スライドドアを備えたスズキの人気車種、新型ワゴンRスマイルとスペーシアの内外装の違いを徹底比較
MōTA / 2021年10月14日 12時15分
スズキ ワゴンRをベースに、スーパーハイトワゴンモデルよりも一回りコンパクトながら両側スライドドアを備えて登場した新型モデル「ワゴンRスマイル」。スズキのスライドドアを備えた代表的なモデルといえば「スペーシア」が挙げられるが、その最大の違いは背の高さだが、一体どれほど違うのか!? また、内装や収納、シートアレンジなど違いは?? ここでは、そんな新型ワゴンRスマイルとスペーシアの各部の違いを比較していく。
スライドドアを備えたスズキの人気車種を比較
スズキ 新型ワゴンRスマイルのグレード展開は全3種類。ベースグレードのG(129万6900円)、中級グレードのハイブリッドS(147万2900円)、そして最上級グレードにあたるハイブリッドX(159万2800円)という布陣。全グレードに4WDモデルをラインアップしており、2WDモデル+12万3200円の価格(それぞれ消費税込)となっている。一方のスペーシアのグレードは、全車ハイブリッドモデルとなり、ベースグレードのハイブリッドG、上級グレードのハイブリッドXのラインナップ。それぞれ2WDと4WDが用意され、価格は129万8000円~164万7800円まで(消費税込)。
新型ワゴンRスマイルのボディサイズは、全長3395mm×全幅1475mm×全高1695mm、ホイールベース2460mm。対するスペーシアのボディサイズは、全長3395mm×全幅1475mm×全高1785mm、ホイールベース2460mm。
どちらも現行型となる6代目ワゴンRに採用されている軽量・高剛性設計のプラットフォーム「HEARTECT(ハーテクト)」を採用している為、全高以外は共通となる。全高の差は新型ワゴンRスマイルがスペーシアよりも90mm低い。
丸目顔でポップな新型ワゴンRスマイル、水平基調でスーツケースをモチーフとしたスペーシア
新型ワゴンRスマイルは、四角いボディに、丸目LEDヘッドランプを採用したフロントフェイス。丸目LEDヘッドランプ内には、透明な厚肉インナーレンズを用いたポジションランプを採用。また、メッキの加飾をフロントグリルやフォグランプベゼルに施し、ヘッドランプとの組み合わせにより上質さを表現している。 スペーシアは、ボンネットやサイドウインドウが水平基調で直線的に見せている。フロント/リアウインドウの角度を立てることで、車内の広さを強調。スーツケースをモチーフとしたデザインとしており、ひと目見ただけで広さを感じるスクエアデザインとなっている。 気になる新型ワゴンRスマイルのスライドドア部分はスペーシアをベースとしており、開口幅は600mm、リヤステップ地上高は345mmとどちらもスペーシアと同等で乗降性に優れている。質感高い内装の新型ワゴンRスマイルに対し、スペーシアは開放感が高い内装
新型ワゴンRスマイルのインパネデザインは、柔らかな造形のインパネカラーパネルにカッパーゴールドのアクセントを組み合わせる(HYBRID X、HYBRID Sに採用)など、居心地の良さと質感の高さを感じられるデザインとなっている。 スペーシアのインパネデザインは、外観と同じくスーツケースをモチーフにデザインされ、助手席前側の収納設備に特徴がある。造形的にもインパネの圧迫感を抑えて開放的に仕上げた。 新型ワゴンRスマイル、スペーシア共にリヤシートは、左右それぞれが前後にスライド調整可能。リクライニングも乗る人の好みに合わせて快適な角度に調整できる。さらに、ダイブダウンで畳めることも可能で、そのために座面と背もたれを薄くする必要が生じたが、底付き感のない座り心地に仕上げている。 ラゲッジスペースも同様に、両車リヤシートを全倒するとラゲッジ部分と段差のないフルフラットの状態となり、使い勝手の高い空間が出現する。さらに、助手席の座面を起こせば、ラゲッジフロアとほぼフラットになり、長尺物の積載も可能となる。ここまで新型ワゴンRスマイルとスペーシアの各部を比較してきたが、より細部のデザイン・仕様などは、フォトギャラリーでぜひチェックしてみてほしい。
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