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新型ワゴンRスマイル登場でムーヴキャンバスが再び大注目! ライバル車の登場はむしろ嬉しいニュースだった【ディーラーの声を聞いたみた】

MōTA / 2021年9月25日 17時30分

ダイハツ ムーうキャンバス

スーパーハイトワゴンのダイハツ ムーヴをベースにスライドドアを備えたムーヴキャンバスが大人気となっている。今や本家のムーヴよりも売れているのだ。これまでこの市場は同車が独占していたが、ライバルとなる新型ワゴンRスマイルが登場し、熾烈な戦いを繰り広げている状況だ。そこで今回は新型ワゴンRスマイルの存在をダイハツディーラーはどのように受け止めているのか? ディーラーに直撃。すると意外な答えが返ってきた。

ダイハツ ムーうキャンバス

ムーヴキャンバスに初のライバル車登場! 販売に影響はあるのか!?

ダイハツ ムーブキャンバスが登場したのは2016年のこと。ハイトワゴンのムーヴをベースとし、後席にスライドドアを装備。さらに丸目ヘッドライトなど可愛らしい見た目が特徴である。

デビュー直後から瞬く間に大ヒットとなり、今や本家のムーヴよりも圧倒的に売れている状況である。そしてムーヴキャンバスにとって初となるライバルモデル「新型ワゴンRスマイル」が登場し、ますますこの市場が盛り上がりそうな状況である。そこで今回はダイハツディーラーに今の現状を直撃してみたというワケだ。

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新型ワゴンRスマイル登場で逆に問い合わせ増加

エクステリアだけでなく、内装も可愛らしい仕上がりとなっている。そのうえ収納性能もバツグンとあって、人気なのも納得である

都内近郊のダイハツディーラーによれば「新型ワゴンRスマイル登場後に、ムーヴキャンバスの問い合わせが増加している」という。イメージとしては、新型ワゴンRスマイルを検討し始め、せっかく買うならライバルのムーヴキャンバスも検討してみよう! というユーザーが多いというワケだ。

ソリオにライバル車が登場した際も同様! ユーザーはライバル車がやっぱり気になる

ソリオの牙城を崩すべく、ダイハツが中心となってトヨタとスバルディーラーでもライバル車を取り扱うことに。今やトヨタ ルーミーは販売台数上位の常連モデルとなっている

じつは似た現象が他のモデルにも起きている。それはプチバンであるソリオの存在で、2016年まではこの市場をソリオが独占していた。ところが2016年にライバルとなるダイハツ トールが投入されて以来、ソリオの問い合わせが増えたという事例があった。要するにライバル車が登場すると、ユーザーは他のモデルも検討する例が多いのだ。

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ライバル車の姿を見届けてから購入したいユーザーも多い

新型ワゴンRスマイルの価格やデザインをみた上で、ムーヴキャンバスを検討したいというユーザーも相当数存在するのだ

先のダイハツディーラーによれば「ライバル車による影響は大きいと考えていたが、蓋を開けてみればむしろより好調なセールスを記録している」という。

続けて「新型ワゴンRスマイルの姿を確認した上で、ムーヴキャンバスの購入をしたい」というユーザーも少なからず存在するようだ。たしかに大きな買い物だけに、購入後に後悔するよりは、しっかりライバル車を確認してから“本当に欲しいもの”を求めるのは至極納得である。

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スーパーハイトワゴン市場は再び大盛況となる予感

スーパーハイトワゴンよりも背が低いために、運転に自身がないユーザーからもこの手のモデルは支持されているのだ

今回は新型ワゴンRスマイルの登場によりダイハツディーラーが受けている影響をご紹介してきた。筆者としては、ライバル車の出現により、悪影響が出ているのでは? と懸念していただけに、いい意味で裏切られたという結果であった。

これまでスーパーハイトワゴンにスライドドアを備えたモデルはムーブキャンバスの独壇場であったが、やっとライバル車が登場している。おそらくこの市場はますます人気を集めそうなだけに、ホンダや日産・三菱連合も参入する可能性も大いにあり得る。そだけけに、今後もこの市場に注目だ!

【筆者:MOTA編集部 木村 剛大】

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