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値下がりしにくいクルマの3つの特徴! ポイントは人気とスポーツカーと限定車だ!

MōTA / 2021年9月28日 13時30分

中古車は、例え同じ車種・同じグレードであっても、1台1台の状態や価値は全て異なる「一物一価」の状態にある[画像はイメージです]

クルマを購入するときに売ることを考えて購入するというのはナンセンス。本当に自分が欲しいと思ったクルマを購入すればいい、というのはまさにおっしゃる通り。とは言いつつも、最終的に手放すときに高く売れた方がいいというのもまた正直な気持ちではないだろうか? もちろん高く売れるからと言って、全く欲しくもないクルマを買うのはオススメできないが、AとBという2つの車種で悩んでいるときに、最後に手放すときにより高く売れる可能性が高い方を選ぶというのは建設的な選び方と言える。 そこで今回は値下がりしにくいクルマの特徴をピックアップ。クルマの購入を考えている人は参考にしていただければ幸いである。

中古車展示場のイメージ

安定的に人気が高いモデルは狙い目!

値段が下がらないために一番重要なのは、そのクルマに対する需要が常に高い状態となっているかどうか。例えば、すでに登場から17年が経過したトヨタの200系ハイエースなどは、日本国内はもとより、海外でも高い需要があるために一向に値段が下がらず、過走行や低年式車でもそれなりの価格で取引されている。

海外からの人気も高いモデルは値段が下がらない

待望の新型が登場したトヨタ ランドクルーザーも、現在は納期が数年かかるという点もあってプレミア価格で取引されるのは間違いないが、今後安定して供給がなされるようになったとしても海外での需要も高いことから、大きく値崩れすることはなさそうだ。

新型車が登場しても人気が維持されているランドクルーザー

絶対数が少ないスポーツカーも価格が下がりにくい

また、最近では数が少なくなってしまったスポーツカーなども一定以上の需要があるため、よほど状態が悪くない限りは高値で取引されているのはご存知の通りだろう。

ただし需要が高いと言っても、トヨタ プリウスやトヨタ アクアのようにすでに市場に一定数以上の中古車が流通している車両の場合は、そこまで高値をキープしないという点は注意が必要だ。

中古車としての流通量が多い場合には価格が下がる

つまり需要と供給のバランスが大切であり、市場に流通している台数よりも欲しいと思う人が多ければ、場合によってはプレミア価格となる可能性すらあるというワケだ。

最近のケースでは、生産を終了がアナウンスされたホンダ S660に注文が殺到し、購入できなかった人が多かったためにS660の中古車価格が大きく上がったということが記憶に新しいが、これも需要と供給のバランスが大きく崩れたからこそ起きた現象と言えるだろう。

生産終了が発表されたS660も需要が一気に増えた

確実に需要よりも供給が下回るものとしては、限定車が挙げられる。先日発表された日産 GT-Rの「Tスペック」や、ホンダ NSXのタイプSなども間違いなく値下がりすることはないだろう。

限定モデルは特に値下がりしない

特にスポーツカーに関しては、家庭の事情などもあって簡単に新車を購入できないユーザーも多く、中古車になってから狙おうという心理が発生するため、値崩れすることが少ないモデルと言える。

最も値下がりしにくいのは人気モデルの限定車!

つまり、確実に値下がりしにくいモデルを狙うのであれば、まずは人気の限定車。そして安定した需要があり、供給過多でないものを選ぶのが正攻法となるわけだ。

逆にモデル末期の不人気車などは後々再評価されたときに大きく価値が見いだされる可能性もあるが、そうならないことも多々あるためギャンブル性が高い。

どちらにしても、“最終的に高く売れたらラッキー”くらいの気持ちでいるのが一番。何より自分が気に入ったクルマに乗れるということは、お金には代えがたい価値を持っているのだから。

【筆者:小鮒 康一】

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