SUVが多過ぎて迷う! いっぱい遊び倒したいならミディアムクラス、しかも走行性能に優れる「スバル フォレスター」「トヨタ RAV4」が狙い目だ
MōTA / 2021年10月14日 20時15分
2020年から2021年にかけて登場したニューモデルの中でも最も多いのが「SUV」だ。アメリカで誕生したこの名称が指すモデルは、軍用車に端を発するゴツくてタフな四輪駆動車から、コンパクトカーや軽ワゴンをベースにしたライトなモデルまで多種多彩に揃う。 そんな中、ホンキでアウトドアレジャーを楽しむ層にはミディアムクラス以上のSUVが向いている。室内や荷室は広く走りの性能も優れているから、多人数で荷物を満載してロングドライブが楽しめるだろう。 そんなミディアムクラスの代表格が、2021年8月19日に発表されたばかりの新型「スバル フォレスター」と、年内にも一部改良を実施する見込みの「トヨタ RAV4」だ。
トヨタだけでも10モデル! SUV人気で選択肢が多過ぎる
あなたが『SUVが欲しい』と思ったのはなぜだろうか。その理由に、コンパクトカーやセダン、ミニバンにはないスポーティな格好良さと、荷物をたくさん積める実用性が両立する点を挙げる人は多い。トヨタの公式ホームページを開くと、車種ラインナップの選択枠が真っ先に目に入る。その中で「SUV」を選択すると、167万9000円~と書かれたコンパクトSUV「ライズ」から、510万円~の「ランドクルーザー」まで、実に10のモデルが勢揃いしている。
他メーカーも同様で「SUV」の選択肢は年々増えているから、他のカテゴリー以上に選ぶ楽しさも十分に味わえるだろう。とはいえ、どこから選んでいいのか迷ってしまうのも確かだ。
SUVを買って何したい!? その用途がアウトドアレジャーなら実用性や性能の要求レベルも一段と高くなる
SUVとはSport Utility Vehicle(スポーツユーティリティビークル)の略。1980年代頃にアメリカで生まれた言葉だ。この場合のスポーツとは、日本語で言う“レジャー”のニュアンスに近いかもしれない。例えばスキーやスノーボード、サーフィンやダイビング、自転車、釣り、登山、キャンプ…こういった様々なアウトドアレジャーを楽しむためのクルマ、という訳だ。
いずれの場合も大きな道具を積み込んで、都市部から離れた場所で楽しむことが多い。高速道路や山道を使って長い距離を走ることから、余裕ある動力性能に加え、先進運転支援機能も含む、安心の長距離ドライブが出来る性能も重要な要素となる。
さらにレジャーの種類によっては、舗装路のみならず未舗装の悪路や、坂の多い雪道を走行する必要もあるかもしれない。四輪駆動の性能も重要となってくる。このようにSUVをSUVらしく使い倒す場合、通常の乗用車以上に求められる性能の要素が多いのだ。
SUVを買って遊び倒したい! ならば価格と使い勝手のバランスが良いミディアムクラスが狙い目だ
ミディアムクラスのSUVは世界的にも人気のど真ん中!
1名もしくは2名乗車であれば、軽・コンパクトを含むほとんどのSUVで事足りるはずだ。しかしこれが家族や仲間など3、4人とその分の荷物を積んで出かけるとなると、ある程度のサイズは欲しい。全長4.7メートル級のミディアムクラスのSUVなら、大き過ぎず、価格も300万円前後が基準となる。それでいて定員乗車時でもおよそ500リットル程度の荷室容量が確保される。ここを基準に考えたい。
近年はコンパクトSUVクラスの伸びも著しいが、販売シェアではミディアムクラスが世界的にも最も大きなボリュームゾーンとなる。SUVを求める層にとっても、ここが需要のど真ん中ということの現れだ。
2021年10月現在、狙うべき最新モデルは「フォレスター」と「RAV4」だ
ミディアムクラスのSUVには、トヨタなら「RAV4」、日産なら「エクストレイル」、スバルなら「フォレスター」、マツダなら「CX-5」といったように、いずれも各社を代表する人気の主力モデルが揃う。ただしエクストレイルはモデル末期で、2022年春以降にフルモデルチェンジを控え、CX-5も2022年以降のモデルチェンジが予想されている。こちらは新型を待つか、中古車狙いに絞ったほうが良い。
したがっていまミディアムクラスのSUVを狙うなら、2021年8月19日に発表されたばかりの新型「スバル フォレスター」と、2021年12月にも一部改良を実施する「トヨタ RAV4」がオススメだ。どちらも荷室容量、動力性能、そして先進運転支援機能は十分に確保され、四輪駆動の悪路走破性にも定評がある。いまもっとも狙うべきSUVの2台と言えるだろう。 なお販売店の試乗車に乗る際には、走行性能や室内の広さ、駐車場での車庫入れ性能といった使い勝手はもちろんのこと、遊びの道具を想定し、荷室の広さや積載性なども細かくしっかりチェックしておきたいところだ。[筆者:MOTA(モータ)編集部 トクダ トオル/撮影:茂呂 幸正・SUBARU・TOYOTA]
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