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新型キャラバンの純正車中泊仕様が完璧過ぎる! 日産 キャラバン「マルチベッド」は身長180cmでも十分に寝れる

MōTA / 2021年10月23日 16時30分

日産 新型キャラバン マルチベッド [Photo:オーテックジャパン]

2021年10月20日、トヨタ ハイエース最大のライバルである「日産 NV350キャラバン」がマイナーチェンジを実施した。車名を従来のシンプルな「キャラバン」に戻した新型は、内外装のデザインをリニューアル。先進運転支援機能もさらに充実させた。中でも今回注目したいのは“車中泊”に特化したカスタムモデル「マルチベッド」だ。従来型より継続された人気のグレードを改めてご紹介しよう。

日産 新型キャラバン マルチベッド [Photo:オーテックジャパン]

純正ベッドを備える特別仕様車の名はズバリ「日産 キャラバン マルチベッド」

日産 新型キャラバン グランド プレミアム GX

日産 新型キャラバン「マルチベッド」は、上級グレード「プレミアムGX」と、今回のマイナーチェンジで新設された最上級グレード「グランド プレミアムGX」をベースに、日産の関連会社オーテックジャパンが車中泊用のベッドなどを架装したカスタムモデルだ。

ベッドは左右独立で設置可能。跳ね上げて収納する, 写真は最上級グレード「GRAND プレミアム GX」

ベッドは左右独立で設置可能。跳ね上げて収納する, 写真は最上級グレード「GRAND プレミアム GX」

後部の広大な荷室スペースに備えたベッドは、左右跳ね上げ式。荷室全体に展開できるほか、左右独立で使用したり出来る造りとなっている。ベッド下にも十分なスペースを確保することで、車中泊時にわざわざ荷物を移動したりなくても良い。

「グランド プレミアムGX」用ベッド素材,「プレミアムGX」用ベッド素材

「グランド プレミアムGX」用ベッド素材,「プレミアムGX」用ベッド素材

なおベッド表面の生地は、ベースグレードの前後席で使用するものと同一の素材に統一されているのも、メーカー直系のオーテックジャパン製ならでは。中でも「グランド プレミアムGX」は内装の質感にもこだわった最上級グレードだから、特にこうしたコーディネイトは嬉しいポイントだ。

また荷室床もカーペットではなく木目調のフラットなパネル素材とし、荷物の出し入れ性に配慮した。

メーカーオプションで脱着式テーブルをセットすることも出来る。テーブルの高さは515mmから715mmまで10段階で上下可能だ

なお新型キャラバン「マルチベッド」の床張りはロンリューム仕上げに変更されている。撥水性にも優れた素材のため、汚れたギアをそのまま載せてもさっと拭き取ることが可能という優れものなのだ。

身長180cmの筆者が実際に寝てみた! ベッド長176cmだが後席を倒せばまっ直ぐに就寝も可能

日産 新型キャラバン「マルチベッド」のベッドサイズは奥行き1760mm×最大幅1510mmを確保する

残念ながら新型キャラバン「マルチベッド」は試乗がかなわなかった。今回は従来型のNV350キャラバン「マルチベッド」をベースに、身長180cmの筆者が実際に寝てみて、その印象を確かめてみることにした。

身長180cmの筆者の場合斜めに寝ないとならないが後席シートを前倒しすれば段差が生じるもののまっ直ぐ寝ることも可能だ[※写真はマイナーチェンジ前の「NV350キャラバン マルチベッド」]

新型キャラバン「マルチベッド」のベッドサイズは奥行き1760mm×最大幅1510mm。これは従来型でも同様だ。ベッドの厚み50mmにも変更はない。

見た目には薄く見えるが、適度なしなやかさと硬さを併せ持つから、一晩ゆったりと快眠できるだろう。

ただし後席シートを起こしたままだと、身長180cmの筆者の場合頭がつかえてしまう。1人で寝る分には余裕のスペースを斜めになって寝れば良い。大人2人で寝る場合には後席シートを前倒しすることで頭上空間が広がるから、使い方に応じ上手くアレンジしながら活用しよう。

それにしても、後席を畳まない状態でもここまで広大な空間が確保できるのは、商用1BOXバンでNo.1の荷室空間を持つキャラバンならでは。

釣りやスノボ、サーフィンといった、深夜・早朝から移動する必要のあるアウトドアレジャー先での仮眠のほか、テレワークのスペースとしても有効活用が出来そうだ。

※写真はマイナーチェンジ前の「NV350キャラバン マルチベッド」[オプション装着車]

専用シェードなど車中泊用の純正パーツも多数用意される

専用プライバシーシェード(オーテックジャパン扱いディーラーオプション)

新型キャラバン「マルチベッド」が気になってきた! というアナタには、こちらの純正アクセサリーもご紹介しよう。プライバシーシェードやカーテンは基本の必須アイテムだ。他にもアウトドアでの使用シーンや趣味のツール積載などに応じた様々なパーツが用意されている。

こうした実際の装着状態を写真で見ているだけで、新型キャラバンで行く楽しい旅の妄想が頭に思い浮かんでいたのなら、もうあなたは車中泊のとりこ。ひとまず販売店で見積もりを取ってみてはどうだろうか。夢が現実になる日は案外近いかもしれない!

専用車内カーテンセット(オーテックジャパン扱いディーラーオプション)

目的別に架装出来るオプションも多数設定

屋外での着替えなどが出来る「バックドアテント」,夏場の車中泊には欠かせない、スライドサイドウィンドウ用「網戸」!

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ユーティリティナット付きのウィンドウパネルはDIYで好みのアイテム装着も可能だ, 左は釣り用ロッドを収納し、右はサーフボードなどの長物を収められる「ツインアタッチメント」

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