っておくのが良い。

また、しつこく追い回されるようなときには、サービスエリアやロードサイドの店舗など人目につく場所に避難し、安全な場所に停車してから通報したい。

避難する際にはなるべく人目の多いところの方が安全だ

最後に、相手がクルマから降りて自車に近づいてきた場合には、窓やドアは開けてはいけない。ドアをロックしたり、相手のクルマのナンバーを控えて通報し、警察の到着を車内で待つ。自分や同乗者の身の安全が第一だ。

SOSコールやドライブレコーダーによる対策も有効だ

最近の新型車には、乗車中の緊急事態を知らせる緊急通報システムが設定されている。このシステムは非常時に使用するものだが、多くのメーカーではあおり運転時にも使用して良い、としている。

軽自動車などにも装備されるSOSコール

緊急通報システムを使用すればオペレーターが自車位置を特定し、警察などに取り次ぐため、正確な位置を伝えることができる。第三者と話すことで正しい対策が取れることもあるため、もしあおり運転にあった際には遠慮せずに使いたい。

また前述の調査によると、全体の9割超となる93件はドライブレコーダーの映像が捜査に活用されたという。

あおり運転の捜査にもドライブレコーダーは役立っている

ドライブレコーダーの普及はかなり進んできているが、引き続きあおり運転に対しても効果的といえるだろう。

ドライブレコーダーには大きく分けて前と後ろの2つのカメラで撮影する前後2カメラタイプ、車内も含め360度撮影できる360度カメラタイプ、前方のみ撮影するフロントカメラタイプの3つがある。

あおり運転で特に重要なのは後方からの映像だ。しかし360度タイプでは横からの割り込みや接触なども撮影できるため、撮影したいものに合うドライブレコーダーを選択すべきだろう。

【筆者:MOTA編集部】

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