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高速道路に多い渋滞は「上り坂」と「サグ部」に集中していた! ドライバーが気をつけるべき追突事故を避けるためのポイントとは

MōTA / 2021年9月25日 16時0分

渋滞のイメージ

週末や連休に多く見られる高速道路の渋滞は本当に嫌なものだ。信号のない高速道路で、「自然渋滞」と呼ばれるものがいつも特定の区間で集中するのはなぜだろう。 今回は高速道路で渋滞が発生するメカニズムを解説する。また渋滞時にドライバーが気をつけるべきポイントなども併せて紹介しよう。

上信越道上り線の渋滞(イメージ)

高速道路の渋滞は一般的に時速40km以下で低速走行や停止と発進を繰り返している状態を指す

そもそも高速道路の渋滞とは、路線によっても異なるが、一般的には走行するクルマが時速40km以下で低速走行、あるいは停止と発進を繰り返している状態(NEXCO東日本)と定義づけられている。

事故や工事などで車線が塞がれていたり、合流による車両の集中、極端に遅いクルマがいるときにももちろん渋滞は起こるが、それ以外に起こりがちなのが交通集中の渋滞だ。

ラジオの渋滞情報などで特定の場所からの渋滞●kmなどと聞く機会もある。そうした場所は「上り坂」や「サグ部」と呼ばれる下り坂から上り坂に差しかかる凹部であることが多い。上り坂であることがわかりにくく、無意識のうちにスピードが落ちてしまい、車間距離が詰まることで渋滞が起きてしまう。

速度が低下しやすい箇所には看板や目印などを設けてドライバーに速度回復を促す取り組みも

こうした場所には「上り坂 速度低下注意」といった看板や上り坂に当たる箇所の壁に流れるライトを設置して速度低下を知らせるなど、渋滞緩和に向けた施策が取られている場所もある。

渋滞中に起こりやすいのは追突事故! 気をつけるべきポイントは4つ

渋滞中に注意すべきなのは追突事故だ。渋滞の最後尾では速度差が大きいため、止まりきれずにぶつかってしまうということも考えられる。

最も大切なのは安全な車間距離をとって運転することだ。時速80kmなら80m以上の車間距離が必要だと言われている。高速道路にはレーンマークなどの目印から車間距離を確認することができるため、定期的に確認するようにしたい。

車間距離はしっかりととるようにしたい

また、後続車に減速、停止の合図を送り、急ブレーキを踏む必要のない十分な車間距離を保って走行することが大切。数回に分けてブレーキを点灯させ、ブレーキを踏み込むポンピングブレーキやハザードランプを点灯させるなどして、後続車に渋滞を早めに伝えたい。

後続車に渋滞を早めに伝えることも大切

さらに、ブレーキを踏む前に後方を確認することも追突のリスクを減らすことができる。夕暮れ時には早めにライトを点灯させ、尾灯を点灯させることも大切だ。

ライト点灯を早めにするのも後続車に車両の存在を知らせるためには重要だ

ほかにも、2台前のクルマや隣の車線などにも注意を払いたい。先行車の前に隣の車線から割り込みがあった際に先行車が減速する可能性もあるため、早めに対処することができる。

以上のようなポイントに気をつけながら、渋滞に注意してドライブを楽しんでほしい。

【筆者:MOTA編集部】

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