新型デリカD:5はエルグランドと兄弟車!? 三菱は日産ルノーアライアンス連合加入で新型モデルはどうなる!? 三菱の新型モデルを占ってみた
MōTA / 2021年10月4日 19時0分
2016年に日産・ルノーアライアンスに三菱が仲間入りを果たした。今後は3社合同で新型モデルの開発をするとアナウンスされていたが、その動きが活発化しつつある。その筆頭が間も無く国内販売がスタートする三菱 新型アウトランダーPHEVと日産 新型エクストレイルの存在で、今後ますます動きが本格化される見込みである。そこで今回は、これから投入される三菱の各モデルがどうなるのか? を考えていきたい。結論からいえばデリカD:5はエルグランドと兄弟車になるのだった。
日産・ルノー連合に加わった三菱! 今後の新型モデルはどうなるの!?
ティザーサイトがオープンした今冬発売の新型アウトランダーPHEV。新型エクストレイルの兄弟車となるなど、三菱自動車が2016年に日産ルノーアライアンス入りしたことによる具体的な動きが活発になってきた。
ここでは新型アウトランダーPHEVの登場を期に、OEMと軽乗用車を除いた既存の三菱自動車自社生産車が今後どうなっていくかを考えてみた。
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ミラージュとマーチが兄弟車に! 開発を手がけるのはASEAN地域が得意の三菱だ
現行ミラージュはタイ国で生産されている。日本車ではマーチやパッソ&ブーンがライバルとなる小さ目のコンパクトカーとして2012年に登場した。三菱自動車は2020年5月にあった日産、三菱自動車、ルノー三社のアライアンスによる取り組みの発表の際に、「三菱自動車はASEAN(東南アジア諸国連合)とオセアニアで三社のリーダーを務める」ことを明らかにしている。この点に加えミラージュとマーチは完全にバッティングするのも考えると、ミラージュは新型モデルも三菱自動車主導で開発され、マーチはミラージュの兄弟車になるのではないだろうか。
コンパクトSUVは日産主導で開発へ! RVRやエクリプスクロスはキャシュカイなどと兄弟に
2020年5月の発表では「2025年以降CセグメントのSUVの刷新は日産がリードする」という記述もあった。このことからCセグメントのSUVに該当するエクリプスクロスとRVRは1台に集約される可能性も含め、現在日産が海外専売としているキャッシュカイ&ローグスポーツ(以前日本で販売された際の車名はデュアリス)の兄弟車となりそうだ。注目の新型デリカD:5はまさかのエルグランドと兄弟車へ! デリカの悪路走破性は引き続き採用
「ミニバンとSUVの融合」という唯一無二のコンセプトにより未だ堅調に売れているデリカD:5。現行モデルのプラットフォームは、三菱自動車のCセグメント用である。
この点から新型デリカ(D:6?)は新型セレナの兄弟車になる気もするが、それもデリカD:5のボディサイズや車格を踏まえると微妙なところもある。と考えると、新型デリカは日産のDセグメント用プラットホームを使ったミニバン、つまり新型エルグランドの兄弟車となる可能性もあるのだった。新型デリカでは通勤や買い物といった普段使い、アウトドアにも給電機能が便利なPHEVの設定も期待したい。
どちらも新型モデルの明確な発売日は明らかとなっていないが、2023年ごろとなる見込みである。
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東南アジアで人気のパジェオスポーツやトライトンが日本正式発売も夢じゃない!? モデルチェンジを気に日本上陸の可能性大
ここまでの予想を見ると、三菱自動車の独自性が薄くなるようにも感じるが、期待できる要素もある。それはミラージュのところで書いた、「三菱自動車がASEANとオセアニアで三社のリーダーを務める」ことである。三菱自動車がタイ国で生産し現在大きな収益源となっているクロスオーバーに軸足を置いたコンパクトミニバンのエクスパンダー、ラージクロカンSUVのパジェロスポーツ、ピックアップトラックのトライトンは今後も継続されるだろう。
このことにさらに期待を込めれば、この3台が新型モデルになるタイミングも含め日本に導入される可能性もあり、導入されれば日本の三菱自動車も明るい雰囲気となるだろう。
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ラリーアート復活でモータースポーツ再挑戦! ラリーアートグレードもラインアップされるぞ
また2021年5月11日にあった2020年度の決算発表では、トヨタのGRや日産のNISMOなどと近い存在だったスポーツ部門のラリーアートのブランド復活も発表された。
ラリーアートの復活により市販車のラリーアート仕様に加え、モータースポーツもトライトンでクロスカントリーラリーや、全日本ラリーでも参加クラスがあるグラベル(未舗装)のイベントに参戦するといったことがあったら面白い。
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という訳で、三菱自動車はようやく長いトンネルが終わりそうな明るい要素が増えてきているだけに復活の日も近いと思われるので、三菱自動車ファンはもう少しの辛抱なのではないだろうか。
【筆者:永田 恵一】
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