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「車両盗難」を許すな! 最新盗難事情と愛車との辛すぎる別れを防ぐ有効な防犯対策を紹介

MōTA / 2021年10月29日 11時0分

駐車場のイメージ

毎年一般社団法人 日本損害保険協会が発表する自動車盗難事故実態調査では、車名別盗難状況が紹介されている。 2020年度はトヨタ ランドクルーザーをはじめ、トヨタ プリウスやレクサス LX、レクサス LS、トヨタ クラウンなどやはり高級車、人気モデルが中心だ。 特に高級車、または中古車市場で価値が高まっているスポーツカーを持つ人にとって、車両盗難は最も恐ろしいことだろう。そこで今回は車両盗難の最新事情と有効な対策を紹介したい。

車両盗難のイメージ

自動車盗難件数自体は年々減少傾向だ

盗難件数は年々減少傾向にある。これには狙われやすい車両が公表されているためオーナーの警戒心が高まったり、セキュリティアイテムが増えていたり、新型ランドクルーザーでは指紋認証によるセキュリティシステムが採用されるなどクルマ側の進化などが要因だろう。

それでも盗難はなくなっていない。ではどんな時間や場所で狙われやすいのだろうか。自宅や契約駐車場など、7割近くは屋外で盗まれている。使用状況や駐車場周辺の環境などもわかりやすいためだろう。暗がりで人の少ない時間帯がやはり狙い目で、夜間(17時〜22時)と深夜〜朝(22時〜9時)にかけて7割近くを占める。

人目につきにくい夜間が多い

スマートキーの普及によって盗難の手口も変化してきている

また、かつてはクルマの窓ガラスを割って盗むということもよく見られたが、イモビライザーやスマートキーが普及したため鍵を壊して車内に侵入し、ステアリングロックを破壊するといった方法を用いた盗難は少なくなった。

軽自動車など多くのモデルにスマートキーが採用されている

だが、イモビライザーやスマートキーの構造などを解析して悪用されることもあるため油断はできない。スマートキーはクルマに近づけばIDを照合して解錠できるが、その利便性はリレーアタックというスマートキーを電子的に模造して車両を盗むという手口にも利用されてしまう可能性がある。

リレーアタックの対処法としては先ほど触れたように、ランドクルーザー300には指紋認証のセキュリティシステムが全車に標準装備されており、こうした機能は徐々に他モデルにも採用される可能性がある。新型車に今後普及が進んでいけば盗難対策として有効だろう。

ランドクルーザー300に標準装備された指紋認証システム

また、スマートキーは節電モードにしたり、管理するときには金属容器に保管するだけでも防ぐことができる。

手軽なアナロググッズも有効な対策になりえる!

ほかにもセンサーライトやタイヤロック、ステアリングロックなど、視覚的に盗むのに時間がかかりそう、見つかりそうなどと思われるセキュリティグッズも効果的だ。

自宅であればセンサーライトや車両に直接取り付けられるタイヤロックなどもある

減少傾向とはいえ、人気モデルやスポーツカーなど中古車市場で高値で取引されるモデルは今でも多く狙われる。今回紹介したような対策品に加え、市販品でもセキュリティグッズは数多く存在する。

こうしたグッズの値段はまちまちだが、紹介したものをいくつか組み合わせて使用したり、それぞれクルマを置いている場所に適したものを試してみてほしい。

【筆者:MOTA編集部】

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