トヨタ RAV4、新型カローラ クロスの登場も大きな影響なし!?「四駆性能やアウトドアユース前提ならRAV4」の声【みんなの声を聞いてみた】
MōTA / 2021年9月30日 10時0分
トヨタ 新型RAV4 グレード:Adventure│ボディカラー:アッシュグレーメタリック×アーバンカーキ│内装色(シート表皮):オーキッドブラウン(合成皮革/スポーティタイプ)│駆動:4WD(ダイナミックトルクベクタリングAWD)
2019年4月にデビューし、いかにもSUVらしいアグレッシブなデザインで人気のトヨタ RAV4。、2021年上半期でも28,383台(月平均4500台以上)の販売台数を記録するなど、安定した人気を誇るモデルだが、2021年9月14日(火)には、一回り小さいサイズのSUV、新型カローラ クロスが登場した。 一部価格面でも競合する両車だが、RAV4の購入検討者などはどう感じているのか? ここではSNS上に挙げられているみんなの声を紹介していく。
安定したRAV4人気に影響はあるのか?
2019年4月にデビューしたトヨタ 5代目RAV4は、日本・カー・オブ・ザ・イヤー2019を受賞したほか、登場から現在も安定した売れ行きを誇る人気SUV。居住性と積載性に優れ、悪路走破も考慮したワイルドなカッコ良さを持ち合わせた1台だ。ボディサイズは全長4610mm、全幅1865mm、全高1690mm、ホイールベース2706mm(Adventure)で、パワートレインには、ガソリンモデルに2.0リッターのダイナミックフォースエンジンを、ハイブリッドモデルでは2.5リッターダイナミックフォースエンジンを揃える。価格(税込)は274万3000円~402万9000円。
そんな中、新型カローラ クロスが9月14日にデビューした。1.8リッターガソリン(FF)と、同ハイブリッド(FF及びE-Four・4WD)が設定され、価格は199万9000円~319万9000円。
ガソリンモデルとハイブリッドを揃えるSUVというところは共通する両車ながら、ボディサイズやパワートレインといった部分ではRAV4の方が一クラス上。また、ガソリンモデル、ハイブリッドモデルどちらにも四駆設定があるRAV4に対し、新型カローラ クロスはハイブリッドモデルのみの設定となる。
それでも価格面でみると、新型カローラ クロスの上級モデルとRAV4の中間グレードまでが同じような価格帯なので、RAV4購入検討時に新型カローラ クロスが候補に入ってきてもおかしくはないだろう。
四駆性能で選ぶならRAV4、大きさが気になるなら新型カローラ クロス
そんな両車の関係性について、RAV4の購入検討者などはどう捉えているのか? SNS上で確認してみた。まず、RAV4を推す層としては、
「カローラ クロスは都会的なモデル、RAV4はもっとアウトドア寄りなモデル。アウトドアユースが前提だからRAV4をチョイス」
といったように、オフロードテイスト溢れるそのキャラクターを求める層からRAV4は支持されているようだ。中でも、
「一括りにE-Fourと言ってもリアの出力とトルクがかなり大きいRAV4のほうが悪路の走破性はずっと高い。四駆性能を求める層はRAV4指名買いかな」
「ガソリンモデルで四駆設定が欲しい人は迷わずRAV4」
と、四駆性能の観点から見た際、やはりRAV4を推す声は多い。
一方で、当初RAV4を検討しつつも、新型カローラ クロスに揺らいでいるといった声の中には、「RAV4を検討中だけど、やはりあの車格が持て余しそうで、一回り小さいカローラ クロスも急遽検討対象に入ってきている」
「RAV4かハリアーと迷っていたらカローラ クロスが登場。大きすぎも不便かなと思い一回り小さいカローラ クロスに決めた」
など、ボディサイズの観点から、一回りコンパクトで、より取り回しが良い新型カローラ クロスを推す声が挙がっている。
緻密なラインアップこそがトヨタ最大の強み
そんな中、「+50万円程でRAV4も手が届くと考えたとき、カローラ クロスよりもRAV4をファーストチョイスで検討するようになった」
と、新型カローラ クロスを検討していたが、クラスを上げてRAV4へ変更したといった声も見受けられた。
「上下のクラスで絶妙に被ってくる価格設定やサイズ感が戦略的」
「カローラ クロスを試して、もっとコンパクトを希望すればヤリス クロスがあるし、四駆とかオフロード感ならRAV4。上質感求めるならハリアーと、この細かな設定が今のトヨタの強み」
これらの声のように、その緻密なSUVラインアップこそがトヨタ最大の強みと見る声は多い。ベースとなる新型カローラ クロスの登場は、単体での売上アップだけでなく、同社のSUVモデル全体の売上向上に繋がっているようだ。RAV4も多少の顧客が流れっることはあっても、元からの指名買いで来る層や、逆にクラスを上げて検討してくる層などの存在から、その人気に大きな変化はないと考えられる。
[筆者:望月 達也(MOTA編集部)]
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