【新型カローラ クロスと新型レガシィ アウトバック比較】価格は約90万円! 先進装備は断然レガシィ アウトバックだが、トータルのコスパはカローラクロスに軍配か!?
MōTA / 2021年9月22日 19時0分
50年以上の歴史をもつカローラにSUVモデル「新型カローラ クロス」が加わった。カローラツーリングをベースにSUVに仕立てたモデルだが、じつは似たコンセプトのクルマがすでに存在している。そう、新型レガシィ アウトバックだ。価格にして約90万円の差があるが、一体どんな違いがあるのか!?
ステーションワゴンベースのクロスオーバーSUV対決
ファミリーで便利に使えて、レジャーの楽しみも広がる最新SUVが欲しいと考えているパパ・ママ。それなら発表されたばかりのトヨタ 新型カローラ クロスとスバル 新型レガシィ アウトバックを検討しない手はありません。この記事では使い勝手や装備を徹底比較し、購入後の維持費も予想します。
価格差約90万円! 新型カローラ クロスの最上級グレードと新型レガシィ アウトバックのベースグレード比較
新型カローラ クロスの4WDモデルは日本だけ! 最上級グレードはホイールやシートなど特別装備満載
パワートレーンは1.8リッターのガソリンとハイブリッドで、ガソリンは2WDのみ、ハイブリッドは2WDと4WDのE-Fourをラインアップしています。
今回取り上げるグレードは、「ハイブリッド Z(E-Four)」319万9000円。
トップグレードの4WDモデルということで、内外装ともに豪華な仕様です。とくに、タイヤが18インチで、アルミホイールが切削光輝+ダークグレーメタリックの高級感あるデザインとなるのはこのグレードのみ。メッキ塗装のフロントロアグリルやロアバンパー、ルーフレールが標準装備となるのは「ハイブリッド S」も同様です。
ただ内装は、本革+ファブリックで上質。他のグレードはファブリックとなっています。
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新型レガシィ アウトバックのXブレイクはブラック塗装のパーツが魅力
ボディサイズは全長4870mm×全幅1875mm×全高1670mmと、カローラ クロスよりひと回り大きくなります。アウトドアに似合うワイルドなデザインながら、各部の質感がアップ。パワートレーンは1.8リッター直噴ターボで、4WDのみとなっています。
今回取り上げるグレードは、よりアウトドア志向の高いグレードとなっている「Xブレイク EX」で、価格はまだ予想ですが410万円ほど。上級グレードの「リミテッド EX」は430万円ほどとなっていますが、外観はグリルやドアミラー、フォグランプカバーなどにブラック塗装が使われてるなど差別化されています。
内装では、シートが撥水性のあるポリウレタン表皮となり、よりアクティブな趣味を持つ人向けという印象。ルーフレールにもアクセントとして入っている、エナジーグリーンのステッチが挿し色となっています。
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【内装比較】USBポートの数は新型レガシィ アウトバックの圧勝! エアコンはどちらも左右独立式を採用
新型カローラ クロスは7インチモニターが標準装備! USBポートは計3つ
新型カローラ クロスは、日常での快適性を意識したような、上質で使いやすい空間を目指したインテリア。前席はホールド性の高いスポーティなシートを採用していて、運転席が8wayパワーシート、助手席は4wayのマニュアルシートです。どちらもシートヒーターが標準装備。左右独立温度コントロール付きのオートエアコンで、前席集中モードもついています。
ナビは7インチのディスプレイオーディオが標準装備で、オプションで9インチも設定可能。アクセサリーソケット1個、USBは通信用1個と充電用2個が標準装備で、非接触充電器はオプションです。
また、ハイブリッドなので家電が使えるコンセントも欲しいところですが、非常時給電システムと合わせてオプションとなっています。
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新型レガシィ アウトバックは撥水加工シートを採用! 縦型巨大ナビが最大の魅力
シートヒーターは運転席・助手席・後席左右に標準装備。ナビは11.6インチの大型ディスプレイが装備されて、前席と後席に2個ずつUSBが備わります。
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【シートアレンジ比較】どちらも後席に2段階のリクライニング付き! 足もとスペースはアウトバック、頭上高はカローラ クロスに軍配
対する新型レガシィ アウトバックも、後席に2段階のリクライニング機能付き。前後スライドはなく、センターアームレストがあります。
室内長はカローラ クロスが1805mm、レガシィ アウトバックが1840mm、室内幅は1505mm/1545mm、室内高が1265mm/1245mmとなっており、アウトバックの方が足もとや横幅のゆとりがありますが、頭上はカローラクロスの方が余裕があります。
【ラゲッジ比較】最大の違いはパワーバックドア機能の有無! ラゲッジの横幅と高さはカローラクロスの勝ち
フルフラットにはならないも、パワーバックドアが標準の新型カローラ クロス
「ハイブリッドZ」にはハンズフリーパワーバックドアが標準装備で、停止位置メモリーや予約ロック機能が付くのでとても便利。子育て中にはとくに助かる機能ですよね。
後席は6:4分割可倒式で、奥行きが849mmから1885mmに広がります。ただラゲッジに深さがあるため、後席を倒してもフラットにはなりません。オプションの「ラゲージアクティブボックス」を使うと、ちょうどフラットな高さになり、ラゲッジが二段に使えて便利です。
荷室長は新型レガシィ アウトバックの圧勝!
後席は6:4分割可倒式で、ラゲッジ側にあるレバーを引くだけで倒せるようになっています。
ただし、ラゲッジの最大幅を比べてみると、カローラ クロスが1369mmに対して、アウトバックは1149mm。荷室高でも、カローラ クロスが957mmに対してアウトバックは815mmなので、横幅と高さに関してはカローラ クロスの方が大きいという結果です。
ちなみにハンズフリーオープンパワーリヤゲートも、この「Xブレイク EX」にはオプション設定となっています。
【先進安全装備比較】新型レガシィ アウトバックだけハンズオフ機能を搭載
では先進安全装備を比較してみましょう。新型カローラ クロスは昼夜の歩行者、昼間の自転車も検知するプリクラッシュセーフティをはじめ、全車速追従機能付きレーダークルーズコントロールなど5つの機能が揃ったトヨタ セーフティ センスが標準装備。
パーキングブレーキサポートやブラインドスポットモニター、駐車の際に嬉しいバックガイドモニターも標準で、うっかりミスも防いでくれる充実の装備内容です。
ただ新型レガシィ アウトバックには、2020年に発売されたクルマの中で最も安全なクルマの称号を獲得したスバル レヴォーグに搭載されている先進安全装備がすべて標準装備されています。
プリクラッシュブレーキや全車速追従機能付きクルーズコントロールをはじめとする14のコアテクノロジーに加え、顔認証ができるアイサイトアシストモニター。
渋滞時に50km/h程度までハンズオフ走行が可能となったり、車線変更を自動で行ったり、ドライバーが異常時に安全な場所に停止するといった、より高度な運転支援システムが揃った「アイサイトX」も標準装備です。一歩進んだ未来のドライブが体験できるのがアウトバックです。
【維持費比較】ハイブリッドの新型カローラクロスが断然安い! 燃料代は月3000円/月の差
対する新型レガシィ アウトバックは、自動車税が3万9500円、重量税は4万9200円。ガソリン代は、燃費がWLTCモードで13.0km/Lなので、500km走行するのに約5819円かかります。
アウトドアユーザーは新型レガシィ アウトバックを! 維持費を抑えたいなら新型カローラ クロスだ
というわけで、カローラ クロスは運転しやすさと室内の広さ、荷物の積み込みやすさがバランスよく、維持費も抑えられる印象。レガシィ アウトバックはスキーやマリンスポーツなどでガンガン使いたい人や、安全性を重視したいファミリーにも良さそうな印象となりました。皆さんのファミリーにはどちらがピッタリか、ぜひじっくり検討してくださいね。
【筆者:まるも 亜希子】
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