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こんなにあるの!? アルファードの内装は4種類! 外観だけじゃわからない価格差400万円の違い、4タイプの豪華シートをチェック

MōTA / 2021年9月17日 21時30分

トヨタ 新型アルファード S(ガソリン車・FF)[一部改良モデル/2021年4月28日発表・5月10日発売]

最近街で見かける機会が増えた気がする高級ミニバンの「トヨタ アルファード」。実際、2021年上半期の販売ランキングでベスト3に入ったほど売れているのだ。そんなアルファードだが、どのクルマも同じという訳ではない。外観からは、素人目にはほとんど区別がつかないが、実は内装(シート)のタイプだけでも4種類もあり、それによって価格差も生じているのだ。今回はそんなアルファードの4つのシートの違いについて、写真でイッキにご紹介しよう!

トヨタ アルファード SC[2017年12月25日マイナーチェンジモデル] [Photo:TOYOTA]

同じアルファードなのに400万円以上の価格差! その違いはシートにあった!

最上級グレード「HYBRID Executive Lounge S」, エントリーグレード「X」

最上級グレード「HYBRID Executive Lounge S」, エントリーグレード「X」

トヨタの高級ミニバン「アルファード」。その価格は、一番安いエントリーグレード「X」(8人乗り・FF・2.5リッター)で359万7000円から。一番高い「HYBRID Executive Lounge S」(7人乗り・E-Four・ハイブリッド)で775万2000円。つまり同じアルファードと言いながら415万円以上、つまりベースグレード「X」以上の価格差が発生しているという訳だ。

その差はどこにあるのだろうか。外観上は、ホイールやグリル・バンパー周りの形状、メッキ類の加飾量などに差異が見られるが、400万円の価格差を感じるほどではない。

もちろん搭載されるエンジンや駆動方式によっても価格差は生じるが、それ以上に内装種類の違いによってグレードが上がり、価格に明確に反映されるのが、アルファード最大の特徴である。

700万円台の最上級モデルにしか備わらない究極の高級席「エグゼクティブラウンジシート」

「エグゼクティブラウンジシート」(セカンドシート)。写真の明るい内装色「フラクセン」のほかに、ブラック内装色も選択出来る

アルファードはグレードによって、主にセカンドシート(2列目席)の形状が異なってくる。中でも最上級グレード「Executive Lounge(エグゼクティブラウンジ)」系に搭載される、その名も「エグゼクティブラウンジシート」は、高級リムジンも顔負けの豪華な椅子である。

他グレードよりも1名分のシートサイズが拡大された本革のシートには、ベンチレーションシート(シートクーラー)と快適温熱シート(シートヒーター)が備わる。また電動式オットマン、アームレスト格納式コントロールスイッチ、大型アームレスト、格納式テーブル、読書灯、AC100V付きアクセサリーコンセントなど至れり尽くせりの仕立てとなっているのだ。

このグレードだけは、テールゲートに“Executive Lounge”のマークが入っていることで、さりげなく最上級であることを主張している。ただし価格は前出の「HYBRID Executive Lounge S」(775万2000円)を筆頭に、V6 3.5リッター「Executive Lounge」でも726万9000円というなかなかの“エグゼクティブ”な価格設定となる。

最上級並みの豪華さを400万円台から味わえるお得な「エグゼクティブパワーシート」

「エグゼクティブパワーシート」(セカンドシート)

続いては「エグゼクティブパワーシート」。さきほどのエグゼクティブラウンジシートとよく似ているが、シートサイズはひとまわり小さくなる。しかしパワーリクライニングやパワーオットマンも備わり、こちらでも十分に豪華な気分を味わる。

それでいて572万円から468万1600円と、グッと価格が抑えられるのが魅力だ。

ベーシック版「リラックスキャプテンシート」だって十分に豪華な仕立てだ

「リラックスキャプテンシート」(セカンドシート)

そしてこちらは「リラックスキャプテンシート」。これだって、単体で見ればかなりの仕立てだ。左右独立式のキャプテンシートには個別のアームレストとオットマン(手動式)が備わり、シートもロングスライド可能だから、サードシートに座る人がいなければ最後端まで下げてリラックスした姿勢で座ることも出来る。

アルファード「S」(398万5000円)

最も安い「S」(2.5リッター・FF)なら398万5000円から手に入れられる。Sはエアログレードでタイヤも大径18インチと、外観上も見劣りしないので、買い得感も高い。

8人乗り仕様「6:4分割チップアップシート」(セカンドシート)

そして唯一の8人乗り仕様、セカンドシートが3人掛けとなるのが「6:4分割チップアップシート」だ。エントリーグレード「X」(359万7000円)もこちらの内装となる。

このようにトヨタ アルファードには4つものシートパターンがあり、価格差の大きな根拠となっている。なるほど確かに見比べてみるとその差は大きい。とはいえ、ベーシックなタイプでも十分に豪華なのも確か。予算と好みに応じてじっくり選びたいところだ。

[筆者:MOTA(モータ)編集部 トクダ トオル/撮影:TOYOTA]

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